離乳食に便利な「おやき」にもお悩みはいっぱい!
一日に何度も食べる離乳食は、作り方だけでなくメニューも悩みのタネ。いつも同じメニューになってしまわないように、新しいメニューにチャレンジすることもあるかと思います。
離乳食におやきを取り入れてみたことはありますか。手づかみできるので、自分で食べたい時期にはぴったりですが、合わせる食材や作り方など、失敗してしまうこともあるようです。
ママリにも、このような声が寄せられました。
料理上手な方教えてください(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
最近手づかみ食べの練習をしたくておやきをあげたんですが、固いのかかみちぎれずポイします。
最終的に細かくしてあげてもモソモソするのかむせたり、べーっとして一口も食べません。
上手なおやきの作り方がイマイチわかりません💦
じゃがいも、ほうれん草、にんじんを丸めて片栗粉をつけて少しの油で焼いているんですが↑の様な感じです。
もう少しやわらかくするには片栗粉の量を変えるといいですか?
水分でしょうか?
今はおせんべいとバナナやいちごのみかじれます!
歯は上の歯4本下2本です。
普段は軟飯とパンがゆです。パンもヨーグルトにひたさないとべーっとしてします。
よろしくお願いします。
おやきにチャレンジしてみたいのに、なかなかうまく食べてくれないようですね。
おやきは作るのにもちょっと手間がかかるので、せっかく作ったらおいしく食べてほしいですよね。上手にもぐもぐできる時期にあげることや、食べやすい具材、作り方など、おやき作りのポイントを紹介します。
離乳食のおやきは小麦粉と片栗粉、どちらがいいの?
おやきのレシピをネットなどで調べてつくってみたものの、うまくできないこともありますよね。
野菜の水分や火加減などの、ちょっとしたことで出来上がりに差が出るのかもしれません。
ママリにも、このような体験談が寄せられました。
おやきのレシピは片栗粉を使ったものをよく見かけますが、作り方によってはブニョっとした食感になり、赤ちゃんには食べづらいことも。
先輩ママたちは、どのように工夫しているのでしょうか。
もちもちさせたいなら片栗粉多め。柔らかさは小麦粉も入れて調整
片栗粉と小麦粉、おやきに向いているのはどちらなのでしょうか。
レシピでは、どちも紹介されているかもしれませんが、おやきに入れる粉類は、あくまでもつなぎの役割。すりおろした野菜などの具材をまとめる程度に使いましょう。生地が多いと、うまく食べられないことがあるようです。
ママたちもこのような声を寄せています。
でんぷん質でできている片栗粉は、火を通すととろみがついたりモチっとした食感になったりします。そのため、おやきを作るときに粉の割合が多いと、赤ちゃんには食べづらく感じることがあるかもしれません。
小麦粉を入れると、よりサクッと軽い食感に仕上がります。生地をまとめるのも作業しやすいので、小麦粉を使うママもいるようです。
ただ、小麦粉はアレルギーがある場合もあるため、赤ちゃん向けのレシピでは片栗粉を使って作るレシピが多いのかもしれません。使用する際には注意しましょう。
- 味の素株式会社「食のQ&A 片栗粉と小麦粉、どう使い分ければよいですか?」(https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/basic/qa/detail42/,2021年5月13日最終閲覧)
- 厚生労働省「食物アレルギーから見た離乳食の考え方」(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000464805.pdf,2021年5月6日最終閲覧)
歯が生えてないとおやきはやっぱり食べにくい?
おやきを食べるには、歯で噛み切り、すりつぶして食べるという動作が必要なため、離乳食後期のメニューとしておすすめです。
歯の生え方には個人差があるため、一般的に離乳食後期とされている生後9~11か月になっても、おやきがうまく食べられなこともあります。
ママリにもこのような声がありました。
もう後期ですが歯が下二本だけなので、カミカミというより、かじりとることが難しいようで、おやきは食べるのが難しいようです。
まだ中期のような固さで与えてて、それは喜んで食べてくれるんですがこのまま様子見でもいいんでしょうか。
ここで前に手づかみ食べで質問したとき、リンゴをおせんべいのようにスライスしたのを食べさしたりしてるといわれ、試してみたら喉につまらせて怖い思いをしました。
歯がなくても手づかみで食べれるおやき的なものがあれば教えてください。
にんじんスティックはたまにしますが、柔らかすぎてつかめないようでほんと加減が難しいです😭
いろいろ工夫して頑張っているようすが伝わってきます。きっと手づかみで食べる楽しさを味わわせてあげたいのでしょうね。
歯が生えるまでもう少し待ってあげることもできますが、おなかがペコペコではない、間食などのタイミングであげることもできます。ゆっくり柔らかくしながら食べられるので、上手に食べられるようになるまでの間は、これもおすすめです。
歯茎でかみ切れる硬さで噛むことを学ぶのも大切かも
歯が生えそろうまでは、歯茎でつぶせる固さを目安にして離乳食を作ります。歯の本数が少ないと、固めに作ったおやきは、食べにくいかもしれません。
おやきは、野菜などの具材を片栗粉や小麦粉で固めて焼いたもの。当然、ちょっと固めになるメニューなので、あせらず、歯が生えるのを待ってからチャレンジしても良いでしょう。
ママリにコメントを投稿してくれた先輩ママも、このような声を寄せてくれました。
おやきは、結構焼いちゃってると厳しいかもですね。
そう、上の歯がないと、なかなか噛みちぎるのが難しいみたいなんですよね。
うちは諦めて上の歯はえるまでは、あまり手掴みしませんでしたが、食べられたのは大根、人参、さつま芋のスティック、バナナ、あと柔らか目に作った豆腐ハンバーグはちょっと食べられたような。
ちょっとあげてみて、厳しそうならスプーンで簡単に崩せるので崩してあげてもいいですしね。
何気なくしている「噛む」や「食べる」、「呑み込む」という動作も、赤ちゃんにとっては難しいもの。やわらかいものを舌で押しつぶしたり、歯茎で噛んだりしながら、上手に食べられるようになります。
おやきもある程度噛めるくらいの時期にチャレンジするのが目安なので、あまりあせらず、ようすを見ながらあげましょう。
おやきってどんな材料を入れたらいいの?
おやきは好きな具材を混ぜて焼くだけの簡単レシピですが、具材がいつも同じになってしまうのが悩み、という声も。
マッシュしやすいカボチャやサツマイモなどが作りやすく定番になっているようです。
せっかく作るなら、いつもと少し気分をかえて、さまざまな食材を試してみたくなりますよね。
アレルギーがない材料ならどんなものでも入れてみよう!
離乳食が進むにつれて使える食材の幅も広がります。野菜だけでなく肉や豆腐との相性も良いようですね。
自分で食べる楽しさを学んでほしいので、まずは子どもが好きな食材から始めて、新しいメニューを試してみるのも良さそうです。
わたしは
★じゃがいもとしらすのおやき
じゃがいも1個、しらす10~15g、片栗粉小さじ1,2
★豆腐とかぼちゃのおやき
絹豆腐75g、かぼちゃ50g、片栗粉50~60g
上記材料を混ぜて焼く、ってのをよく作ってます💡美味しいようでよく食べてくれます☺
野菜だけでなく魚や豆腐と合わせて、さまざまなバリエーションのおやきを作っているんですね。これなら飽きずに食べてくれそう。ママの頑張りが見えます。
魚や肉は、ジャガイモや豆腐のようにマッシュしやすく成型しやすいものと合わせると作りやすくなります。それにより、片栗粉や小麦粉をたくさん入れる必要がなくなるため、歯が少ない赤ちゃんも歯茎でつぶしながら食べられます。
同じ食材でも、始めはすりおろしてなめらかな舌触りにし、上手に噛めるようになってからは小さめサイズにカットしたものを入れるなどの変化をつけることで、成長に合わせたおやきを作るできますよ。
おやきは冷凍保存しても大丈夫?
おやきは簡単レシピですが、こねたり成型したりと、ちょっと面倒だと感じることもあるかもしれません。
まとめて作って冷凍保存しておくと便利そうですが、おやきは冷凍保存に向いているのでしょうか。ママリにも同じような声が寄せられました。
離乳食は、野菜を裏ごししたりやわらかく煮たりと、手間がかかるもの。
子どもの世話や家事にも時間がかかるので、毎回の離乳食作りはできるだけ簡単に済ませられるように工夫したいですよね。
焼いてから冷凍保存で便利に使えます!
先輩ママたちも、冷凍保存することで離乳食作りのストレスを減らしているようです。
じゃがいもを柔らかく煮て潰して、片栗粉を入れ、よーく混ぜたら小さいハンバーグみたいにして、フライパンで両面焼く【いももち】を作りました😊
ご飯がわりにあげたりしてますよー!手も汚れないし、多めに作って冷凍して、食べる分だけチンすればいいので、便利です😊
おやきをよく食べてくれるようなら、まとめて作り冷凍保存しておくと毎回調理する手間がはぶけて便利。
焼いて冷ましたものをフリーザーバッグや保存容器に入れて冷凍しておくことができます。
冷凍保存したものを使うときはレンジで温めたりフライパンで焼いたりして、必ず再加熱しましょう。
おやきを含む離乳食についての記事をもっと読みたい方は、下記よりごらんください。
おやきを食べてくれない!良いアイデアはある?
さまざまな食材をまとめて食べられるので、栄養バランスを考えておやきを作っているママパパもいるかと思います。
でも、せっかく作っても食べてくれないこともありますよね。いつか好き嫌いなく食べてくれるようになるのでしょうか。ママリにも不安を感じるママの声が寄せられました。
今11ヶ月なんですがおやきなど嫌がって食べないです。基本丼や麺類に野菜あんかけなどです。
手づかみはパンとお菓子のみであとは口にいれません。などで品数も少ないです
量は200~250位たべると思いますが
おやきやハンバーグとかは食べないんですがいいんでしょうか???
みなさんのメニューみてると素晴らしいと思います不安になりました😭
初めての離乳食は、「これで必要な栄養は足りているか」と心配したり、食べてくれないと「好き嫌いの多い子になってしまうのでは…」と不安になったり、毎日手探りですよね。
ママリには参考になるアイデアや体験談がたくさん寄せられていますが、自分やわが子にはしっくりこないこともあるものです。
子どもが食べられるものがあるなら焦らず見守るのも1つの方法
離乳食後期におすすめのおやきですが、手づかみできるようになっても、おやきを好んで食べてくれないこともあるようです。
ママリにもこのような声が寄せられています。
手づかみはパンとお菓子とスティック状のさつまいもくらいです。おやきなどはぽいっとされます(笑)メニューがマンネリ化してしまいます…
周りと比べると大丈夫かなぁと心配になりますが、今は息子が食べてくれるならそれでいいかなと思ってます。
肉系は全部出します😅
同じような質問を最近
しましたが白飯しか食べて
くれなかったと回答する方も
いました!それでも食べて
くれるだけでよかったと😊
少ししたらいろいろ
食べてくれるようになったと
いっていたので今は食べれる
ものを食べてくれればそれで
いいと思ってます😄
筆者の息子も肉は上手にゴックンができず、噛んでいるだけで口から出していました。ご飯よりもやわらかく煮たうどんが好きで、毎日そればかり。「これでもいいの?」と不安になったことがありました。
おやきも試したことがありましたが、あまり食べてくれなかったので、息子が楽しく食べられることを優先して好きなメニューにしていました。
思うように食べてくれないからといって、この時期の好き嫌いがずっと続くわけではないので、あまり気にしないでも大丈夫ですよ。
- 福井県坂井市「離乳食について」(https://www.city.fukui-sakai.lg.jp/zoshin/kosodate-kyouiku/ninsinsyussan/syussan/rinyusyoku.html,2024年1月22日最終閲覧)
- 静岡県富士市「さつまいものおやき」(https://www.city.fuji.shizuoka.jp/kenkou/c0106/fmervo000000eo5o-att/rn2ola0000021qbh.pdf,2021年5月6日最終閲覧)
- 滋賀県湖南市「簡単!離乳食を作ろう」(https://www.city.shiga-konan.lg.jp/kosodate/kosodate_shien/16639.html,2021年5月6日最終閲覧)
おやきを離乳食で便利に利用するポイント
おやきを離乳食に上手に取り入れるには、次のポイントを押さえておくとおやきを作るママパパ、そして実際に食べる子どもの負担になりにくいでしょう。
- 子どもが食べなれている食材から始める
- 調理しやすい材料から始める
- 一気に作ってストックするなど時短テクをフル活用する
おやきを試してみたいなら、使いやすい食材から始めましょう。家族の好きな食材なら冷蔵庫に常備しているので、定番メニューにぴったり。食べ慣れた味なら、子どもも喜んで食べてくれそうです。
調理のしやすさもポイント。レンジで加熱してマッシュできる野菜を使ったり、肉や魚も混ぜるだけで使いまわせるようにストックしたりすることで、調理の手間を減らすことができます。
離乳食作りは何かと大変なので、時短テクニックを取り入れて、ストレスを減らして続けられるようにしたいですね。
ママリで見つけた先輩ママの離乳食おやきレシピのアイデア
ここではママリで見つけたさまざまな材料を使った離乳食のおやきのレシピのアイデアを紹介します。日々の料理作りに取り入れ、新たなおやきを作る際の参考にしてくださいね。
ジャガイモと野菜とひき肉のおやき
人参はすりおろし。
家にある野菜をみじん切り。
ひき肉があれば炒めてから入れて全部をコンソメ、牛乳、片栗粉を入れて食べやすい大きさにまとめて油をひいたフライパンで焼く。
↑これを息子が手づかみできるようになったら食べてました😂
野菜も肉もちゃんと取れるし、ジャガイモが好きな子なら食べやすいかもしれません😂
冷蔵庫にある残り物の野菜を使ったり、子どもの好きなものや栄養素を考えて選んだりした野菜を入れることができそうですね。考え方次第でさまざまなおやきが作れそうなレシピです。野菜だけでなくお肉もとれるので、バランスよく栄養をとりいれたいママパパにぴったりではないでしょうか。
豆腐のおやき
そこに細かく切った野菜や鰹節・青海苔・ひじきなどを入れてあげると大人が食べても美味しいです☆
3パックタイプの豆腐1パックに対して大さじ2の片栗粉入れてます☆
こちらは豆腐と片栗粉で作るおやきです。豆腐を入れることで柔らかい生地が完成します。できあがったおやきを試食して柔らかさを確認すれば、歯が生えそろっていない赤ちゃんでも食べやすいかどうかが分かりますね。鰹節や、青のりなど、日によって好きな具材を入れるのも楽しそうです。
そうめんおやき
そうめんを耐熱ボウルに折って入れて、そこに人参も一緒に入れチンして納豆混ぜて焼くだけです😂
大人が食べても美味しいですよ☺️
調味料使っているようであれば、お醤油数滴垂らすだけでも全然違います✨
こちらはそうめんを細かく折って作るおやきです。作り方も簡単で材料も少ないので、すぐに取り入れられそうですね。片栗粉や小麦粉を使って作るいつものおやきと異なるものを作ってみたい方は、ぜひ試してみてくださいね。
おやきを上手に取り入れて、楽しい食事を
離乳食のおやきは、手づかみ食べができるようになった赤ちゃんにぜひ挑戦していただきたい食べ物です。
小麦粉や片栗粉などの分量によって食感が変わるため、分量を調整しながら、おいしいおやき作りをしてみてくださいね。また小麦はアレルギーに注意するべき食品であるために、使用する際には注意しましょう。
また、食べさせる際は、赤ちゃんの歯の生え具合や様子を見ながら進めると良いでしょう。無理のない範囲で進めることを心がけて、まずは子どもが食べやすい食べ物から始めてみてください。楽しみながら、徐々にさまざまな食材を取り入れてみてくださいね。