夕食前の子供の空腹「お腹空いた攻撃」が大変!
保育園から帰宅後の夕食前、すぐに子供の「お腹空いた攻撃」と空腹からくるイライラなのか「イヤイヤ」が発動。一刻も早く夕食の準備をしたいママにとっては困った問題ですよね。保育園に通われているお子さんをお持ちのママなら、一度は経験をしたことがあるのではないでしょうか。
働くママは、仕事で疲れた体に鞭をうって夕飯の支度、お風呂、寝かしつけなど、帰宅した後の数時間が1日の中で一番疲れるといった人もいるかと思います。
私は現在1歳半の息子がいますが、毎日のように保育園から帰ってくると「お腹空いた攻撃」が始まります。そんな息子と私の毎日の夕食まえの戦いをまずはご紹介します。
帰宅後のコートを脱がせるのも一苦労
1歳半ともなると、もうどこに何が置いてあるのかを把握しています。私の息子は保育園から帰宅すると、真っ先にキッチンへと向かいます。コートや帽子をかぶったまま、食べ物が置いてあるであろう棚を指さして「あ!あ!」と言い、取ってと催促してきます。
ここから、食べ物が欲しくて欲しくて仕方がない息子と私の格闘が始まります。最初の難関は、コートや帽子を脱がせる事です。食べ物の事しか頭にない息子は、食べ物を取る以外の行動をしようとする私の事が気に入りません。コートを脱がせようとする手を払いのけ、体をくねらせながら、さらに大きな声で食べ物が欲しいと訴えてきます。
しかしここでは負けてはいけない、という気持ちがあるので、何度か格闘の末、コートを脱がして片付けます。息子はさらにヒートアップして食べ物を要求してきます。
夕食の準備ができない
コートを脱がし終えた後、私はすぐに夕食の準備に取り掛かります。帰宅して息子が寝るまでの間に私の休憩時間はありません。
急いで準備に取り掛かろうとする私の前には、お腹が空いてイヤイヤしている息子。どうしても食べ物が欲しいと怒って叫びます。そして、何か食べ物をもらえるまでは、私の行動をなにかと阻止してきます。
こうなると、遊んでみても好きなDVDを見せてもどうにもなりません。もちろん、夕食の準備など出来る状態ではありません。
これからの夕食の準備やお風呂、寝かしつけ、明日の準備などを考えると、一向に収まらない「お腹空いた攻撃」に負けてしまいます。
「絶対あげない派」と「あげる派」双方の考えとメリット
皆さんのご家庭では、保育園から帰宅した夕食前のイヤイヤをどのようにしているのでしょうか。各家庭によって様々かと思いますが、2通りのやり方に分かれると思います。
一つは「夕食前に絶対にあげない派」です。いくら子供がお腹が空いたとグズグズしても、夕飯まで我慢をさせると決めている家庭です。2つ目は反対に「何かしらの食べ物をあげる派」です。
正反対のやり方ですが、ママ達の中で、このやり方をしているのには理由があるはずです。次に、双方の言い分と、ママの思いをそれぞれの立場になり考えてみました。
絶対にあげない派
保育園から帰宅後の夕食前、子供のお腹空いた攻撃が始まっても絶対にあげない、という家庭。そんなママの思いとしては、何も子供に意地悪をしている訳ではありません。
夕飯前にお菓子などを食べてしまうと、それでお腹がいっぱいになってしまい、夕飯を食べてくれないなんて事もあります。せっかく時間をかけて栄養も考えて作った夕飯なのに、お菓子でお腹いっぱいになり食べてくれないなんて事になったら、ママはとても悲しくなりますよね。
また、これが継続して続くようでは、お菓子ばかりでご飯や野菜が嫌いになってしまうかもしれません。毎日きちんと栄養満点の食事を3回とって欲しい、健康な体になって欲しいと願うのがママです。
では、絶対に夕飯まで食べ物を与えないようにしているご家庭では、どんなメリットがあると考えられるのでしょうか。
きちんと食事を食べてくれる
お腹が空いているのをずっと我慢して待っていたので、夕飯が出てきたときにとても喜んで食べてくれます。ご飯やおかず、スープまで一気に完食してくれるので、ママとしては頑張って作ったかいがあります。
お腹が空いているので、野菜などもきちんと食べてくれるますし、好き嫌いが少なくなり、栄養も十分にとれ、ママとしては子供の健康面でも安心できます。
少しずつ空腹を我慢してくれるようになる
子供がお腹空いた攻撃をしても、絶対に食べ物をあげないと決めて、それを継続していくと、段々子供もそれを学ぶようになります。
どれだけママに訴えていても貰えないことが子供ながら分かるようになります。そして少しずつではありますが、空腹でも我慢が出来るようになると思います。
日常化してしまえば、それが子供にとっても当たり前となります。
何かしらの食べ物をあげる派
夕食前のお腹空いた攻撃が始まると同時に、何かしらの食べものをあげる派。夕食前だから、本当は子供に我慢をさせたいと思っているママは多いはずです。
夕飯までもう少しだし、我慢して欲しいけど、子供は泣いたり、騒いだり。ママは夕飯の準備をするのも一苦労です。また、帰宅してから子供を寝かしつけるまでの時間帯は、ママにとってはドタバタする1日の中でもとても大変な時間帯です。
子供の為にも、一刻も早く夕飯の準備をして、お風呂に入り、寝かしつけて明日を迎えたいと思うママも多いと思います。子供がそこまでお腹が空いているのであれば、寝る時間が遅くなってしまうよりも、食べ物をあげて夕飯までの時間を待っててもらおうと思う気持ちがあると思います。
では、食べ物をあげる派の家庭ではどのような良い事があるのでしょうか。
夕食準備やお風呂支度などがスムーズに行える
子供に何かしらの食べ物をあげるママの多くが、夕飯の準備をスムーズに行う為だからなのではないでしょうか。お腹が空いてどうしようもない子供を見ながらの夕飯作りは本当に大変です。時間が限られている夜だからこそ、ママは少しの時間も惜しいですよね。
お菓子やおにぎりなど、子供に与えてあげるだけで、夕飯の準備やお風呂の支度がスムーズに行えるのでママとしては外せません。
時間に余裕が出来る
夕飯やお風呂の準備がスムーズに行える分、時間にも余裕が生まれます。家族そろってゆっくり食事をするもの良いですし、お風呂をゆっくりと子供と楽しみながら入っても良いです。
また、子供を寝かしつける時もゆっくり本などが読めるので、昼間にはできない子供とのスキンシップを夜にたっぷりと取ることができます。
共通しているのは、子供の事を1番に考えているという事
いかがでしたでしょうか。保育園から帰宅後の数時間は、ママにとって本当に大変かと思います。でも、子供が小さい時だけの悩みでもあるので、今だけだと思って笑顔で乗り越えましょう。
「絶対にあげない派」と「あげる派」で、双方のやり方は真逆にはなりますが、考えていることはやっぱり子供の為が一番です。
それぞれ賛否両論あるかと思いますが、それぞれのやり方があるのは子供の事を大切に思っているからこそだと思います。育児は家庭によっても違いますし、子供によっても変わります。一概にどの育児のやり方が正しいという事は無いと思っています。
多くのママが悩む場面ではあるかと思いますが、自分の思いや考えに自信を持って、これからも育児を笑顔で頑張っていきましょう。