離乳食後期はどのような時期?
生後9ヶ月以降の離乳食後期は、朝・昼・夜に食事を与える3回食が始まる時期です。できるだけ家族みんなと食事の時間を合わせると、赤ちゃんも楽しんで食べることができると思います。食材の硬さは、赤ちゃんが歯茎でつぶすことができるバナナくらいを目安にしましょう。慣れてきたら硬さは変えずに食材のサイズを大きくすると、歯茎でかむ練習にもなります。
また離乳食後期から始まる手づかみ食べと、食べ物を見て手を伸ばし、口に運んで自分で食べるようになることがあるでしょう。野菜をスティック状にしたり、これから紹介するおやきを作ったりして、赤ちゃんが持ちやすく食べやすいメニューを用意することをおすすめします。
もちろん、離乳食を進めるペースは赤ちゃんによって異なります。食材の硬さや食事のペースは赤ちゃんの様子を見ながら進めていってくださいね。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」106,107,108ページ(学研プラス,2017)
- 和光堂「9~11ヶ月頃(後期)の離乳食の進め方の目安」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/my1_3.html,2019年9月30日最終閲覧)
- パルシステム生活協同組合連合会「離乳食のすすめ方 9~11カ月頃(後期・カミカミ期)」(https://kosodate.pal-system.co.jp/kihon/kihon_process/process_911/,2019年9月30日最終閲覧)
- 太田百合子(監)「最新!離乳食新百科」86~87(ベネッセコーポレーション,2018年)
離乳食後期と離乳食完了期におすすめのおやきレシピ5選
それでは、生後9ヶ月以降の離乳食後期から始まる、手づかみ食べに便利なおやきのメニューを紹介していきます。おやきは、赤ちゃんが持ちやすく、またさまざまな野菜を使用して作ることができますよ。肉や魚を入れると、おかずにもなるでしょう。ぜひ、参考にしてくださいね。
離乳食後期レシピ:サツマイモと野菜のおやき
©和光堂
材料
- サツマイモ:50g
- 牛乳:小さじ1
- 手作り応援ほうれん草と小松菜:1包
- 片栗粉:大さじ1
- 油:適量
作り方
- サツマイモは柔らかくなるまでゆでてつぶす。
- サツマイモと手作り応援ほうれん草と小松菜、牛乳、片栗粉を混ぜ合わせる。
- 混ぜ合わせたものを食べやすい大きさに分けて薄く伸ばす。
- 薄く油をひいたフライパンで焼き目がつくまで両面を焼いて完成。
こちらのメニューで使用されている、手作り応援ほうれん草と小松菜は和光堂が販売するベビーフードです。国産のホウレンソウとコマツナを使用しており、お湯に溶くだけでペースト状になります。手元に商品がない場合は、ホウレンソウとコマツナをゆでて、ペースト状したものを混ぜ合わせてもよいでしょう。
こちらの分量で食べやすい大きさに分ける個数の目安は、5~6個です。サツマイモではなく、カボチャで作ってみてもよいかもしれませんね。
離乳食後期レシピ:ご飯の味噌お焼き
©和光堂
材料
- 手作り応援ほうれん草と小松菜:1包
- ごはん:子供茶碗1杯分
- 卵:2分の1個
- しらす:大さじ1
- みそ:小さじ1
- 油:適量
作り方
- しらすは塩抜きをするため湯通しし、卵は溶いておく。
- 小さじ4杯のお湯で溶いた手作り応援ほうれん草と小松菜としらす、卵、ご飯、みそをボールに入れて混ぜ合わせる。
- 薄く油をひいたフライパンに混ぜ合わせたものを丸く流す。
- 焼き目がつくまで両面を焼いて一口大に切ったら完成。
こちらのレシピで使用されている、手作り応援ほうれん草と小松菜も和光堂のベビーフードです。ごはんが入っているため、おにぎり感覚で食べられるメニューではないでしょうか。しらすと野菜も入っていて、ボリュームがあり、赤ちゃんが満足しそうな一品ですね。
離乳食完了期レシピ:ニンジンと大豆のおやき
©モグック
材料
- 魚:10g
- ニンジン:30g
- ホウレンソウ:10g
- 大豆:大さじ1
- 小麦粉:大さじ1
- ごま油:少々
作り方
- 魚は加熱してほぐす。
- ニンジンはゆてで千切りにする。
- ホウレンソウはゆでて冷水に取り、細かく刻む。
- ニンジンとホウレンソウ、大豆、小麦粉、塩を粉っぽさがなくなるまでさっと和える。
- 油をひいたフライパンで両面をじっくりと弱火で焼いて完成。
こちらのメニューで使用している魚はタイです。刺身用を使用すると、骨や皮を取り除く手間が省けるため、おすすめですよ。
大豆は、サイズによっては赤ちゃんが食べやすい大きさに刻んであげるようにしましょう。ボリュームがあるため、火が通りづらいときは蓋をして蒸し焼きにすることをおすすめします。
離乳食完了期レシピ:おやき
©モグック
材料
- 魚:10g
- カボチャ:30g
- 薄力粉:20g
- 強力粉:20g
- ぬるま湯:20cc
- バター:少々
作り方
- 魚は加熱してほぐす。
- ボールに薄力粉と強力粉を入れてぬるま湯を入れながらよくこねる。
- 生地がひと塊りになったら30分ほど休ませておく。
- 生地を休ませている間に、カボチャのあんを作る。
- カボチャは皮を切り、ゆでてマッシュ状にする。
- マッシュしたカボチャにほぐした魚を入れる。
- 生地を5分割して薄く伸ばす。
- 生地の中にあんを包んで丸く形成する。
- バターをひいたフライパンで、両面に焼き目がつくように焼いたら完成。
こちらのメニューで使用している魚はイラです。スーパーなどで見かけない場合は、月齢に合わせて食べることができる魚を代用しましょう。
甘みのあるカボチャが入っているため、おやつにも合うメニューですね。カボチャ以外にサツマイモやジャガイモを入れてアレンジしてもよいでしょう。
離乳食完了期レシピ:魚入りお焼き
©モグック
材料
- 魚:10g
- ひじき:大さじ1
- ニンジン:10g
- 卵:大さじ1
- 小麦粉:大さじ2
- すりごま:大さじ1
- しょうゆ:少々
作り方
- 魚は加熱してほぐす。
- ひじきはみじん切りにする。
- ニンジンはすりおろすか柔らかくゆでて荒みじん切りにする。
- 小麦粉とタイ、卵、ひじき、ニンジン、すりごま、しょうゆ、適量の水を入れて混ぜ合わせる。
- 混ぜ合わせたものをフライパンで両面を焼く。
- 食べやすい大きさに切って完成。
こちらのメニューで使用している魚はタイです。また材料に記載しているひじきの分量は、水で戻したときのものです。
タイとひじき、ニンジンとたくさんの食材を一度に味わえるメニューですね。さまざまな野菜でアレンジの利くメニューのため、自宅にある野菜でも挑戦してみてくださいね。
おやきのメニューで手づかみ食べに挑戦してみよう
生後9ヶ月ころから始まる離乳食後期には、手づかみ食べのしやすいメニューを用意してあげたいですね。バナナくらいの硬さを目安に、おやきや野菜スティックなど作ってみてください。
おやきは具材のアレンジ次第で、紹介したメニュー以外にもチャレンジすることができるかと思います。赤ちゃんの様子を見ながら、具材や味を調整してみてくださいね。
離乳食の基本やレシピが月齢別に見られる和光堂のわこちゃんカフェ
日本で初めて育児用のミルクを販売した和光堂は赤ちゃんのためにとの思いから、全ての商品に置いて品質を高く保っています。そんな和光堂が運営しているわこちゃんカフェでは、自社製品である高品質のベビーフードを使用したレシピが多く紹介されています。
また、離乳食の基本を動画で分かりやすく説明し、食材のチェックリストも月齢別に説明しています。ぜひ、離乳食作りに迷ったら参考にしてみてくださいね。
(今回紹介したレシピの一部は和光堂様からご協力いただき掲載しております。)
記事内で紹介している商品を「Yahoo!ショッピング」で購入!
手作業で骨取り済み!モグックの冷凍魚なら手間なくお魚離乳食が作れます
©モグック
通信販売で小分けサイズの冷凍お魚を販売している「モグック」では、1パック10gという小さなサイズでパッキングした魚を販売しています。お魚は手作業で骨を取り除いています。皮つき商品・皮なし商品を販売しており、手間や栄養面を考慮して選ぶことができますよ。
(今回紹介したレシピの一部はモグック様からご協力いただき掲載しております)