子供が離乳食を食べてくれず、つらい思いをしたことはありませんか?
生後半年頃をめどにスタートする離乳食。子供の月齢や離乳食の進み具合によって、食べさせる食材や形状に変化があり、下ごしらえ、調理も大人の食事と分けて行わないとならず、ママたちは一生懸命準備していることと思います。
しかし、手間ひまかけて作った離乳食を、なかなか子供が食べてくれず悩んだりつらい思いをしたりしているママは意外と多い。
先日、ママリにもこんな投稿が寄せられました。
次男を手放したいです苦しいです。
離乳食をはじめてから全くもって食べてくれなかった次男。
1歳1ヶ月になってやっと食べてくれるようになって
最近ようやく平均の量を食べれるようになりました。
かと思いきや一昨日からなぜか口に含んだらそのままボケーっとしているだけ。
いっさいモグモグしようとしません。ちなみに今中期食です。
(中略)
やっと、やっと作り甲斐ができて離乳食の時間が楽しいと思えるようになったのに。
口に含んでボケーっとこっちを眺めてくる次男(3食毎回です)にイライラして
さっきついに頬っぺたを叩いてしまいました。
もう本当最低な母親です。
食べないのには何か理由があるはずなのに。
それを探ろうともせずにイライラして叩いてしまうなんて本当に最低なことをしたと思ってます。
うちの子も食べないよ、又は食べなくなったよってお子さんお持ちの方
毎食どうしているか教えてください。
心が折れそうです。次男を見るたび叩いてしまった事実に申し訳なくて仕方ありません。
子供が離乳食を食べてくれないことにイライラしてしまい、つい子供のほっぺたをたたいてしまった…と嘆くママからの投稿です。
メニュー内容や栄養に気をつけて毎食作っているのに、ほとんど食べられることなくたっぷりと残ってしまった食器を見るのは、切なくやるせない気持ちになってしまうものです。「似たようなメニューばかり出していたから?」「私の味付けの仕方が悪かったのかな?」などと自分を責めてしまい、自信をなくしかけてしまうことも。
子供が離乳食を食べてくれる打開策を知りたい!と考えているママ、そんなときは他のママのアドバイスを参考にしてみませんか?
私はこうしました!先輩ママたちの離乳食イヤイヤ解決策
ここからは、先輩ママたちの離乳食を食べさせる際のポイントやコツを、一部抜粋して紹介します。
先輩ママたちも、あの手この手で子供たちが離乳食を進んで食べてくれるよう工夫しているのだな、と参考になる投稿がたくさん。皆さんも「お!」と思う投稿が見つかったら、ぜひ実践してみませんか。
1.子供の前で大人が食べている姿を見せてみる
人が食べてるもの、してることに興味がある月齢なのでわざと目の前で食べてみたりお兄ちゃんとママが食べてみたりしたら、意外とうまくいくかもしれません😊
まず紹介するのは、「子供の前で大人が食べている姿を見せてみる」という案。
ママやパパのしていることや持っている物を「自分もやってみたい!」と興味を示すことはありませんか。その好奇心を利用して、子供の前でママやパパが食事をしている姿を見せると、「自分も食べたい!」と手を伸ばしてきてくれる可能性が。
その際、子供に「おいしいね~」「上手にもぐもぐできているね」などと声をかけ褒めてあげれば、離乳食の減るスピードが増すかもしれませんよ。
2.一旦食事を中断してみる
次に紹介するのは、「一旦食事を中断してみる」というもの。
一度離乳食を食べるのを嫌がり始めると、子供をなだめたり、どうにかして食べてもらおう!という気持ちが先行してしまったりと、ママの気持ちもついヒートアップしてしまいます。
イライラした状態のまま、子供に食べる楽しさを感じてもらいたい、という本来の目的を伝えるのは少々難しいもの。その場合、一旦食事を中断してお互いにクールダウンしてみるのも、ときには有効です。
投稿者の方もおっしゃっていますが、おなかが減ったら嫌でもご飯を食べるかもしれません。少しくらい量が少なかったり、食べる時間が遅かったりしても気にしすぎることなく構えてみてはいかがでしょうか。
3.食感や喉ごしを変えたメニューにしてみる
今まで出していたメニューを少し工夫し、食感や喉ごしに変化をもたせてみるとぱくぱく食べてくれるようになった、という声も意外と多くありました。
筆者自身も、魚の切り身をサイコロ状にして焼いていたものを、もう少し食べやすいよう上から野菜あんをかけて出すようにしたら、飲み込みやすくなったおかげか、娘が前よりも自分から進んで食べるようになったという経験があります。
つぶ感をわざと残してみる、切る野菜の大きさを少しだけ大きく・小さくしてみる、麺の長さを変更してみるなど、ちょっとしたひと工夫で、子供の反応が変わってくるかもしれませんよ。
4.大人と同じものを食べさせてみる
子供は大人が思っている以上に周りのものをよく見ているものです。大人がやっていることと同じことがしたい、同じものを持ちたい時期がかぶっている場合、自分だけが違うとそれが原因でイヤイヤ!となってしまう場合も。
そんなときは可能な範囲内で同じメニューを出してみる、大人と同じ食器にしてみるだけで反応が変わることも。「ママとおんなじだね~」の声かけにニッコリするようなら、しめたものです。
「まだ小さいから無理だろう」と、決めつけないことも大切なのかもしれませんね。
5.栄養補給目的の間食を食べさせてみる
おやつとか間食でプルーンやウエハースなどを
食べさせるのはダメなのでしょうか?
うちは結構足らずの栄養は
間食であげてますよ😊
お菓子は元々家ではあげてなくて
もっぱら果物やヨーグルト等をあげているのですが
時々プルーンやウエハースあげてます😊
次に紹介するのは、「間食の際に不足していそうな栄養素を補える物を出す」という案です。
子供は大人よりも体が小さい分、一回に食べる量や、食事と食事の時間間隔にも調整が必要なので、1回の食事で栄養をまかなおうとするのは少々難しいもの。ですが間食も栄養補給の一部ととらえて考えてみると、ハードルはぐっと下がります。
投稿者の方が書かれているように、間食時に摂取させたい栄養素が多めに含まれるお菓子や果物などを選んで食べさせれば、一日換算でみると無理せずに栄養や食事量が補えるように。もし時間が取れるようなら、ホウレンソウ入り蒸しパンのような野菜が入ったおやつを手作りしてみるのも良いかもしれませんね。
6.好きなものと嫌いなものをミックスさせたメニューを出してみる
離乳食初期中期はほぼ捨てる毎日
毎日いらいらでした
今でも嫌なものはべーってします!
ほうれん草とか嫌いなものは卵焼きにしたり、うどんとたまごと野菜色々と片栗粉混ぜて焼いたやつはバクバク食べてくれます!野菜とか食べないものはパンケーキとか何かにいれる作戦でだいぶたべてくれるようになりました!
最後に紹介するのは、「子供の苦手な物を好物に混ぜて出してみる」という案。
離乳食を進めていくうちにあらわれる好き嫌い。自分自身の好みを伝えられるようになるのは大きな成長であり、喜ばしいことなのですが、あまりに好き嫌いが多いと少々心配になってしまうもの。
そんなときは少しだけ手間を加えて、子供が気づかないくらい細かくして好物の中に混ぜてしまう、形が残らないくらいまで煮込んでしまう、苦手な食材の味が気にならないような味付けにしてみるなど、一見すると大好きなメニューのようにして出すのも一つの手段。
わが家でもナスが苦手な娘のために、好物のひき肉と一緒に炒め煮にして出したら、ぱくぱく食べてくれた成功例があります。ひと口でも食べられたらしっかり褒めてあげることも忘れずにいれば、次第にすんなり食べてくれるようになるかもしれませんよ。
頑張れる範囲内で無理なく、を合言葉に
離乳食関連の本やパソコンのサイトを見ていると、「この月齢の時期はこの食材が食べられるようになっていて、このくらい硬さのものを出さないと…」などとつい思ってしまいませんか?筆者自身も、娘に出す離乳食が初めての経験だったので、当時はいつの間にか頭でっかちになっていました。
子供の離乳食の進み方は本当に個人差があります。おかゆを全く食べずに白ごはんを最初から食べていたという子、白米を全然食べず、スティックパンばかり食べていたという子、主食を食べずに野菜ばかり食べていた子など、娘のお友だちの話を聞くだけでもさまざま。でも、どのお友だちも活発で元気いっぱいに毎日過ごしているのを見ると、その子に合う食事を楽しく食べてもらえていたら、とりあえず心配する必要はないのでは…と筆者は感じます。
なんとかして食べさせないと!とママが頑張りすぎてしまっても長続きはしません。「今は食べなくてもいつかは食べられるようになる」とぜひ大きく構えてあげてください。楽しい食事タイムを過ごしてくださいね。