離乳食時期、豆乳はいつから?与えるときの注意点も説明
離乳食で豆乳を使うことができる時期は、生後7ヶ月~8ヶ月の離乳食中期からです。与え方はグラタンやシチューなどの材料として、加熱することで少量使用できます。消化しにくいため、初期からは与えないようにしましょう。
また、豆乳を生で飲めるのは離乳食完了期の生後12ヶ月頃からです。離乳食完了期を迎えたら、牛乳の代わりに飲ませてみてもよいかもしれませんね。
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-04,2019年5月8日最終閲覧)
- パルシステム生活協同組合連合会「牛乳が苦手。カルシウム不足が心配です」(https://kosodate.pal-system.co.jp/qa/牛乳が苦手。カルシウム不足が心配です/,2019年5月8日最終閲覧)
豆乳を使った離乳食のアレンジメニュー
豆乳を使ったアレンジメニューを離乳食中期、離乳食後期に分けて紹介します。豆乳を使い、クリーミーに仕上げたスープや麺類、サラダなどを紹介しますよ。大人も味付けを濃くすれば、おいしく食べられそうなものばかりなため、ぜひ参考にしてみてください。
離乳食中期レシピ(モグモグ期):冬野菜と魚の豆乳ポタージュ
©モグック
材料
- タイ:10g
- 里芋:10g
- ホウレンソウ:10g
- 豆乳:大さじ2
- だし汁:大さじ2
作り方
- タイは加熱してだし汁を入れてすりつぶす。
- 里芋は皮付きのまま蒸すか、電子レンジで加熱して皮をむきマッシュする。
- ホウレンソウは、ゆでて水にさらした後細かく刻む。
- 耐熱容器にタイと里芋、豆乳を加え、ラップをして電子レンジで20秒加熱する。
- できあがったものにホウレンソウを添えて完成。
電子レンジを活用して簡単に作ることができるポタージュは、調理時間は約6分で作ることができます。こちらのメニューではホウレンソウは葉先を、豆乳は無調整のものを使用しています。
里芋の粘りが出るため、ぱさつきやすい魚も食べやすくなりそうですね。豆乳仕立てのクリーミーなスープは、里芋の食感をなめらかにしてくれるでしょう。
離乳食中期レシピ(モグモグ期):魚のスイートスープ
©モグック
材料
- 白身魚:10g
- サツマイモ:30g
- タマネギ:10g
- 豆乳:4分の1カップ
- 野菜スープ:2分の1カップ
- 枝豆:3粒
- 水溶き片栗粉:適量
作り方
- 白身魚は加熱して細かくほぐしておく。
- サツマイモは皮を厚めにむき、水でさらす。
- タマネギはみじん切りにする。
- 鍋にサツマイモとタマネギを入れ、野菜スープで柔らかくなるまで煮る。
- 豆乳と白身魚をくわえて、さらに煮込む。
- 水溶き片栗粉を入れ、とろみをつける。
- 加熱しすりつぶした枝豆を上にのせて完成。
枝豆のなめらかさとサツマイモの甘みを楽しめそうなスープですね。調理時間は約13分です。こちらのメニューでは、無調整の豆乳を使用しています。
完成したスープをミキサーにかけると、さらになめらかになります。コンソメをプラスしたら大人もおいしく食べられそうですね。
離乳食中期レシピ(モグモグ期):豆乳味噌そうめん
©和光堂
材料
- らくらくまんまそうめん:大さじ1
- ニンジン:5g
- キュウリ:5g
- 豆乳:大さじ2
- 手作り応援おみそしるのもと:1包
作り方
- らくらくまんまそうめんは粗く刻んでおく。
- ニンジン、キュウリはみじん切りにする。
- 100mlの水を鍋に入れて沸騰させ、ニンジンとキュウリを加えて弱火で2分ゆでる。
- らくらくまんまそうめんを加えて、さらに弱火で4分ゆでる。
- 火を止めて、手作り応援おみそしるのもとと豆乳を加えて完成。
こちらのメニューで使われているらくらくまんまそうめんは、和光堂の商品です。らくらくまんまそうめんは短くカットされた食塩不要のそうめんです。そのため、ゆでた後に水で流す必要がありません。市販のそうめんを利用するときは、ゆでた後に水で流し、月齢に合わせた大きさに刻んでから使用しましょう。
また、手作り応援おみそしるのもとも和光堂の商品です。生後7ヶ月から与えることができる、みそとだしの風味を生かしたベビーフードです。商品が手元にない場合はみそ汁の上澄みを使用してもよいかもしれませんね。豆乳とみその相性がとてもよさそうなメニューですね。
- 和光堂「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/tedukuri/ser_tedukuri.html,2019年5月8日最終閲覧)
- 和光堂「らくらくまんま」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/rakuraku/index.html,2019年5月8日最終閲覧)
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」34ページ(学研プラス,2017)
- 松尾みゆき「はじめてでもカンタン離乳食最新版」156ページ(PHP研究所,2014)
離乳食後期レシピ(カミカミ期):魚とさつまいもの豆乳サラダ
©モグック
材料
- タイ:10g
- キュウリ:20g
- サツマイモ:30g
- 豆乳:大さじ1
- ヨーグルト:大さじ1
作り方
- タイは加熱し細かくほぐす。
- サツマイモは水でぬらし、ラップをかけて電子レンジで加熱する。
- 加熱したサツマイモは皮を取ってマッシュする。
- キュウリは皮をむいて種を取り除き、細かく刻む。
- 刻んだキュウリをさっとゆでる。
- タイとマッシュしたサツマイモ、キュウリ、豆乳、ヨーグルトを混ぜ合わせる。
- 混ぜ合わせたものを、再度電子レンジで20秒ほど加熱して完成。
豆乳を加えることで、ヨーグルトの酸味をおさえて優しい味わいにしたサラダです。
1歳以上の子供や、大人が食べるときはマヨネーズを加えてアレンジしてみてもよいかもしれません。また、大人が取り分けて食べるときは、レーズン、ナッツなどを入れてもおいしく食べられます。
こちらのメニューでは、無調整の豆乳と無糖のヨーグルトを使用しています。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):かぼちゃの豆乳クリームスープ
©モグック
材料
- タイ:10g
- カボチャ:30g
- タマネギ:10g
- ブロッコリー:1房
- 豆乳:30cc
- だし汁:30cc
- 甘酒:10cc
作り方
- タイは加熱しほぐしておく。
- カボチャとニンジン、タマネギは皮をむいて細かく刻む。
- ブロッコリーはゆでて葉先をみじん切りにする。
- 鍋にだし汁を入れてカボチャとニンジン、タマネギ、タイを柔らかくなるまで煮る。
- 火が通ったら一度火を止めて豆乳と甘酒を加える。
- 弱火で再度温めて沸騰前に器に移す。
- 刻んだブロッコリーの葉を添えて完成。
カボチャと豆乳が甘く、優しい味わいを楽しめそうなクリームスープですね。豆乳は無調整のものを使用し、ブロッコリーは葉先のみを使います。
カボチャ以外の野菜は月齢に合わせて食べられるものを使用すれば、レパートリーの幅が広がりそうです。大人が食べるときはコンソメや塩こしょうで調味すればおいしく食べられそうですね。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):ホウレンソウと魚の豆腐クリームマカロニ
©モグック
材料
- 白身魚:10g
- ホウレンソウ:15g
- マカロニ:20g(ゆでたときの分量)
- 豆腐:20g
- 豆乳:大さじ2
- 塩:ごく少々
- 野菜スープ:大さじ3
作り方
- 白身魚は加熱しほぐしておく。
- ホウレンソウはゆでて食べやすい長さに切る。
- マカロニは表示よりも長めにゆでて食べやすい大きさに切る。
- 鍋に野菜スープとマカロニ、白身魚、ホウレンソウを加えて煮込む。
- 豆腐と豆乳、塩を入れてひと煮立ちさせたら完成。
豆腐と豆乳を使ったクリームパスタです。豆腐は絹ごしを、豆乳は無調整のものを使用しています。豆腐は手やスプーンなどでくずしてから入れてひと煮立ちさせてください。
大人が食べるときはコンソメや、塩こしょうで調味するとよいかもしれませんね。野菜もホウレンソウだけでなく、タマネギやコーンなどとも相性がよさそうです。
豆乳も離乳食に活用してみよう
豆乳は、牛乳の代わりに使い、クリーミーなアレンジメニューを作ることができることが分かりました。離乳食ではなく大人の献立にも役立ちそうなものばかりでしたね。
豆乳は消化しにくいため、1歳以降になるまで飲み物としては使用せず、調理用として使用しなければいけない点もわかりました。ぜひ、豆乳を活用し、離乳食のレパートリーを増やしてみてください。
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-04,2019年5月16日最終閲覧)
手作業で骨取り済み!モグックの冷凍魚なら手間なくお魚離乳食が作れます
©モグック
通信販売で小分けサイズの冷凍お魚を販売している「モグック」では、1パック10gという小さなサイズでパッキングした魚を販売しています。お魚は手作業で骨を取り除いています。皮つき商品・皮なし商品を販売しており、手間や栄養面を考慮して選ぶことができますよ。
(今回紹介したレシピの一部はモグック様からご協力いただき掲載しております)
離乳食の基本やレシピが月齢別に見られる和光堂のわこちゃんカフェ
日本で初めて育児用のミルクを販売した和光堂は赤ちゃんのためにとの思いから、全ての商品に置いて品質を高く保っています。そんな和光堂が運営しているわこちゃんカフェでは、自社製品である高品質のベビーフードを使用したレシピが多く紹介されています。
また、離乳食の基本を動画で分かりやすく説明し、食材のチェックリストも月齢別に説明しています。ぜひ、離乳食作りに迷ったら参考にしてみてくださいね。
(今回紹介したレシピの一部は和光堂様からご協力いただき掲載しております。)