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ママの「大丈夫」は子供に大きなやる気を引き出す! 1年で完了「トイトレのテッパン法」

子供が成長をしてくると、トイレトレーニングのことが頭をよぎるママも多いのではないでしょうか。いつ頃から始めればよいのか、どのように段階を踏んでいけばよいか、どんな物を使えば効果的なのかなど、気になるポイントはさまざま。今回は、実際に筆者が経験したわが子のトイレトレーニングについて紹介。これからトレーニングを始める方や、なかなかうまくいかない方の参考になれば幸いです。

PIXTA

思い通りにはいかないトイレトレーニング

トイレトレーニングをいざ始めようと思っても、どのように進めていけばよいのか分からない、何を用意すればいいのか検討がつかないという方も少なくないかと思います。

また、実際にトレーニングをスタートさせても、子供がやる気を示さないなどの理由で思ったようにステップが踏めず、焦りが募る、イライラしてしまうなどの声も。お友だちがトイレトレーニングを成功させた、なんて話を聞いた日にはいっそう焦ってしまいますよね。

先日、ママリへ下記のような投稿がありました。

トイレトレーニングが全く進みません
もう嫌になってきました
2歳ぐらいから始める止めるを繰り返して
もうすぐ3歳ストレスの限界です
オシッコも1度も成功した事はなく、
ウンチなどをしそうなポーズをした時
トイレにつれていっても成功しませんでした

トイトレを始めた頃は、ネットや保育園に通ってるママ友に教わりながら淡々と進めていたんですが
泣き叫ぶ子供を見て主人や親が可哀想だと私を集中攻撃
私の心が折れてしまい断念

(中略)

周りのママ友達はもう取れてる子ばかりで
悩みを共有できなくなってしまいました
やはり、優しく言ってもダメなので
怒鳴ってでも慣れさす方がいいでしようか?
今では諦めムードで2年保育の幼稚園に入園させようと考え始めてます
ママリ|ママの一歩を支える、女性限定Q&Aアプリ

娘さんのトイレトレーニングがなかなか進まずストレス、そして我慢の限界…というママからの投稿です。

早くおむつが取れるように、と率先してトレーニングを進めようとしても、子供自身がやる気を見せない、トイレに行くことを怖がる・嫌がるなどの状況が続くと、だめだと分かっていてもついイラッとしてしまいますよね。

育児書やネットの口コミ、育児相談でのアドバイスなど、参考になる情報は数多くありますが、実際に他のママたちがどのようにトイレトレーニングを進めて成功したのか気になりますよね。

今回は、筆者の体験談を紹介したいと思います。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

わが家流「トイレトレーニング」

おむつ PIXTA

わが家の娘は娘は2014年1月生まれ。今は幼稚園の年長で、きょうだいはいません。比較的早いタイミングから単語や2語文が出始め、2歳の誕生日を迎える頃には親とのコミュニケーションもずいぶんとスムーズになっていました。

トイレトレーニングを始めようと思ったキーワードは、ずばり「幼稚園満3歳児クラス合格」と「夏」。焦らない、失敗してもがっかりしない、を意識しながら取り組みました。また、トレーニングの段階を踏むごとに子供が喜びそう、使い勝手が良さそうなアイテムも随時取り入れました。

今回はトレーニング中に心がけたこと、積極的に行ったこと、購入したものなどを紹介します。

幼稚園の決定と夏の到来がトイレトレーニングスタートのきっかけ

2歳の誕生日を迎えた頃から、筆者自身はネットや育児書、先に子供が生まれている友人などから情報集めを開始。「冬場はぬれたおしりが冷たくなってしまいかわいそう」「万が一布団などにおしっこをした場合、洗濯しても乾かないかもしれない」といった理由から、暖かくなってから行うという結論を出しました。

そのかわり、Eテレの幼児向け番組『いないいないばあっ!』のトイレソングを聞く、受講していたこどもちゃれんじのトイレトレーニング関連教材を一緒に読む(遊ぶ)、「お外でセミさんが鳴き始めたら、トイレでおしっこシーしてみようね」と声かけをしながら実際のトイレを見に行くなど、イメージトレーニングをいろいろと行ってみました。

そして6月下旬、受験した幼稚園の満3歳児クラスに合格。幼稚園探しが一段落したこと、そして夏本番が目前ということもあり、トイレトレーニングをスタートさせました。

トイレでうんちとおしっこの成功体験を体感させる

まず最初に行ったのは、「おむつをした状態でトイレへ連れていき、実際にうんちとおしっこをさせてみる」ということでした。

独立したおまるは、使わなくなったときに邪魔になるだろうと思いトイレに取り付けて使うタイプのものを用意。また、本来のトイレ使用時と同じ動作になるよう、両サイドに持ち手があるタイプを選びました。

そのほかにも、便座へ座った際に足がブラブラしてしまうのを怖がる場合や、きちんと踏ん張れないということも考慮し、大きめサイズのステップスツールも準備。

ご飯が済んだ後や、お風呂に入る前、寝る前など、毎日同じタイミングで「トイレに行ってみようか」と声かけし、おしっこやうんちをしたいかどうかは関係なく、トイレへ座ることを生活のリズムに取り入れてみました。そのときにほんの少しでもおしっこが出たらしめたもの。「トイレでシーができたね~!」とこれでもかと褒めちぎりました。そのときに見せてくれた満面の笑みは、今でも記憶に残っています。

トイレへ行く前におむつをはかせてしまい、おまるへ座っても全く出ないときも多々ありました。そんなときには「おしっこやうんちがしたくなったらママに教えてくれる?一緒にトイレへ行こう」と繰り返し伝えるように心がけました。次第に娘から「トイレ行きたいな」と言ってくれるようになり、おむつをはかせる回数が徐々に減ってきました。

ゆくゆく持ち手を外して使うことも可能「ポッティス 補助便座」

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リッチェル ポッティス補助便座

わが家の娘も使っていたリッチェルの「ポッティス補助便座」は、またがずに座るスタイル。両サイドにはつかんで力を入れやすいようグリップが付いています。子供の成長に合わせて取り外しも可能で、段階を踏んだトイレトレーニングが行えます。

便座の横ずれを防止する便座ガードや固定具、おしっこの飛びちりを防ぐおしっこガードなど、快適に使いやすい工夫がされていますよ。

わが家ではトイレトレーニングを始めた頃から、娘自身が「もう使わなくても大人のトイレでできるよ」と言うようになるまで約2年間、毎日お世話になりました。

大きめサイズはさまざまな場面で大活躍「BOLMEN ステップスツール」

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IKEA BOLMEN  ステップスツール

大きめサイズのステップスツールです。最大荷重150kgと大人が乗っても平気な作りながらも、本体自体は軽く子供でも簡単に持ち運びができます。足を置く面に滑り止めが付いているので、うっかり滑らせる心配もありません。

わが家ではトイレトレーニング時、大人のトイレに補助便座を設置、そしてトイレ前方にこのステップを置いていました。25cmとしっかり高さもあるので、足がブラブラしてしまうこともなく、上手に使えていました。

今ではトイレを使用する際に必要がなくなってしまいましたが、洗面台を使用するときや自分の身長が届かない場所の物を取ろうとするとき、自分で運んで使っています。

やる気になるアイテムを追加して成功率を高める作戦に

ハイタッチ PIXTA

自分からトイレへ行きたいと言ってくれるようになり排泄の成功率が上がってきたので、「さらにやる気が出るように娘が喜ぶアイテムを使おう」と思うようになりました。そこで用意したのが、トイレトレーニング用のシール台紙と初めての布パンツでした。

シール台紙は、当時シール貼りが大ブームだった娘に見せると大興奮!「トイレでうんちやおしっこを上手にできたら1枚貼れるからね」と伝え、しばらくようすを見ました。

シールが貼れるごほうびは本人にとって相当魅力的だったようで、今までよりも飛躍的にトイレ成功率がアップしました。自分で数種類の中から好きなキャラクターのシールを選べること、成功したらどんどんシールが台紙に増えていくことがうれしかったようです。

また「お姉ちゃんパンツ」と称して、娘にとって初の布パンツも使ってみることに。「きちんとトイレに行ける人がはけるパンツだよ」と伝え、赤ちゃん用品店で娘自身にパンツを選んでもらいました。自分で選んだパンツ、ということが本人には非常によい刺激だったようで、「お姉ちゃんパンツはぬらしたらだめなんだよ~」と、本人も繰り返し言っていました。

「お姉さん(お兄さん)」「自分で自発的に選ばせる」といった、子供のちょっぴり背伸びしたい気持ちを上手にくんであげながらトレーニングを進めたことが、結果として自発的にトイレへ行くという行動へつながってくれたので、良かったと思っています。

ディズニーキャラクターズ トイレトレーニングシール台紙 じぶんでできたよ! はじめてシート

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ディズニーキャラクターズ トイレトレーニングシール台紙 じぶんでできたよ! はじめてシート

トイレトレーニングを楽しく進められる、かわいいディズニー柄のシールと台紙のセットです。

できたら数字の順番に一つずつシールを貼る、カレンダーに見立ててトレーニングが成功した日付と同じ場所にシールを貼るなど、工夫次第でさまざまな使い方が可能ですよ。

シールの大きさや種類も複数あるので、途中で飽きてしまうことなく使えます。わが家では「うまく成功する度に一つシールを貼る」というルールにし、成功したら自分で好きなシールを選ばせ、台紙に貼ってもらうようにしました。「今日は1日に○個もシールが貼れたね!頑張ったね」と声がけをすると、笑顔でうれしそうにしていました。

大好きなキャラクターがトレーニングを応援!「アンパンマン パンツ」

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アンパンマン パンツ〈2枚組〉

かわいらしいアンパンマンたちがプリントされた、2枚組のパンツセットです。いわゆるトレーニングパンツではない分、布も分厚くなく、はいても洋服がもたついてしまう、蒸れてしまってかゆくなってしまうなどの心配は少なめ。

大好きなキャラクターがプリントされている、前部分に小さなフリルや飾りリボンが付いているなど、ちょっとしたことが子供には非常にうれしいようで、はくたびに見てはニコニコしていました。

「おむつを外してすぐに布パンツは心配…」という場合には、もちろんトレーニングパンツを使うのも手です。ですが季節によっては、生地の厚みのせいで蒸れが生じる、暑がってはきたがらないなどの問題も少なからずあるので、すぐにはかせないとしても用意だけはしておいても良さそうです。

おむつはずし最終段階!就寝中のおねしょ対策

6月末頃から始めたトイレトレーニング。本人の頑張りもあり、昼間の時間帯に関しては1ヶ月半程度でほぼ成功率100%までになりました。ですが、夜寝ている間のおむつはずしは、布団がぬれる可能性に筆者自身がちゅうちょしてしまったこともあり、スタートが遅くなってしまうかたちに。結局、夜のトイレトレーニングは10月末頃からスタートしました。

なるべくおねしょをされた場合でも、被害を最小限にとどめたい!と探し出したのが、ズボンタイプのおねしょ対策ケット。布団全体をおおえる防水仕様のシーツを使うことも考えたのですが、よりピンポイントでおしっこを吸収してくれるうえ、すぐに脱げて処理が楽なのでは、と思いチョイスしました。

娘には寝る前必ずトイレへ行くことと、「このズボンをはくとおねしょをしなくなるよ」と暗示をかけてから寝室へ向かうことをルーチン化しました。寝る体制をしっかり整えてから眠りにつくことで娘自身も安心できたのか、朝までぐっすり眠る日が増えたな、と感じました。

うれしいことに、おねしょ対策ケットがぬれることは1度もなく3歳の誕生日を迎えたため、晴れてお役御免。無事にトイレトレーニングは終了しました。

寝冷え対策にも使える!「おねしょ対策ケットズボンタイプ」

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おねしょ対策ケット ズボンタイプ

ズボンタイプの防水ケットです。表裏のパイル生地で防水生地を挟んだ三層構造が、うっかりおねしょをしてもきちんと吸収してくれ、布団への漏れを防ぎます。三層構造になっていながらも乾きやすさは抜群なので、不快感も軽減してくれますよ。

厚手の生地のため、寒い時期にはおなかの冷えを防げそう。わが家の娘はトイレトレーニングが終了してもしばらくはいていました。

周りと比較せず自分の子供を見守る

見守る PIXTA

知り合いや近所に同じくらいの月齢の子がいると、つい「あの子はもう自分でトイレに行くのに、うちの子は…」「うちの子だけまだおむつをしている…」などと比べてしまうこともありますよね。

当時、筆者自身も布パンツへおしっこをしてしまった娘に対して、「お友だちの○○ちゃんはもうずっとお姉ちゃんパンツをぬらしていないよ!」と言ってしまったことがありました。そのときの今にも泣きそうな顔を見て、しまった…!と慌ててフォローしたことを覚えています。

誰かと比較して進捗をチェックするのは、子供からやる気を奪ってしまったり、親自身もいらないストレスを感じてしまったりと、余裕がなくなり良いことがありません。一人一人個性があるように、トイレトレーニングの進み方もそれぞれ。ゆっくり見守っていこう、という気持ちを常に持っておきましょう。

親はどーんと構えて子供を支えてあげましょう

見守る PIXTA

トイレトレーニングは、始める時期も終了する時期も個人差があるもの。わが家の娘は3歳になる前にトイレトレーニングを済ませたので、幼稚園の満3歳児クラスへ通い始めた頃には1日中布パンツで過ごしていましたが、クラスメイトの中には1日中おむつが外れない子、幼稚園へは布パンツで行けるけれど、帰宅したらすぐおむつにはき替えたい!という子など、状況はさまざま。年長さんになった今でも、娘の友だちには就寝中のおむつがいまだに取れない、という子が意外と多くいます。

園や公園で遊ぶ子供たちを見ていると、集団で遊ぶ子・1人で黙々と遊ぶ子、きちんと自分の思いを伝えられる子・そうでない子など、本当にタイプが違うのだな、と改めて感じさせられます。子供たちの個性に、ママたちが柔軟に対応し見守ってあげることで、のびのびと過ごせるのではないでしょうか。

トイレトレーニングは子供と親、双方にとって少々デリケートなことかと思います。どうしても周りを気にして焦ってしまう…その気持ちも十分に理解できますが、トイレトレーニングの進捗に対し子供と一緒になって慌てたり焦ったりするのではなく、どーんと構えて子供を支えてあげてください。失敗してしまったときに言ってもらえる、ママからの「大丈夫」の一言は、予想以上に子供のやる気を引き出しますよ!

無理せず、焦らず、比較せず。子供の大きな成長を、優しく見守ってあげてくださいね。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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