今後の人間関係に響かない妊娠報告の仕方
報告一つで、人間関係が左右されてしまう妊娠。なるべく周りから祝福されて仕事にも励みたいものですよね。
特に上司への報告は同僚への架け橋になってもらう為にも必要不可欠ですので、上手に報告を済ませたいと考えます。そこで報告の為に大事なポイントを5つ紹介します。
流産しにくい10週目を目安に
この頃には心拍が確認出来ている頃です。そして早い人ではつわりが始まる頃でもありますので、勤務に支障をきたさぬようにする為にも、この頃報告するのが良いでしょう。上司が男性で言いにくい、つわりが無いから大丈夫、言いにくい程忙しいなど報告できないと考えてしまいますが、妊娠は何があるかわかりません。
切迫流産など妊娠中のトラブルがおきないとも限りません。その場合、長く休みを取らなければいけません。報告があるのと無いのとでは、周りの心象も違います。流産経験があって、初期に報告することに抵抗があるという人もいますが、経験があるからこそ、周りからのサポートが受けやすいように立ち回ることが大切です。
事前に約束を取り付け、ゆっくりと話せる時間を設けてもらいましょう
妊娠はおめでたいことですが、これは結婚同様プライベートな話ですので、勤務時間内に話す内容ではありません。報告するその日の朝一番に、ゆっくりと話せる時間を設けてもらいましょう。
また、同僚への報告をずらしたいと考えているなら少人数で話が出来るよう上司にも希望を言いましょう。
現在の状況、妊娠の症状について説明しましょう
妊娠の週数や、自分の体調について報告します。上でも話したように、早い人ではつわり症状が出ています。そうなると満足に仕事ができなくなるでしょう。自分のつわりがどのようなタイプのつわりなのかも伝えることで周りへの配慮をしてもらえるかもしれませんので、症状の報告もあると良いでしょう。
休みを取るのなら出産予定日も必ず伝えましょう。流産経験がある人は不安の為か、上司と同僚への報告をずらしたいと希望する人もいますので、報告の順番について希望があれば、それも伝えましょう。
今後仕事をどうしたいのか、勤務体系について相談しましょう
つわりで通勤が大変な場合、勤務時間を短縮したり、出勤時間の調整などについて相談したりすると良いでしょう。また、母子手帳に職場に提出する為のページがありますので、それを見せながら、自分がどの程度の仕事が出来るのかを話し、調整してもらいましょう。
そして産休を取った後、仕事復帰希望の場合はその意志もきちんと話し合い報告しましょう。このとき、会社側が産休の制度が整っていなかったり、過去にとった人がいなかったりして復帰を渋る場合もありますが、妊娠を理由に解雇を迫ることはマタニテイハラスメントになるので出来ませんが、遠まわしに辞めて欲しいと言う可能性があります。希望が叶う可能性が低くても、熱くならず冷静な対応を心がけましょう。
挨拶は大人としての常識、一言添えましょう
仕事をする人間として、「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。」という一言を添えましょう。妊婦が大変ということを知っている人は、あまり多くは無いでしょう。
経産婦でもつわり症状が無かった人にとっては、つわりは未知の苦しみですので、妊婦の辛さがあまり分かりません。自分の態度が職場だけでなく、社会にも影響があることを考慮して大人な対応を心がけましょう。
社会人として、母として常識ある行動を
女性の社会進出や少子化で、妊婦に対する考え方が変わり、優しくなってはいますが、まだまだ受け入れ態勢が整っているところが少ないのが現状です。
大人な対応を心がけ、社会人として常識ある行動を心がけ過ごしましょう。