蓮という漢字の一般的な意味には水草のハスという意味合いがありますが、ハスはお釈迦様が乗っている蓮華座に使われている高貴な草で知られていますよね。また、ハスの中でも白蓮の白い花は穢れがないことを示します。紫色のハスの花もどこか上品で美しくて綺麗ですよね。
【名前の例】蓮(れん)、蓮音(れおん、れお、れんと)、華蓮(かれん)、蓮斗(れんと、りおと)など
その他のおすすめな名前
そのほかにも、一・英・栄・音・愛など、季節に関係なく使える縁起のいい漢字はたくさんあります。一文字でもシンプルながらインパクトがあり、読み方を変えることで個性を出すこともできます。
【名前の例】一(はじめ、かず)、英斗(えいと)、絢音(あやね)、莉愛(りあ)
漢字にはそれぞれ意味があるので、どんな子に育ってほしいかという願いを込めた漢字を名前に入れてあげるといいでしょう。
そのほかの縁起のよい名前で注目したい要素
縁起のいい名前をつけたいなら、名前に入れる漢字の成り立ちや意味を調べたり、左右対称で安定感がある漢字を探してみたり、いろいろな視点から縁起の良さに注目してみましょう。
字の成り立ち
漢字にはそれぞれに意味がありますが、成り立ちによっては物の形をかたどってつくられた文字としての漢字もあります。
ふだんはなにげなく使っている漢字ですが、元をたどれば意外な意味が込められていることもあるので、漢字を名前に使う場合は、その漢字がどんな物から成り立っているのかを調べて、縁起のいい物から成り立っている漢字を選ぶといいでしょう。
左右対称
漢字の中には、貴、真、大などのように左右対称になっているものもあります。
左右対称の漢字はバランスがよく安定感があるため、名前に使うことで運気を上げてくれるとも言われています。
左右対称の漢字はそれほど多くはありませんが、一文字でも存在感があり偏りがなく見た目にも美しく、中には縁起が良いとされる漢字も含まれていますので、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
縁起の悪い名前はあるの?
縁起の良さにはそれほどこだわっていない場合でも、縁起の悪い名前をつけてしまうと気になってしまいますよね。まずは、縁起の悪い漢字や名前にはふさわしくないものを除外してみるのもいいかもしれません。
水を表現した名前
漢字には、さんずいや雨かんむりなどで構成されている水に関する文字もたくさんあります。
たとえば、海は広々とした雄大なイメージがあり、涼はすずしげな印象を与えるので、名前にも好んで使われることがありますが、水に関する漢字は「流れる」「水難にあう」などの意味が連想されるため、名前につけることを嫌がる人もいます。
ただ、特に根拠のあることではないので、気に入った漢字があるなら気にせず使っても問題はないでしょう。
花や植物の漢字が入った名前
花や華、蘭、桜など、植物を表す漢字はよく女の子の名前に使われていますが、花や植物を表す漢字は、「いずれ散る」「枯れる」というイメージから、あまり縁起が良くないと言われることもあります。
ただ、もちろん単なるイメージであり、植物は一旦枯れてもまた芽吹くものですし、今では花や植物を表す漢字は名前に大人気ですので、あまり気にしなくてもいいでしょう。
悪いことを連想させる名前
名前に使う漢字として特に避けておきたいのは、悪いことを連想させるものです。
死や悪など、直接的な悪い意味の漢字はもちろんですが、終わりを意味する了という漢字や、病気の人を支えている意味を持つ久なども、一見しただけではわからないかもしれませんが、あまり良い意味ではありません。
ふだん使っている分には気づかない場合もあるので、漢字の成り立ちなどを調べて、悪い意味を持っていないか確認しておけば安心でしょう。










