スタジオアリスが「パパの子育て参加」についてアンケートを実施
皆さんは、こども専門写真館のスタジオアリスが行っている「ママのミカタプロジェクト」を知っていますか?プレママや0~1歳までの子供がいるママをサポートできるよう、写真館内の授乳室解放や、定期的なマタニティ&ベビーセミナーの開催などさまざまな取り組みを実施しています。
今回は、そんなスタジオアリスが行ったパパの子育てに関するアンケートの結果紹介と、「ママのミカタプロジェクト」内で開催しているパパセミナーについて紹介します。
調査概要
- 調査期間:2018年3月1日(木)~3月6日(火)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:0~1歳の子供がいる全国の子育てママ 200名
アンケート結果から見えてきたパパの子育て参加に対するママの本音
ここからはアンケート結果の詳細について紹介していきます。
ママたちの回答から見えてきたのは「一番味方になってほしいのはパパ」「もっとパパに育児に参加してほしい!」という本音でした。
皆さん自身の心情と照らし合わせながら、ぜひ読み進めてみてくださいね。
ママにとって一番味方になってほしいのは?
最初に「ママにとって一番味方になってほしいのは?」と聞いたところ、「パパ(夫)」と回答したママが約9割と圧倒的な結果に。次いで自分の母親、父親と続きました。
やはり、子供の父親であり最愛のパートナーであるパパ(夫)には自分の気持ちを理解してもらいたい、どんなときでも味方でいてほしいと思っているママが多いようです。
核家族化が進んでいる現代では簡単に親には頼れず、ワンオペ育児をしていると感じることがあるママが増えています。だからこそ、困っているときには一番身近なパパに手を貸してほしい、頼らせてほしいと考えるのはごく自然なことなのではないでしょうか。
現在のパパの育児参加時間は?
次に現在のパパの育児参加時間状況を聞いたところ、平日の平均時間は約1時間でした。どうしても平日は仕事に行かなくてはならない人が多いため、育児に時間を割くことはなかなか難しい傾向にあるようです。
筆者の娘が通う幼稚園のママ数人にも聞いてみたところ、アンケート対象のママより子供の年齢は大きいものの、平日のパパは子供が起床する前に出勤もしくは子供が就寝した後に帰宅という家庭が大半で、パパと遊べる時間が確保できたら奇跡に近い、という回答ばかりでした。アンケート結果でも平日の育児参加時間が0分であるという回答が約2割を占めているので、同じような状況の家庭が少なくないのだろうなと感じました。
休日の育児参加平均時間は約4時間という結果に。平日なかなか子供と遊べる時間が取れない分、休日はしっかり子供と向き合おうとしているパパが多いようです。
ママに自由時間はあるの?
「あなた(ママ)に自由な時間はどのくらいありますか?」という問いに対しては、平日が平均1時間半ほど、休日が平均2時間ほどという回答となりました。今回0~1歳というかなり手のかかる時期の子供を持つママを対象にアンケートを行ったこともあり、相対的に自由時間は少ない傾向にあるようです。
「自分自身も寝不足だったり1日3食まともに取れなかったりと大変だったな…」と当時を思い出しながら結果を見ていましたが、改めて「自由時間は1時間半」と数字を見ると、小さな子供を持つママは本当に息をつく暇もなく育児にいそしんでいるのだなと実感させられました。
また、少しショッキングだったのが、自由時間ゼロのママが平日休日ともに15%を超える結果であったことでした。具体的なことは分かりかねますが、仕事が相当忙しく、平日はもちろんのこと休日も疲労困憊で子供の相手にまで気が回らない…というパパが多いのかな、という印象を受けました。
家計を支えてくれているパパの頑張りは十分理解できますが、ママだって平日休日関係なく育児家事に奮闘しているため、せめて家にいる日は少しだけでも育児に参加してくれたらうれしいし助かるのにな…と思わずにはいられませんでした。
ママがほしい自由時間は?
続けて「希望する自由時間は一日あたり何時間ですか?」という問いの回答では、実際に確保できている自由時間と比べて平日・休日ともに1時間もの差がありました。
平日・休日ともに一番回答が多かった希望自由時間は3時間。ショッピングや美容室の予約、まとまった睡眠など、ゆっくり自分のために使えるような時間を望んでいるのかな、と思いました。
まとまった自由時間を確保できると、ママも一気に気持ちをリフレッシュできて今後の育児への活力につながりそうですが、実際にはもっと少ない時間しか自由になれない難しい現状があるようです。
パパにやってほしい育児はなに?
パパ(夫)にやって欲しい育児は何かを聞いたところ、第1位は約9割のママが回答した「子供の遊び相手」、次いで「子供のお風呂」「おむつ替え」という順に。この結果には筆者も思わず共感してしまいました。
わが家でも平日に育児時間をとることが難しい分、休日には子供の遊び相手やお風呂入れをほぼ100%パパに任せています。少し極端な配分ですが、平日はまるまる筆者が相手をし、休日は筆者が在宅していたとしてもパパが相手する時間をぐっと増やすことで、「パパ・ママ両方と一緒に何かをした」という意識を子供に持ってもらうようにしています。
そうすることを心がけたことで、以前は何をするにも「ママとが良い!」と言い張っていた娘が、今では「パパと○○したい」と言うように。筆者自身も精神的に楽になり、パパも前より娘の成長を感じる時間が増え、結果的に良い方向へ向いたな、と思っています。
娘いわく「お休みの日はパパとたくさんおしゃべりしたり、遊べたりできてすごくうれしい」とのこと。その一言を聞いて「子供は誰と過ごしたのかを親の想像以上にきちんと把握しているのだな」と改めて感じました。今回のアンケート対象となったママの子供たちは、0~1歳とちょうど人見知りがスタート・真っ最中な時期なのではないでしょうか。そういう時期だからこそ、パパとのふれあい時間を意識的に増やして、パパ見知りになってしまわないようにするのも大切かもしれませんね。
パパコミュニティーがあったら共有してほしいことは?
スタジオアリスの行ったアンケートでは、パパ同士の友達やネットワークを作ることのできる場や、育児や遊びなどをレクチャーするセミナーがある団体に所属するパパが1割以下とほとんどいない結果に。
それに対し、パパコミュニティーに企業が参加してほしいと望むママは約8割となり、パパコミュニティーで共有してほしいことを聞くと「子供との遊び方」「子供の発育」「寝かしつけ・夜泣き対応」が6割以上の回答結果に。
なかなか育児書やネットの情報だけで解決できるものではない子供の育児。忙しいと情報収集する時間すら確保するのが大変になるので、パパにとってはコミュニティーに参加して直接専門家から話を聞いたり、同じ立場のパパ同士で情報交換したりする方が効率的なのかもしれませんね。
筆者自身も、ママ友ができてから子育ての悩みや愚痴などを共有・共感できるようになり、ずいぶんと精神的に楽になりました。きっとパパも、パパ友が増えたら視野も広がり育児をより楽しめるのではないかなと思いました。
パパセミナーの内容を一部紹介!
スタジオアリスではアンケートの回答結果や、高まるママの声と期待に応え、パパにしかできない子育て術やパパ同士で育児について語り合える場を「パパセミナー」という形で実施しています。
次回開催予定のパパセミナーについてちょっぴり内容を紹介します。
ゲストはあそび歌作家福田 翔さん&「スゴパパ工場」工場長杉山錠士さん
次回開催されるパパセミナーは2018年8月5日(日)にららぽーとTOKYO-BAYで行われます。
今回のセミナーのゲストはあそび歌作家福田 翔さんと「スゴパパ工場」工場長杉山錠士さん。
福田さんは、都内の保育園勤務後2014年よりあそび歌作家として活動を開始し、全国で子供・親子向けのあそび歌コンサートや、保育者向けの講習会を行っています。2018年2月にはNHKEテレ『おかあさんといっしょ』の月歌『おはよう!』の作詞・作曲を手がけています。
杉山さんはNPO法人ファザーリング・ジャパン関西に所属、ベビーリンパアクティベーション・インストラクター、家族にスゴイ!と言われるパパになる方法を伝える「スゴパパ工場」の工場長などの複数の肩書を持つ方で、精力的にパパ向けの講演活動を行っています。
今回のセミナーは2部構成。1部は2人のトークショーとあそび歌のコンサート、2部は杉山さんのトークショーと絵本の読み聞かせが行われる予定です。どんな内容のトークショーになるか詳細は未定となっていますが、子供の心をつかむことが上手な2人から聞ける話は、きっとこれからの子育てに役立つこと間違いないのではないでしょうか。あそび歌、絵本読み聞かせに参加して子供の反応を見るのも楽しそうですね。
こちらのセミナーに参加された子育てパパ・ママには、先着で毎日の子育て役立つアイテムがいっぱい詰まったプレゼントがもらえます。スタジオアリスが掲げる「ママのミカタプロジェクト」に賛同した企業からの、おすすめアイテムのサンプルが入っていますよ。気になる方はぜひ問い合わせをしてみましょう!
セミナー内容詳細
- 日程:2018年8月5日(日)
- 場所:ららぽーとTOKYO-BAY 西館1階 西の広場
- 開催時間:セミナー① 11:00~12:00【福田さん・杉山さんトークショーとあそびうたコンサート】
- 開催時間:セミナー② 14:00~14:40【杉山さんトークショーと絵本読み聞かせ】
- 予約受付方法:トイザらス・ベビーザらス船橋店サービスカウンターにて予約受付
パパの子育て参加を応援してくれる人や企業団体は増えています
今回のスタジオアリスが行ったアンケート結果から、「子育てママが一番の味方になってほしいのはパパ」「もっとパパに子育てに積極的に参加してほしい」という本音をママたちが持っていることが分かりました。
以前に比べて男性の子育て・育児参加が叫ばれるようになったものの、まだまだ行動に移すのが難しかったり方法がわからなかったりするパパが多い現代。ママが直接指摘するのも良いですが、異性から言われるとつい素直に聞けなくなってしまうことも。そんなときは、パパセミナーやパパコミュニティーなどで同性同士で学び合いや情報交換ができる方が「自分ももう少し頑張らないと!」と思えるのかもしれません。
スタジオアリスのパパセミナーをはじめ、最近ではパパの子育て参加を応援してくれる企業団体はずいぶんと多くなっています。気分転換を兼ねて、そのような企業団体が行うセミナーに参加してみると新しい発見がきっとあるはず。ぜひ皆さんも、パパに「行ってみようよ」と声かけしてみませんか?