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妊婦の私が妊娠報告で不安になり、悩んだ理由

妊娠が分かってから悩むのが妊娠報告のタイミングや伝え方、誰に伝えるかです。私は妊娠報告のタイミングについてすごく悩みました。そして正解を探して、検索魔になりました。でもよく考えたら妊娠報告って喜ばしいことでおめでたいこと、なのになぜこんなに悩んだのか、答えは自分で出すしかないのか。妊娠報告で私が悩んだことを紹介します。

PIXTA

妊娠報告を迷う理由

妊娠報告のタイミング、私はたくさん悩みました。私は今妊娠7ヶ月に入り、大変なこともありますが楽しく妊娠生活を送っています。

妊娠がわかってすぐ嬉しくて嬉しくて驚いた反面、妊娠生活はもちろん、仕事をしていたので、誰にどのように妊娠報告をすれば良いのか、何が正解なのか、ネットでたくさん検索しました。

様々な意見を見て更に迷ってしまい、どうすれば良いか分からず無限ループにはまっていきました。

妊娠は嬉しいことで、おめでたいことなのに妊娠報告をするのは私にとっては不安なことばかりでした。なぜそんなに不安になってしまったのか…。

妊娠初期流産の可能性

妊娠初期には流産の可能性が他の期間よりも高くなると聞いていたので、この時期に妊娠報告をするかどうか悩む方もいるかと思います。

妊娠報告をした矢先に流産。万が一そうなってしまえばお互いが気まずくなる。私は流産の可能性がある妊娠初期に報告するのは良くないのではないか、と考えました。

ですが妊娠初期にはほとんどの人につわりが始まります。つわりがある中、仕事を今まで通りするのは体力的にも厳しいですよね。

安定期に入って妊娠報告ができれば、あの時はつわりだったのかと思ってくれる人がいるかもしれませんが、つわりが辛くて妊娠初期に報告しても流産の可能性がある…

考えると答えが出なくて余計不安になりました。

周りの反応

周りの反応 PIXTA

妊娠報告のタイミングで流産の可能性と同じくらい気にした周りの反応。職場や友人の反応は特に不安でした。

私の職場にも友人にも独身、既婚、妊活中と様々な人がいます。きっと誰に妊娠報告しても「おめでとう」と言ってもらえます。

でも実は自慢していると思われているかもしれない。職場では迷惑と思われているかもしれません。

政府は女性推進といい、子供の産みやすい社会にと言っていますが、実際の社会では反映されていないのが事実で妊婦は毛嫌いされていることもあります。

つわりで体が辛いけど、つわりで会社を休むのも周りの反応が辛い。会社に妊娠報告してもその後の周りからの反応が怖い。負のループが続き不安が募っていきました。

迷惑がかかると悩んだ職場への報告

働く PIXTA

妊娠報告のタイミングがつかめないままつわりで会社を休む日が何日か続き、これ以上誰にも言わないで休み続けるのは難しいと思い妊娠初期に上長にのみ伝えました。

でも妊娠を知らない仲の良い同僚が心配の連絡をくれる度に妊娠報告をしていないことが心苦しく感じ、通っている産婦人科の担当医に妊娠報告のタイミングを相談しました。

「流産しても言わなきゃいけない人はいるでしょう?」

そのとおりだと思いました。妊娠初期に流産しても夫にはもちろん、両親には伝えます。職場に細かく説明する必要はないかもしれませんが、少なくとも何日かは休まなければいけませんよね。

私はこの言葉で不安と迷いのループから抜け出すことができた気がしました。

結果的に私は職場に妊娠報告したのは安定期目前の妊娠初期でした。

大切な家族への報告は早めに

妊娠報告は夫には1番に報告しましたが、その後は自分の両親が先?義両親にはいつ報告する?誰に報告するのが正解なのか迷いました。

私はまず自分が相談しやすいし身近にいるため、自分の両親に心拍が確認できてから報告しました。

でも中には義両親への妊娠報告タイミングが遅れて関係が悪くなったという話や、悪印象を持たれたという話を聞いたことがあります。

私も義両親への妊娠報告タイミングは本当に迷いましたが、心拍確認後の妊娠初期に報告しました。

義両親であっても、私にとっても大切な両親であるから早く報告して喜ばせて上げたいと思ったからです。

私はSNSでの報告を避けました。

妊娠報告の方法はどのような仕方が良いか? PIXTA

妊娠報告の方法は口頭で報告する他にも、電話やメール、今はLINEなどのチャットアプリも妊娠報告の方法として考えられますよね。

方法は様々ですが現代では会社への報告と両親への妊娠報告は口頭でという報告の仕方が一般的で、友人や知人にはSNSやLINEなどで報告するという方も少なくありませんね。

私は急ぎで伝えたい人や、どうしても会えないけど伝えたい人以外へは全て口頭で伝えました。伝えたい友人にもわざわざ会う約束をして報告する形を私はとりました。

私が「SNSで妊娠報告しない」を選択した理由

  • 流産、死産の可能性
  • 妊活中の人の反応
  • 投稿拡散の恐れ

出産は奇跡、安定期に入っても臨月に入っても100%無事に赤ちゃんが生まれてくる保障は誰にもできません。SNSで報告した後に流産したら…考えたくなくても考えてしまいました。

また、人の価値観は分からないもので…投稿に対して「イイね!」と思っている人ばかりではないと私は感じてしまい、SNSでの報告は避けました。

それに、身内のみしか見ていないとは限りません…ネットに一度情報を載せてしまったら、もうその投稿は自分のものじゃないと考えました。拡散したら全削除は不可能です。

SNSで報告しないと出産後に報告する人も増えてくると思いますが、SNSで報告するのはあまりにもデメリットが大きすぎると私は考えました。

妊娠報告で不安にならない社会へ

妊娠報告のタイミングや方法に正解はない PIXTA

妊娠報告に正解はありませんでした。私は正解が欲しくて、失敗したくなくて妊娠報告の様々な答えを探しました。

でもよく考えたら妊娠報告は良いことなのに、これほど正解を探したのにはきっと、妊婦が毛嫌いされている社会ということを自分の頭のなかで知っていたからだと私は思います。

妊婦でも仕事して良い、環境も整っている、子供も産みやすい社会になっている、みんな子供を産んでいる。そんな世の中だったらこんなに悩む事はないはずです。

どのタイミングで誰にどうやって妊娠報告をするか、今の社会では全て自分次第です。

今後、妊娠報告が気軽にできる、妊婦さんが普通の人と同じような生活ができる世の中に変わっていけばいいな、と思うばかりです。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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