離乳食でなすが食べられるのはいつから?離乳食初期からでも与えられる?
なすを離乳食として与えることができるのは、離乳食中期の生後7か月~生後8か月からです。始めは皮をむいてから与えるようにしましょう。
なすの主成分は水分と糖質で、わずかにビタミンとミネラルを含みます。また、なすには体を冷やす作用があるため、暑い夏にぴったりの野菜です。選ぶときはへたの切り口が新鮮で、とげが硬く、表面につやとはりがあるものをおすすめします。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじ込み・ウラ(学研プラス,2017)
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-07,2020年8月27日最終閲覧)
- キユーピー「なすの基本情報」(https://www.kewpie.co.jp/yasai/eggplant/index.html,2020年8月27日最終閲覧)
- キユーピー「なすの選び方」(https://www.kewpie.co.jp/yasai/eggplant/erabu.html,2020年8月27日最終閲覧)
なすの種は食べられる?離乳食でなすを与える方法と注意点
生後7か月頃から与えることができるなすですが、月齢によって食べさせ方が異なります。月齢に合った大きさにし、与えていきましょう。
- モグモグ期(生後7か月から生後8か月):皮をむき、柔らかくゆでて粗くつぶすかみじん切りにする。
- カミカミ期(生後9か月から生後11か月):皮をむき、柔らかくゆでて5mm角程度の大きさに切る。
- 完了期(生後12か月から生後18か月):ゆでて1cm程度の大きさに切る。
離乳食中期から離乳食後期にかけてなすを調理するときは、皮をむいてから与えましょう。生後12か月~生後18か月の完了期になれば、赤ちゃんの様子を見ながら皮つきのまま与えることができます。気になる場合は、皮をむいてもよいでしょう。またなすはアクがある野菜のため、水にさらし、アク抜きをしてから調理してください。
なすの種は与えても大丈夫?
なすの細かい種の部分を与えてもよいのか迷う方もいるようですね。気にせず与えている、黒くなっていなければ与えている、という意見もありました。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじ込み・ウラ、123ページ、160ページ(学研プラス,2017)
- パルシステム生活協同組合連合会「なす」(https://kosodate.pal-system.co.jp/foods/nasu/,2020年8月27日最終閲覧)
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-07,2020年8月27日最終閲覧)
なすを使った離乳食のアレンジメニュー
なすを使った離乳食期におすすめのアレンジメニューを紹介します。なすを食べることができる離乳食中期以降のメニューです。
離乳食中期レシピ(モグモグ期):野菜をおいしく!「なすとトマトのスープ煮」
©和光堂
材料
- 手作り応援コンソメ:2包
- なす:20g
- トマト:40g
- きざみパセリ:適量
作り方
- なすは皮をむき、5mm角に切る。
- トマトは湯むきしてから種を取り、5mm角に切る。
- 鍋に60mlの水と手作り応援コンソメ、なす、トマトを入れる。
- なすが柔らかくなるまで煮て、きざみパセリを振って完成。
こちらのメニューは和光堂の商品である、手作り応援コンソメを使用したレシピです。手作り応援コンソメは生後5か月頃から使用することができる、粉末状のスープの素です。洋風の味付けをしたいときにとても便利なアイテムですよ。前述した通り、なすの皮はむきます。トマトも湯むきをし、皮と種を取り除きましょう。
まるで本格的なイタリアンに出てきそうなトマトスープ。いつもと違う味を楽しませるときにおすすめのメニューです。
- Asahiグループ食品「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/babyfood/babyfood/tedukuri/#170415,2020年8月27日最終閲覧)
離乳食中期レシピ(モグモグ期):レンジ加熱で簡単!「地中海がゆ」
©和光堂
材料
- 手作り応援コンソメ:2分の1包
- 手作り応援国産コシヒカリの米がゆ:1包
- トマト:35g
- なす:30g
作り方
- なすは皮をむき、細かく刻む。
- トマトは湯むきしてから種を取り、細かく刻む。
- 50mlのお湯で溶いた手作り応援コンソメに、手作り応援国産コシヒカリの米がゆを混ぜる。
- 米がゆになすとトマトを入れ、電子レンジでしんなりするまで加熱して完成。
手作り応援コンソメと手づくり応援国産コシヒカリの米がゆは、どちらも和光堂の商品です。手作り応援国産コシヒカリの米がゆは、生後5か月から使用可能なお湯に溶くだけで簡単におかゆを作ることができます。こちらの商品が手元にないときは、手作りのおかゆを使用しても問題ないでしょう。
電子レンジで加熱するときは、500Wまたは600Wで調理します。トマトを湯むきした後、材料を混ぜ合わせ、レンジで加熱するだけの簡単メニューです。
- Asahiグループ食品「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/babyfood/babyfood/tedukuri/#192592,2020年8月27日最終閲覧)
離乳食後期レシピ(カミカミ期):和風の離乳食のおかずを「焼きなすとヘダイのさっと和え」
©モグック
材料
- ヘダイ:10g
- なす:5cmの輪切り1つ
- だし汁:大さじ1
- かつおぶし:ひとつまみ
作り方
- ヘダイは加熱してほぐす。
- なすは皮をむかずに魚焼きグリルで焼く。
- なすの粗熱が取れたら、皮をむき、1cmの角切りにする。
- ボールにすべての材料を入れてさっとあえて完成。
こちらのメニューで使われているヘダイは、離乳食用のお魚を専門として通信販売をしていモグックの商品です。モグックの商品はすでにスチーム加熱が施されているため、解凍した後、ほぐすだけで簡単に使用することができます。生のタイを使用するときは、ゆでてから使用しましょう。
なすと魚の素材の味わいをたっぷり楽しめるメニューですね。だしの味わいで大人も十分楽しめることができますが、大人が食べるときはしょうゆやショウガなどの薬味をプラスしてもおいしいですよ。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):赤ちゃんが食べやすいようにアレンジ「なすの煮浸し」
©和光堂
材料
- 手作り応援和風だし:1包
- なす:40g
- すきやき麩(ふ):10g
- かつおぶし:適量
作り方
- なすの皮をむいて細かく切ったら、水にさらす。
- 鍋に100mlの水と手作り応援和風だし、小さく切ったすきやき麩(ふ)、なすを入れて煮る。
- 煮たものの上にかつおぶしを散らして完成。
こちらのメニューは和光堂の商品である、手作り応援和風だしを使用したメニューです。手作り応援和風だしは生後5か月から使用することができる、粉末状のだしの素です。お湯に溶かすだけで簡単にだしを作ることができます。こちらの商品が手元にないときは、昆布やかつおで取っただしでも代用できるでしょう。
なすとすきやき麩(ふ)がだしの味をたくさん吸い、うまみが凝縮されたメニューですよ。煮込むだけで簡単に作ることができる点もうれしいですね。
- Asahiグループ食品「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/babyfood/babyfood/tedukuri/#170408,2020年8月27日最終閲覧)
離乳食完了期:食べやすくとろみをつけても「大豆と野菜のお魚あえ」
©モグック
材料
- タイ:10g
- だし汁:大さじ1
- なす:15g
- ブロッコリー:10g
- 蒸し大豆:6粒
作り方
- タイは加熱してほぐし、だし汁を加えて軽くすりつぶす。
- なすは皮をむかずに柔らかくなるまでゆでる。
- 火が通ったら皮をむいて、食べやすい大きさに切る。
- ブロッコリーのつぼみの部分をゆでてほぐす。
- 蒸し大豆の薄皮をむき、横半分に切る。
- タイと野菜、大豆をあえて完成。
蒸し大豆は、すりつぶした後にだし汁で伸ばすと生後7か月頃から生後8か月頃の離乳食中期から与えることができます。水溶き片くり粉でとろみをつけると食べやすく、離乳食中期から完了期以降も食べられるレシピです。調理しやすく主食として与えることができるため、覚えておくと重宝するメニューでしょう。
とろっと食べやすいなすを離乳食に活用してみよう!
離乳食中期の生後7か月から与えることができるなすは、皮をむいてアク抜きをしてから調理することがポイントです。
アレンジメニューにはトマトと一緒に調理したイタリアンのようなレシピや、だしのうまみをたくさん吸った和風レシピもあり、レパートリーの幅が広がりそうでしたね。ぜひ、離乳食でなすを活用してみてください。
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離乳食の基本やレシピが月齢別に見られる和光堂のわこちゃんカフェ
日本で初めて育児用のミルクを販売した和光堂は赤ちゃんのためにとの思いから、全ての商品に置いて品質を高く保っています。そんな和光堂が運営しているわこちゃんカフェでは、自社製品である高品質のベビーフードを使用したレシピが多く紹介されています。
また、離乳食の基本を動画で分かりやすく説明し、食材のチェックリストも月齢別に説明しています。ぜひ、離乳食作りに迷ったら参考にしてみてくださいね。
(今回紹介したレシピの一部は和光堂様からご協力いただき掲載しております。)
手作業で骨取り済み!モグックの冷凍魚なら手間なくお魚離乳食が作れます
©モグック
通信販売で小分けサイズの冷凍お魚を販売している「モグック」では、1パック10gという小さなサイズでパッキングした魚を販売しています。お魚は手作業で骨を取り除いています。皮つき商品・皮なし商品を販売しており、手間や栄養面を考慮して選ぶことができますよ。
(今回紹介したレシピの一部はモグック様からご協力いただき掲載しております)