子供の名づけ、皆さんの思いは?
赤ちゃんを授かったときに誰もが頭を悩ませる「名づけ」。パパやママはもちろんのこと、おじいちゃんやおばあちゃんたちもそれぞれに縁の深い漢字や音を考えることでしょう。
ベビー用品販売店の「赤ちゃん本舗」では、赤ちゃんの名前に関する調査を行い、2018年上半期の名づけランキングと漢字別ランキングを発表しました。
調査概要
- 調査対象:赤ちゃん本舗会員情報のうち2018年1月1日~6月30日に登録された子供の名前
- 調査件数:37,946件(男・19,978件、女・17,968件)
- 株式会社赤ちゃん本舗調べ
2018年上半期赤ちゃんお名前ランキング
2018年も上半期にはさまざまな出来事がありました。その中でも元気に赤ちゃんは生まれています。名づけは世相を反映するなどといわれることがありますが、2018年上半期はどのような名前が多いのでしょうか。
男の子・女の子それぞれのランキングが発表されています。子供の名前を考えているプレママやそのご家族はもちろんのこと、名づけの今昔を考えてみたいという方もぜひご覧くださいね。
2018年上半期赤ちゃんお名前ランキング・男の子編
- 男の子は「蓮(れん)」「大翔(ひろと)」「陽翔(はると)」が安定の人気
- 名前の読みは「はると」「ゆうと」が人気
- 「大和(やまと)」など古風な名前も注目されるように
「男の子らしさ」を印象付ける名前が増えています
「○○た」「○○と」というように、音だけで男の子だと感じられる印象の名前が増えたと筆者は感じます。また、シンプルな読み方の中でも、画数の多い漢字を当てて印象付けているのだなと思いました。
「大和(やまと)」「湊(みなと)」「樹(いつき)」など、シンプルで古風な名づけが増えていることも、時代は変わったという印象を受けました。
2018年上半期赤ちゃんお名前ランキング・女の子編
- 「咲良(さくら)」「結菜(ゆうな)」が昨年に引き続きトップに
- 春らしさを感じさせる名前が多い傾向にあります
- 女の子で漢字3文字の名前が20位以内にランクインしたのは、2005年にランキング調査を始めてから初
女の子らしいふんわりとした名前が上位に
女の子の名前は、「陽菜(ひな)」「あかり」といった春めいたイメージの名前や、「美月(みつき)」「紬(つむぎ)」といった季節感をイメージさせる名前が上位にきていることに気づきました。
読み方は「あん」「ゆあ」「ひな」というように、かわいらしい響きなうえリズム感がある名前が多いですね。
ふんわりとしているけれど、漢字で表したときの文字並びのきれいさが表現できていると感じました。
2018年上半期漢字別ランキングに見る注目の名づけ漢字は?
これまでは男女別に「名前」について着目してきました。ここからは、名前にあてる漢字について男女別に見てまいります。
ママやパパが大好きな漢字を子供に渡したい、漢字一文字にたくさんの意味を込めたいなど、いろいろな思いが伝わります。
また、トレンドを意識しながらフルネームで記載したときの文字のバランスも気にしたい、と思うママやパパもいるかもしれませんね。たくさんの漢字を参考にしてみてくださいね。
2018年上半期名づけ漢字別ランキング・男の子編
力強さや優しさが伝わる漢字が多数
- 「太」「大」「悠」というように、おおらかなイメージの漢字が多い
- 「陽」「蒼」「晴」「輝」というように空をイメージする漢字も人気
- 漢字一文字だけで男の子であることをイメージできるものも多い
これは、調査対象となった名前の中で使われていた漢字のランキングです。「太」「介」「郎」というように一文字で男の子であることがわかる漢字が多くランクインされています。
また、「翔」「樹」「斗」というような力強さを感じられる漢字だけではなく、「優」「結」「希」といった優しさを表現できる漢字も使われていますね。
2018年上半期名づけ漢字別ランキング・女の子編
- 草花にまつわる漢字がトレンド
- 「希」「優」「結」は男の子と共通で人気
- 「愛」「美」「紗」など女の子をイメージさせる漢字も多い傾向に
美しさが伝わる漢字が多数
女の子は、優しくもあり凛とした強さを感じられる漢字が使われているように感じられました。漢字一文字だけでも、明るさや優しさ、美しさなどが十分に伝わります。
2017年に引き続き、2018年上半期でもランキング1位である「菜」は季節感や「な」という柔らかい語感などが初春~初夏にぴったりの漢字であることがわかります。
男女総合では「結」が人気上昇中
2017年上半期の結果と比較すると、2018年上半期は男の子17位・女の子2位の「結」が急上昇していることがわかります。
実は男の子部門で「結」は、調査を始めてから、初めて20位以内にランクインした漢字なのだそうです。
人の絆やつながりをモチーフとした、映画『君の名は』の流れがあるのではないか、という調査を行った赤ちゃん本舗の見解が出されていました。
ぜひ、思いを込めた名前をつけてください
どのご家族も大切な新しい命に、たくさんの思いを込めた名前を付けていることがわかります。
わが家の子供たちは3人いますが、それぞれ小学校時代に「名前の由来」を調べる宿題に付き合った思い出があります。それ以来すっかり子供たちの名づけの理由などを忘れておりましたが、妊娠中は画数を調べたり、苗字との漢字のバランスを調べたりと夫婦で奔走した思い出があります。
これから名前を付ける人はもちろん、すでに子供がいる人は、プレママの頃を思い出し名づけの背景を思い出してみてはいかがでしょうか。
そのころの世相や流行なども同時に思い出すことができますよ。