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離乳食期にカボチャはいつから?初期・中期・後期で食べられるレシピ

煮物などの和食、スープやグラタンなどの洋食、さらにはスイーツまで幅広く使うことができるカボチャ。離乳食でも初期から食べさせることができる野菜の一つです。この記事では、カボチャを離乳食期に使うときの与え方や保存方法、またさまざまな食材と組み合わせたアレンジレシピを紹介します。初めて離乳食を作る方や、レパートリーを増やしたいと考えている方はぜひチェックしてくださいね。

PIXTA

離乳食でカボチャはいつから?

カボチャを離乳食として食べさせることができる時期は、離乳食初期の生後5~6ヶ月からです。煮ると柔らかくなりつぶしやすい食材で、カボチャ自体に甘みがあるため、離乳食を始めた赤ちゃんも食べやすい食材ですよ。

出典元:

離乳食にカボチャを与える方法

かぼちゃ PIXTA

離乳食初期からあげることができるカボチャですが、初めて与えるときはひとさじから赤ちゃんの様子を見て増やしていくようにしましょう。また離乳食の時期によって、食べられるカボチャの大きさや形が異なります。

  • ゴックン期(生後5ヶ月から生後6ヶ月):柔らかくゆでてすりつぶし、滑らかにのばす。
  • モグモグ期(生後7ヶ月から生後8ヶ月):柔らかくゆで、フォークなどで荒つぶしにする。
  • カミカミ期(生後9ヶ月から生後11ヶ月):柔らかくゆで、5mm角程度に切る。
  • 完了期(生後12ヶ月から生後18ヶ月):柔らかくゆで、7mm~1cm幅のいちょう切りなど、手づかみできる大きさに切る。

どの時期もカボチャをきちんと柔らかくゆでましょう。また、時期に合わせてさまざまな形にしていくこともポイントです。カボチャの皮、わた、種は取り除いてから与えましょう。

出典元:

離乳食初期から食べられるカボチャの保存方法

かぼちゃ PIXTA

離乳食初期から使えるカボチャは甘みがあり、食べやすく、彩りのアクセントにも使えるため積極的に利用していきたいですよね。そんな、カボチャの保存方法は丸ごと1個の場合と、カットしているときで異なるため注意しましょう。

丸ごと1個購入した場合は風通しのよい、涼しい場所で保管しましょう。1~2ヶ月の保存が可能です。

切った場合は腐敗が早まるため、種とわたを取り除きラップをかけ、冷蔵庫に保存してください。長期間使わない場合は、固ゆでして粗くつぶし、冷凍保存をしましょう。マッシュしたものを冷凍保存しておけば、離乳食の時はもちろん、ポタージュなどにも使えますよ。

出典元:

カボチャを使った離乳食のアレンジメニュー

次は、カボチャを使った離乳食のアレンジメニューを紹介していきます。初期から後期にかけてさまざまな食材とアレンジしたレシピ、ぜひ作ってみてくださいね。

離乳食初期:カボチャのペースト

カボチャのペースト ©️ママリ

材料

  • カボチャ:適量
  • 白湯:適量

作り方

  1. カボチャは、皮と種を取り、鍋に水を入れやわらかくなるまで煮る。
  2. 熱いうちにすりつぶし、白湯を少しずつ加えながらペースト状にする。

まずは基本となるカボチャのペースト。皮と種を取り除いてから柔らかくなるまで煮るか、ラップをして電子レンジで加熱する方法でも問題ないでしょう。火が通ったカボチャはできるだけ熱いうちに潰してくださいね。

また、白湯と混ぜる際、少しずつ加えながらペースト状にしましょう。一気に白湯を加えてしまうと水っぽくなってしまい、うまくペースト状にできない可能性があります。

離乳食初期:カボチャとトマトのピューレ

カボチャとトマトのピューレ ©️ママリ

材料

  • カボチャ:適量
  • ミニトマト:1個(約15g)
  • 白湯:適量

作り方

  1. カボチャは、皮と種を取り、鍋に水を入れ柔らかくなるまで煮る。
  2. トマトは湯むきして種を取る。
  3. 熱いうちにカボチャとトマトをすりつぶし、白湯を少しずつ加えながらペースト状にする。

ミニトマトと一緒に白湯でのばしたメニュー。見た目はカボチャのペーストと変わりはないですが、口にするとトマトの甘酸っぱさを感じることのできるレシピです。トマトを離乳食で使うときは、カボチャ同様に皮を湯むきして種を取るようにしてくださいね。

出典元:
  • 坂井一之(編)「初めての離乳食」34ページ(ベネッセコーポレーション,2011年)
  • 松尾みゆき「はじめてでもカンタン離乳食」48ページ(PHP研究所,2014年)

離乳食初期:カボチャとホウレンソウのピューレ

カボチャとホウレンソウのピューレ ©️ママリ

材料

  • カボチャ:30g
  • ホウレンソウの葉の部分:15g
  • 白湯:適量

作り方

  1. カボチャは、皮と種を取り、鍋に水を入れ柔らかくなるまで煮る。
  2. ホウレンソウは葉先のみを使用。とろとろになるまで煮る。
  3. 熱いうちにカボチャとホウレンソウを一緒にすりつぶし、白湯を少しずつ加える。

離乳食初期でホウレンソウを与える場合は、葉先の部分だけを使用します。柔らかくとろとろになるまで煮て、すり潰してくださいね。緑の野菜も甘いカボチャと一緒にすることで、喜んで食べてくれそうな一品ではないでしょうか。

出典元:
  • 松尾みゆき「はじめてでもカンタン離乳食」42ページ(PHP研究所,2014年)
  • 上田玲子(監)「最新版この1冊であんしんはじめての離乳食」163ページ(朝日新聞,2016年)

離乳食中期:カボチャのチーズあえ

かぼちゃのチーズあえ ©ママリ

材料

  • カボチャ:20g
  • カッテージチーズ:大さじ1

作り方

  1. カボチャは、皮と種を取り、鍋に水を入れ柔らかくなるまで煮る。
  2. カッテージチーズをお湯で柔らかくし、煮たカボチャとあえる。

離乳食中期に入ると種類は限られますが、チーズを食べることができます。お湯で柔らかくした、チーズとゆでたカボチャをよくあえることがポイントです。カボチャの甘さとチーズのコクで赤ちゃんの食欲をそそりそうなレシピです。

離乳食中期:カボチャとホウレンソウの和え物

カボチャとホウレンソウあえ ©ママリ

材料

  • カボチャ:30g
  • ホウレンソウの葉の部分:15g

作り方

  • カボチャは皮と種を取り、鍋に水を入れ柔らかくなるまで煮る。
  • ホウレンソウは葉先のみを使用し、柔らかくなるまで煮てカボチャとあえる。

白湯を少しずつ加える以外は、離乳食初期のカボチャとホウレンソウのとろとろと同じ工程で作るメニューです。初期ではカボチャもホウレンソウもペースト状にしましたが、中期ではマッシュ状で与えることがポイントです。赤ちゃんの様子を見ながら、白湯を足してもよいかと思います。

離乳食中期:カボチャとトマトとニンジンの煮物

カボチャとトマトとニンジンのとろとろ ©ママリ

材料

  • カボチャ:30g
  • ミニトマト:1個
  • ニンジン:15g
  • 水溶きかたくり粉

作り方

  1. カボチャは皮と種を取り、ニンジンは皮をむいて柔らかくなるまで煮る。
  2. トマトは湯むきして種を取り、1の鍋に入れる。
  3. 水溶きかたくり粉でとろみをつける。

硬いカボチャとニンジンは一緒に煮ることができるため、便利なレシピではないでしょうか。トマトは湯むきした後にカボチャとニンジンが柔らかくなったタイミングを見て一緒にゆでます。

水溶きかたくり粉でとろみをつけ赤ちゃんが食べやすいように工夫するのがポイントです。水溶きかたくり粉は、水で溶かなくてもとろみが付く離乳食用の粉末も販売していますよ。

離乳食後期:カボチャと鶏肉のうどん

カボチャと鶏肉のうどん ©ママリ

材料

  • カボチャ:30g
  • うどん:20g
  • 鶏ささみのひき肉:15g

作り方

  1. カボチャは皮と種を取る。
  2. うどんは食べやすい大きさに切る(ゆでた後でも大丈夫です)。
  3. カボチャとうどん、ひき肉を一緒に煮る。

うどんとカボチャ、鶏肉を一緒に煮た、主食になるメニューです。ほうとうや、煮込みうどんなどの取り分けメニューにもなりそう。カボチャの甘みと鶏肉のうまみで味付けは特に必要ありませんが、ミルク煮や和風だしなどを入れてアレンジしてもよいかと思います。

離乳食後期:カボチャとホウレンソウのサラダ

カボチャとホウレンソウのサラダ ©ママリ

材料

  • カボチャ:30g
  • ホウレンソウの葉の部分:15g
  • 豆腐:10g

作り方

  1. カボチャは皮と種を取って柔らかくまで煮る。
  2. ホウレンソウは細かく切って煮る。
  3. 豆腐は下ゆでする。
  4. 1から3全てを混ぜ合わせる。

マッシュ状にしたカボチャにゆでたホウレンソウと豆腐を混ぜ合わせてできる簡単なサラダです。豆腐はそのまま使用せず、ゆでるようにしてください。すべての材料を煮た後、混ぜ合わせてできる手軽な離乳食レシピですね。

出典元:
  • 松尾みゆき「はじめてでもカンタン離乳食」54.55ページ(PHP研究所,2014年)
  • 上田玲子(監)「最新版この1冊であんしんはじめての離乳食」163ページ(朝日新聞,2016年)

離乳食後期:カボチャと枝豆のグラタン

カボチャと枝豆のグラタン ©ママリ

材料

  • カボチャ:40g
  • 枝豆:適量
  • タマネギ:10g
  • パスタ:15g
  • 牛乳:120ml
  • 粉チーズ:少量

作り方

  1. カボチャは皮と種を取って柔らかくまで煮る。
  2. 枝豆は皮をむいてゆでる。
  3. タマネギはみじん切りにしてゆでる。
  4. パスタは柔らかくなるまでゆです。
  5. 加熱した牛乳と1から4を全て混ぜて、耐熱皿に入れ粉チーズをかけて焼く。

離乳食期にグラタンは珍しいメニューではないでしょうか。全ての材料をゆでて混ぜ合わせ、最後に少し焼くだけの簡単な離乳食レシピです。ゆで時間の記載は特にありませんが、赤ちゃんに合わせて硬さを調整してあげるとよいでしょう。

また、牛乳はきちんと加熱してから混ぜ合わせましょう。

黄色がきれいなカボチャで離乳食を色鮮やかに

かぼちゃ PIXTA

カボチャは離乳食初期から使え、ゆでるとミキサーなどを使用することなくペーストやマッシュ状にしやすい食材です。また甘みがあるため、赤ちゃんが喜んで食べてくれ、味付けしなくてもアレンジしやすいでしょう。

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