離乳食時期、ピーマンはいつから食べられる?
離乳食としてピーマンを与えることができる時期は、生後7ヶ月~8ヶ月頃からです。ピーマンはビタミンCが豊富な野菜で、加熱をしても栄養価が損なわれにくいことが特徴です。
ピーマンを購入するときは表面にツヤとハリがあり、切り口が黒く変色していないものを選ぶとよいでしょう。保存するときは水分をきちんと拭き取り、ビニール袋などにしまい、野菜室に入れましょう。
- パルシステム生活協同組合連合会「ピーマン」(https://kosodate.pal-system.co.jp/foods/piiman/,2020年9月11日最終閲覧)
- 母子衛生研究会「食材事典 離乳の進行に合った食品の使い方」(http://www.mcfh.or.jp/jouhou/rinyushoku/shoukuzaijiten.html#78,2020年9月11日最終閲覧)
- JAグループ「ピーマン」(https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=12,2020年9月11日最終閲覧)
- キユーピー「ピーマンの基本情報」(https://www.kewpie.co.jp/recipes/knowledge/article/24/,2020年9月11日最終閲覧)
- キユーピー「ピーマンの保存方法」(https://www.kewpie.co.jp/recipes/knowledge/article/24/page03/,2020年9月11日最終閲覧)
- キユーピー「ピーマンの選び方」(https://www.kewpie.co.jp/recipes/knowledge/article/24/page02/,2020年9月11日最終閲覧)
皮はむいたほうがよい?離乳食でピーマンを与える方法
離乳食中期の生後7ヶ月~生後8ヶ月から与えることができるピーマンですが、月齢によって与え方や大きさが異なります。赤ちゃんの様子を見ながら進めてみてください。
- モグモグ期(生後7ヶ月から生後8ヶ月):柔らかくゆでて細かく刻む。
- カミカミ期(生後9ヶ月から生後11ヶ月):みじん切りにして加熱する。
- 完了期(生後12ヶ月から生後18ヶ月):食べやすい大きさに切り、加熱する。
注意点
ピーマンの皮は固くて赤ちゃんには食べづらく、消化に時間がかかる野菜でもあるので、離乳食にピーマンを加える場合は、薄皮をむいてピーマンの種や白いワタも取り除いてから調理するようにしましょう。
また、しっかり加熱すれば独特の苦みも和らいで食べやすくなるので、くたくたになるまで柔らかく煮込んだり炒めたりして食べさせるとよいでしょう。
最初は赤ちゃんの様子を見ながら食べられるサイズややわらかさを確認し、子どもが嫌がらないかどうかも気にとめながら、少しずつ与えてみてください。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじ込み・ウラ、91ページ、162ページ(学研プラス,2017)
- パルシステム生活協同組合連合会「ピーマン」(https://kosodate.pal-system.co.jp/foods/piiman/,2020年9月11日最終閲覧)
- パルシステム生活協同組合連合会「ツナのあんかけ丼」(https://kosodate.pal-system.co.jp/recipe/recipe_718/,2020年9月11日最終閲覧)
- パルシステム生活協同組合連合会「ピザトースト」(https://kosodate.pal-system.co.jp/recipe/recipe_308/,2020年9月11日最終閲覧)
- モグック「7つのやさいとお魚のミネストローネ」(https://mogcook.com/recipe/user/7349,2020年9月11日最終閲覧)
- 母子衛生研究会「食材事典 離乳の進行に合った食品の使い方」(http://www.mcfh.or.jp/jouhou/rinyushoku/shoukuzaijiten.html#78,2020年9月11日最終閲覧)
ピーマンを使った離乳食のアレンジメニュー
離乳食期におすすめのピーマンを使ったアレンジメニューを離乳食後期、完了期に分けて紹介しています。
また、ここで紹介しているメニューに使われている魚は、全て離乳食で食べられるように加工し販売しているモグックの商品です。モグックの商品はすでにスチーム加熱が施されているため、解凍した後、ほぐすだけで簡単に使用できます。生の魚を使用するときは、中まで加熱してから与えるようにしましょう。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):食材たっぷり「7つのやさいとお魚のミネストローネ」
©モグック
材料
- タイ:10g
- ズッキーニ、ナス、ニンジン、タマネギ、ピーマン、カボチャなど:合計40g
- トマト:4分の1個
- オリーブオイル:少々
- 野菜スープ:50cc
- 塩:少々
作り方
- タイは解凍し、軽くほぐす。
- カボチャ、トマトは皮と種を取り除き、他の野菜は気になるようであれば皮をむく。
- 下処理した野菜を0.5cmの角切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、弱火で野菜をじっくり炒める。
- タマネギが透き通ったら塩を振り、さらに蓋をして5分蒸し焼きにする。
- 野菜スープ、タイを入れ、沸騰直前まで温めて完成。
こちらのメニューで使われている野菜は合わせて40gになるように用意してください。材料に記載した野菜の中で、苦手なものがあるときは違うものを用意してもよいでしょう。また、野菜の種類にこだわらず家にあるものを活用するのもおすすめです。
ミネストローネはたくさん作っておくと、パスタやオムレツにもリメイクが可能でとても便利です。カレー粉やみそ、コンソメ、塩などを加えて大人向けにアレンジすることもできます。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):鍋だけでなく炊飯器でも!「サバの洋風炊き込みごはん」
©モグック
材料
- サバ:10g
- ピーマン:10g
- タマネギ:10g
- トマト:8分の1個
- 米:2分の1カップ
- 野菜スープ:200cc
- 塩:少々
作り方
- サバは解凍し、さっとほぐしておく。
- ピーマンとタマネギはみじん切りにし、トマトは皮と種を取り除いてざく切りにする。
- 鍋に研いだ米と切った野菜、野菜スープの順で入れて蓋をし、中火で温める。
- 沸騰したら弱火にし、10分ほど炊く。
- 火をけしサバを入れたら、さらに10分蒸らし、仕上げに塩を少々振って完成。
鍋で簡単に炊け、サバのうまみをたっぷり味わうことができる洋風の炊き込みご飯です。大人が食べてもおいしそうなご飯ですね。
塩を入れなければ、離乳食中期の生後7ヶ月から食べさせることが可能です。また離乳食完了期であれば、カレー粉を加えて味を変えてみてもよいでしょう。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):大人とシェアできる「野菜たくさんビーフン」
©モグック
材料
- 白身魚:10g
- タマネギ:10g
- ピーマン:10g
- アスパラ:穂先1本分
- ビーフン:20g
- 水:50cc
- ごま油:少々
- しょうゆ:少々
- 片くり粉:小さじ1
作り方
- 白身魚は解凍し、軽くほぐしておく。
- ビーフンは熱湯で柔らかくなるまでゆで、水を切ったら2cmほどの長さに刻む。
- 野菜はみじん切りにする。
- 熱したフライパンに油をひき、野菜と白身魚を入れ、タマネギが透き通るまで炒める。
- 水としょうゆを入れ、水溶き片くり粉を回しいれてとろみをつけ、餡(あん)を作る。
- ビーフンをお皿に盛り付け、その上に作った餡(あん)をかけて完成。
大人も一緒にシェアして食べることができるビーフンです。大人用の味付けでは、しょうゆとごま油の量を調整してみてください。
また、離乳食として食べさせるときはアスパラの穂先のみを使用します。
離乳食完了期レシピ:1歳以降からおすすめ「真鯛(まだい)の南蛮」
©モグック
材料
- タイ:10g
- ニンジン:10g
- タマネギ:10g
- ピーマン:10g
- だし汁:50cc
- 酢:数滴
- しょうゆ:小さじ3分の1
- 片くり粉:小さじ1
- 油:小さじ1
作り方
- タイは解凍しておく。
- ニンジン、タマネギ、ピーマンは薄い千切りにする。
- 鍋に酢、だし汁、しょうゆを入れ、温まったら火を止めて熱いうちに野菜を入れる。
- 解凍したタイの両面に片くり粉をまぶし、油を引いたフライパンでこんがり揚げ焼きにする。
- 焼いたタイをだし汁になじませ、粗熱が取れたら食べる直前まで冷蔵庫で冷やす。
こちらのメニューは粗熱が取れた後、食べる直前まで冷蔵庫で冷やしてから食べます。お酢の効果でさっぱりと食べられるメニューで、暑い季節にぴったりなレシピではないでしょうか。
お酢が苦手な場合は調整して与えてください。
離乳食中期から与えられるピーマンでレパートリーを増やそう
ピーマンといったら子供の苦手な野菜の代表かといえると思います。そのため、離乳食期から積極的に活用し、苦手意識を減らしていくとよいかもしれませんね。離乳食として与える際は細かく切ってから、しっかりと加熱し苦みを抑えてから与えましょう。
魚を使ったレシピと相性が抜群だったピーマン。ぜひ紹介した離乳食レシピでピーマンに挑戦してみてください。
手作業で骨取り済み!モグックの冷凍魚なら手間なくお魚離乳食が作れます
©モグック
通信販売で小分けサイズの冷凍お魚を販売している「モグック」では、1パック10gという小さなサイズでパッキングした魚を販売しています。お魚は手作業で骨を取り除いています。皮つき商品・皮なし商品を販売しており、手間や栄養面を考慮して選ぶことができますよ。
(今回紹介したレシピの一部はモグック様からご協力いただき掲載しております)