新生児の泣き止ませ方とはどうやるの?
赤ちゃんがいつまでも声をあげて泣いていると、何かあるのかな?体調が悪いのかな?と不安になりますよね。
あまり泣かせすぎると赤ちゃんがかわいそう、どうしたらいいの?とママは焦ってしまいます。ここでは、赤ちゃんがグズグズと泣いている時のあやし方の手順とコツをご紹介します。
ステップ1:グズグズ泣きだしたらまずは確認
よく寝てくれていた赤ちゃんが泣きだした時、まずは何からしてよいのか悩んでしまいますね。まずは以下のような赤ちゃんにとっての不快がないか確認してあげましょう。
体の不快を確認(おむつ・温度・湿疹や虫刺され)
新生児期の赤ちゃんは、目・耳は未発達な代わりに触覚、嗅覚は敏感です。泣いている赤ちゃんは体の不快を感じているのかもしれません。
おむつが汚れていないか、気温は暑すぎたり寒すぎたりしないか、湿疹や虫刺されなど、痛かったり痒かったりするものはないか、全身の状態を確認してあげましょう。また、体が熱い場合には熱も測ってみましょう。
空腹ではないか確認
赤ちゃんはおなかがすいても言葉で伝えることができません。空腹を伝える唯一の手段は泣くことなのです。母乳・ミルクを最後に飲ませたのは何時だったか確認してみましょう。
おっぱいをあげるとそのままスヤスヤ眠ってしまうこともあります。ママのおっぱいを飲んで安心するのかもしれませんね。
まだおなかの外の世界に慣れていない
赤ちゃんは10ヶ月間おなかの中で暮らしてきました。おなかの中は暗く、母親の心音が聞こえていて、ゆらゆらと羊水中を漂い、体は子宮の壁にぺったりとくっついていました。その状態から一気に外の世界へ出てきたため、まだ慣れなくて泣いている場合もあります。その場合は以下のような対策を試してみましょう。
- 沐浴の時に泣く場合は胸にタオルを置いてあげる
- 心音がきこえるおもちゃを使う
- 横向きや、うつ伏せでやさしく抱いてあげる(呼吸には注意)
- 優しいリズムでゆらゆらゆらす
おくるみでしっかりくるんであげるのも効果があると言われています。胎内の環境を再現してあげることで安心するのですね。
ステップ2:不快要素を取り除いても泣き止まない時は?
どれをやっても泣き止まない赤ちゃん。そんなグズグズ泣きは不快感からくるものではなく、別の原因があるのかもしれません。
泣き声発作(ストレス発散)
急に大きな声で泣き出し、何をしても泣き止まないときは「泣き声発作」かもしれません。これは赤ちゃんにとって大声で泣くことが「ストレス発散」になっている可能性があります。
専門的には「泣き声発作」もしくは「コリック(疝痛)」と呼ばれます。よく泣き出す時間帯は夕方ごろなので「たそがれ泣き」「夕暮れ泣き」とも呼ばれています。
生後2ヶ月ごろまでが多く、5ヶ月ごろから自然に消えていきます。時間的には30~40分持続してしまいます。ママは非常に疲れてしまいますね…。
刺激を与えてリフレッシュ
あらゆる対応をしても泣きやまないときには、子守り歌を歌い抱っこひもに乗せてあげて、外に連れ出すのもよいですね。また、抱っこではなくてもベビーカーに乗せて近所をお散歩、車に乗せてドライブすることでも、赤ちゃん自身も他のことに興味を持って気持ちがまぎれ、ママ自身も自宅で悶々とするよりもリフレッシュできるかもしれません。
時間が遅い、寒い、雨の日など、外に連れ出せないときには、抱っこしながら家事をするだけでも赤ちゃんはママと密着できて安心できるかもしれません。
こんなあやし方は危険「揺さぶられっこ症候群」にしないために
赤ちゃんを必要以上に強く揺さぶり続けることによっておこる「揺さぶられっこ症候群」。赤ちゃんを強く揺さぶる事で起こる病気の総称です。
通常の常識的なあやし方ではまずなるものではありませんが、以下のようなことに気を付けましょう。
- 赤ちゃんを執拗に揺さぶらない
- 1歳を過ぎるまでは高い高いしない
- つかまり立ちや伝い歩きで頭を打たないように注意する
赤ちゃんが泣いてもゆったりした気持ちで
赤ちゃんも人間です。快適・不快などを訴えたいときもあれば、いつもと同じ方法では満足できないときもあります。
ママも人間。疲れてイライラしてしまう場合もありますが、赤ちゃんが泣くのは唯一のママへの意思表示方法。できるだけゆったりした気持ちで関わってあげたいですね。
とはいえママの疲れは溜めたくないもの。パパや身近な人とのかかわりや、ご褒美のおやつタイムなどでこまめに発散していけるといいですね。
生後1か月の赤ちゃん育児についてもっと知りたい方は、以下からごらんになれます。