赤ちゃんがえずく、むせる…離乳食初期のママたちの悩み
離乳食を始めてまもない赤ちゃん。なんとか口に入れたものの、うまく飲み込めない子がいます。ママリにも、困ったというママの声が寄せられています。
ごっくんがうまくまだできず、口に入れると結構な量がだらーっと垂れてきます( ˙-˙ )
それをすくいつつ口にいれ、完食したりしなかったりの毎日です。
(中略)
これがいずれ上手にごっくんできるようになるのでしょうか??
口に入れた後、ゴックンと飲み込むことは赤ちゃんにとって少し難しいようです。せっかくあげてもむせて口から出してしまい、どうすればよいかわからない、と困っているママがいます。赤ちゃんがうまく飲み込めるようにするには、どうしたらよいのでしょう。
離乳食初期の赤ちゃんがうまく飲み込めない理由
赤ちゃんは母乳やミルクを飲んだ経験しかありません。液体ではなく食べものを飲み込む行為には大きな壁があります。赤ちゃんがうまくゴックンと飲み込めるようにするために、どんなことに気を付けたらよいか、管理栄養士の小杉文佳さんにお話を伺いました。
「赤ちゃんは、生まれつき母乳やミルクを飲む能力を持っています。でも、食べることは体が発達し、飲み込む練習をして初めてできるようになります」(小杉さん、以下同)
また、離乳食を始めたばかりの赤ちゃん特有の、発達段階の事情があるそうです。
「離乳食を始めたころは、まだ母乳やミルクを飲む際の赤ちゃん独特の口の動きである哺乳反射がまだ残っており、口を上手に閉じることができません。また、この時期は舌の動きが前後にしか動かすことができません。そのため、口から出してしまったり、飲み込めずむせたりと上手に食べることができないのです」
赤ちゃんがうまく飲み込めない理由がわかると、不安にならなくてすみますね。次に、離乳食をあげるときにどんな工夫をすればよいかみていきましょう。