保育園で気になることがあったとき
保育園からの連絡ノートを読むと、子供が日中どう過ごしていたかわかって読むのが楽しみだったりしますよね。でも、あれれ?ノートに報告がないのに顔に傷が。この発疹はなに?など気になることがある場合も。
先生の不注意への指摘や、もっと気を付けてほしい事を言いたい!など先生に物申したいけど印象を悪くしたくないとお悩みのママもいることでしょう。先生との関係を良好に保ちつつ、意見をきちんと伝えるためにはどうしたらいいでしょうか?
まずは先輩ママたちがそうした場合にどうしているのか、体験談をご紹介します。
モンスターと思われたくなくてなかなか言えない
先生は気づいてないみたいで迎えに行ったとき何も言われませんでしたが、家に帰ってから私が気づきました。上唇に赤紫色 の内出血と、出血して固まった血が上唇にパリパリとくっついていました。
本人は3歳2ヶ月なのですが、本人に聞いても『わからない』だの『あちさんにパンチされた』だの今度は『パンチされてないよ』だの、結局は息子もあいまい。
なんか、モンスターなんとかっていう親みたいに思われたくないし、こんなことで保育園に聞くのもなぁ、とも思っています。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
その後、先生に軽い感じで聞いてみたら「どこかにぶつけたのでしょう」と言われたそうです。モヤモヤ悩むより聞いてよかったのかも。
他のママたちにも聞いてみる
5歳の長男が通っている保育園のことです。 去年の10月から民間の保育園に預けているのですが半年ほど前、なにげなく長男に聞いた質問の答えが気になってます。
「保育園の先生はやさしい?怖い?」と聞くと、「優しいときもあるけど怖いときもある。」というので、なぜ怖いかと聞くと「先生に頭をたたかれたりする。」との返事に驚きました。 どうやら先生の言うことを聞かなかったので叩かれたらしいのです。
同じ保育園に通っている4歳の女の子のお母さんも「うちの子も先生に爪で足ひっかかれたり、叩かれたりした。」とのこと。 出典: www.hoiking.com
現状把握のために、ママ友にも子供の様子を聞いてみるとわかることもあるかもしれませんね。
ちなみに他のママが先生に聞いてみたところ「叩いていない」の一点張りだったそうです。こうした場合で他のママたちの証言もあるのであれば、再度園にかけあってみるのも方法の1つでしょうか。
本当に保育園に伝えるほどの意見なのか冷静に判断
土曜も仕事のため預けているのですが、土曜のお迎えだけ主人に行ってもらっています。先日、主人が私服で迎えに行きました。いつも作業服で迎えに行くのですが、その日は豪雨で服がかなり濡れていたため、家で着替えてから迎えに行ったそうです。
すると今日担任の先生から「お父さん、土曜お仕事行ってるわよね?何かこの間すごいオシャレな服で着たから・・・」と明らかに休みだと疑っている感じの言い方をされました。それを主人に伝えると、とても怒って「園長に苦情を言う!タイムカードをFAXする!」と言っています。
確かに私もムカつきましたが、そこまで怒らなくても・・・と思ったので、「私と子供が苦情言われると気まずくなる」と言ったのですが、「そうならないように言うから大丈夫」と言われ、
私はこれから、子供を迎えに行かなければならないのがとても憂鬱です。もし言っていれば、先生は謝ってくると思いますが、気分は良くないはずです。 出典: komachi.yomiuri.co.jp
これはママがパパに思ったように「そこまでしなくても」という体験談かもしれませんね。言われた側は気分が悪いのでそのままの勢いで意見を伝えたくなってしまいますが、互いに居づらい空気になってしまっては不本意です。
本当にそれは言うべきことなのかどうか、冷静に判断をしたいですね。
上手に意見を伝えるために私が気をつけたこと
保育園に預けてしまえば子供の生活はまるっきり見えませんからママたちは些細な事でも不安に感じてしまうのです。
では何か保育園で気になることがあってママが保育園(先生)に意見を言いたいときに、衝突しない上手な伝え方、私なりに気を付けていたことについてご紹介します。
何よりも冷静さが大切
子供から何か聞いて思わず感情的になりそのままの勢いで先生に意見を伝えてしまうのはやめましょう。まず子供の話を聞き、一度自分の中で落ち着き、できれば次の日などに持ち越してから話をすると冷静さが保てるかもしれません。
しっかりと冷静に自分の知っている情報を整理して、先生に確認をしながらお話をしていけると効率的に話が進められた気がします。
また目的が「謝ってもらう」になってしまうと謝ってもらうまで納得出来ない!逆を言えば謝ってもらえればそれでいい、となってしまいます。意見を伝える際には「何を目的として言っているか」を明確にするようにしていました。
話し合いの際には必ず冷静さが大切ですね。
攻撃的にならないよう注意
私は常日頃ついつい相手の言っていることの揚げ足をとったりだとか、言葉の端々に刺があるような言い方をしてしまったりだとか、攻撃的になりがちな性格でした。
そのため先ほどの冷静さとプラスして、日頃お世話になっている感謝の気持ちもしっかり混ぜながら話をするようにしました。
わかりやすく説明することを心がける
感情的になり言っていることがあちこちにズレないよう、順序立てて話をするように気を付けました。
- 何故いま意見をいうことになったのか経緯の説明
- 向こうの話も聞き、矛盾点がないかの確認
- これからどうして欲しいか改善点を依頼
- 園側はどうしていくつもりなのか対策について確認
順序としてはこのような流れで話を進めていきました。しっかりと話し合いたいところは「改善点」と「対策」についてです。また次にこのようなことのないよう、この部分についてはメモなどをとって確認しておくのも良いかもしれませんね。
担任の先生に話をしよう
何か嫌なこと、気になることがあるときに園長先生や主任の先生などについ言ってしまいがちですが、これは担任の先生にとってはあまり嬉しい行動ではありません。
自分の子供を預けている担任の先生にまず話をして、それでも解決がしないようでしたら上の先生に頼るのも方法の1つです。私はまずは子供の生活を普段から見ている先生に話を聞いてみたほうがいいかなと思いました。
担任の先生がしっかりと対応してくれましたよ。
しっかりと先生の話も聞こう
私の子供が保育園に通っていた頃は、言葉の発達や物事の理解が未熟な時期でした。
一番大切なのは子供がママに訴えている意図。ママに聞いてもらいたい、励ましてもらいたいという気持ちがあるのかなという認識で先生ともお話しするようにしました。
「頑張ってるね」「よく教えてくれたね」と励ましながら、色々な方向から話を聞いて内容を把握しておきつつ、たまに泣きながら園での出来事を話したので、そういったときは先生からフォローをお願いしますと連絡ノートに書きました。
子供がすべてを正確にママに伝えてくれるわけではないと思います。先生ともコミュニケーションをとっておくことが大切と感じました。
冷静と情熱の間ぐらいがちょうどいい
大切な大切なわが子の事。助けてあげたい、救ってあげたいと思ってしまうのが親心です。
その反面、冷静に状況を分析しどのように園に伝えるのかを判断する気持ちも大切です。感情的な意見はクレームと受け止められトラブルのもとになるかもしれません。
求めている結果は「謝罪」だけではなく「再発防止」という事を忘れずに冷静な行動を。同様のトラブルを経験しているママがいれば、同じ境遇のママからの意見を参考にしてみるのもいいですね。