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毎日6kgの重さを背負って通学?ランドセルに関する調査結果と、適切な選び方とは

PIXTA

「ランドセルを背負って痛みを感じる部分はありますか?」という質問をしたところ、「特になし」と回答した子供が約7割近かったものの、約3割の子供が体のどこかしらに痛みを感じると回答しました。

痛みを感じる部位は、回答の多い順に「首の付け根」「首の後ろ」「ワキ」「背中」という結果に。ランドセルの重みを支える部分に痛みを覚える子供が多いようです。

ランドセルの重さが、子供たちの体に負担をかけてしまっていることが如実にわかる結果だなと感じました。

母親がランドセル購入時に最も重視しているのは「丈夫そう」が1位

株式会社セイバン調べ

ランドセルの購入時もっとも重視した点を聞くと「丈夫そう」が1位となり、次いで「子供が安心して使えそう」「使いやすそう」と回答が多い結果となりました。

6年間というかなり長い期間利用するものであることから、ランドセルの壊れにくさや安全性を重視する傾向となっています。

一方で、重いものを入れて背負う際に大切なポイントである「体にフィットするかどうか」は7位と低い結果に。

6年間で平均約30cm伸びると言われている小学生の身長。身長が伸びる過程の中でも、体になるべく負担を少なくするためにはフィット感も大切だという認識が、パパ・ママの中ではまだまだ低いのかもしれません。

子供の体にあわせて肩ベルトの長さを調節している割合は6割程度

使用中のランドセルに関する調節状況を聞いた質問では、ランドセルの肩ベルトにある穴の位置自体には学齢ごとの差が顕著にはみられない結果に。6年間で平均約30cm伸びると言われている、小学生の成長する体に合わせたこまめな調節を行っていない現状が浮き彫りになりました。

さらに肩ベルトの長さを調節する際、正しい調節方法である「子供の体に沿わせて調節している」を回答した割合は約6割、肩や腰に負担のかかりやすい「ゆとりを持たせて調節している」と回答した人が約3割となりました。

ランドセル+教科書の重さがどんどん重たくなってしまっている現代では、親が思っている以上にこまめな肩ベルトの長さ調節やフィット感調節を行うこと、そしてランドセルを背負うときの正しい知識を身に着けておく必要がありそうです。

体に負担をかけないランドセル選びのポイント

株式会社セイバン

セイバンでは、各直営店にランドセル選びの専門家「ランドセルコンシェルジュ」が常駐しており、ランドセルの正しい背負い方、子供の体に合うランドセルの選び方をアドバイスしてくれます。

きちんとフィット感のあるランドセルを選ぶこと、成長に応じ正しい背負い方をすることを意識すれば、重たい荷物の体への負担はうまく軽減できるそうです。

どのようなポイントがあるのかを紹介します。

1.背中とランドセルの間に隙間がない

株式会社セイバン

背中とランドセルの間に隙間があると、ランドセルの重みで体が後ろに引っ張られるので前傾姿勢になり、肩や腰への負担が増します。ランドセルと背中がきちんと密着していると、荷物の重さは下に引っ張られるので自然な姿勢を保つことができますね。

また特定の箇所だけでなく、肩・腰・背中全体で重さを分散させながら背負うことになるので、その分体に負担もかかりにくくなります。

実際に肩ベルトを調節してみて、正しい状態で背負えるランドセルがどうかをチェックすることが大事です。

2.肩ベルトと背中のフィット性、クッション性をチェックする

株式会社セイバン

ランドセルの重みが一番かかってくる肩ベルトや背中の部分は、なるべく接触面積が広くて荷重を分散する構造になっているもの、クッション性に富んでいて食い込みが少ないものを選ぶのがよいそうです。

最近では、肩ベルトの幅が通常のものよりも太めのタイプのものや、背中部分が低反発素材のタイプのものも販売されているので、そういったランドセルを試してみるのも負担軽減につながります。

3.歩いたり跳ねたりしたときの安定感があるか、金具があたらないかをチェックする

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