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3回食の離乳食で抑えておくべきポイントは
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離乳食に慣れてきたら、食材や味付けの種類も増やすことになりますが、どんなメニューにするか、上手に食べさせるにはどうするか、悩んでしまうこともありますよね。
3回食になるこの時期は、赤ちゃんの歯茎でもつぶして食べられるくらいの固さにして、味付けや食感でも工夫してみましょう。
栄養バランスのとれたメニューにすることも重要ですが、ごく薄い味付けができるようになりいろいろな味を体験させてあげることも必要なので、ベビーフードなども利用してバリエーションを増やしてみてください。
具体的にどんな離乳食を作ればいいのか、紹介していきます。
バナナくらいの固さを意識
離乳食の時期、赤ちゃんは食べ物を歯茎でつぶして食べるようになります。
まだあまり固いものは食べられないので、離乳食はバナナ程度の固さを目安にするとわかりやすいでしょう。
柔らかければスティック状のものや角切りのものも食べられるようになるので、大人のおかずから少し分けてあげることもできるようになります。
離乳食後期の前半は、食材を粗くつぶすか4~5mm程度の粗みじん切りにし、おかゆは5倍がゆを目安に。
後半になると、5~6mm程度の角切りに近い粗みじん切りや、おかゆよりも水分の少ない柔らかいごはんもおすすめです。
味つけや食感を工夫&量を増やす
与える量の目安は、おかゆ80~90g、野菜30~40g、肉や魚15g程度になりますが、子どもの好みも出てくるころなので、食べる量にも個人差が出てきます。
最初は準備した離乳食を全部食べてくれないこともあるかもしれませんが、3回食に慣れるまでは多少量が少な目になってしまっても大丈夫。
味つけや食感を工夫して少しずつ量を増やしていきましょう。
栄養バランスのよい献立で鉄分を積極的に
離乳食後期の前半はミルクが4割、離乳食が6割程度ですが、後半になるとミルクが3割、離乳食が7割と、メインの栄養素が離乳食へと切り替わっていきます。
炭水化物、ビタミン・ミネラル、たんぱく質のバランスが良い献立を考えていきましょう。
特に、母乳を与えていた場合は鉄分不足も気になるので、肉や緑黄色野菜、大豆食品、レバーなど鉄分が豊富な食品を積極的に取り入れるようにしてください。
鉄分が多いフォローアップミルクを利用しても問題ありません。
ごく薄い味つけはOK!いろいろな味の体験を
この時期は消化機能も発達してくるころなので、塩やしょうゆなどでごく薄い味付けをすることも可能になります。
また、少量なら油も使えるようになるので、食材を炒めたりソテーにしたりといったメニューを加えることができ、離乳食の幅も広がります。
ベビーフードを利用するとバリエーションも増やしやすくなるので、いろいろな味の体験をさせてあげてください。
マンガでわかる!離乳食はじめてBOOK
今回紹介した内容は、書籍『マンガでわかる!離乳食はじめてBOOK』からの抜粋したものです。
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インスタグラム17万フォロワーの人気イラストレーターで、2児の母でもあるモチコさんによるマンガで楽しく読めます。内容は管理栄養士の先生が監修しています。