定期接種
定期接種のワクチンは、接種対象年齢の期間なら公費負担で予防接種を受けられるため、自己負担額は無料です。逆に接種対象年齢を過ぎると費用の助成が受けられず、有料です。自費でワクチン接種を行うときにかかる費用は、数千円~1万円ほど。できれば無料で受けられる「接種対象年齢」のうちに接種を受けたほうがよいですね。
初回接種の回数はワクチンの種類によって異なりますが、追加接種までには期間が空くため、うっかり忘れないように気をつけましょう。
肺炎球菌 (13価結合型)
- 不活化ワクチン
- 接種対象年齢:生後2ヶ月~5歳未満
- 標準的な接種時期:初回/生後2~7ヶ月、追加/1歳~1歳3ヶ月
- 接種間隔と回数:初回/4週間間隔で3回、追加/3回目から60日以上後に1回
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌が原因で起こる肺炎、細菌性髄膜炎、中耳炎などを予防するためのワクチンです。自治体から通知がある場合は生後2ヶ月ごろまでにお知らせがあります。接種時期を過ぎてしまい、自費で受ける費用は8,000円~1万円ほどです。
なお、肺炎球菌ワクチンは、初回をおすすめの接種時期(生後2~6ヶ月)に始められなかった場合には接種回数が変わります。たとえば、生後7~11ヶ月に接種開始した場合は、初回から4週間あけて2回目を接種したら、その日から60日以上あけて12~15ヶ月後に追加1回を接種して終了となってしまうため、計3回しか接種できなくなります。2~4歳ではじめて接種した場合は1回のみです。
もし打ち忘れてしまった場合は、かかりつけのクリニックに子供の月齢・年齢を伝え、スケジュールを確認しましょう。
インフルエンザ菌b型 (Hib)