妊娠がわかった後、里帰り出産に決めた理由
筆者が住んでいる地域から実家までは、高速道路を使って4時間ほどの距離があります。義実家は1時間もかからない県内に住んでいたので頼ることもできましたが、落ち着いて過ごせる環境を選びたかったのです。
夫が里帰り出産に賛成してくれたことも大きいのですが、筆者が里帰り出産を決めた主な理由は2つありました。
1. 産後、より安心して過ごせる
夫は育休を取れるような職場ではなく、遅い日は22時過ぎに帰ってくることも。そのため、産後に一人で赤ちゃんのお世話や家事をしなければいけないことが分かっていました。
産後1か月は無理をしないほうがよいと妊娠判明後に周りから言われたこともあり、里帰り出産の選択肢が漠然と頭の中でよぎるようになりました。
2. 両親のそばで生活できる機会が最後かもしれない
もう一つの理由としては、両親に孫をたくさん抱っこさせてあげたいというものでした。筆者は10年以上実家から離れて生活しており、数日帰省することはあっても数か月単位で生活するのは高校生のとき以来。里帰り出産は両親と過ごすよい機会だと思ったのです。
結果、両親は里帰り出産をとても喜んでくれました。ゆっくりと時間をかけて過ごすこともできるため、よい選択だったのではないかと思います。
里帰り出産をする際に準備したこと
里帰り出産をするにあたり、さまざまな情報を集めました。一度里帰りしてしまうとすぐに戻ってこれる距離ではなかったため、夫にしておいて欲しいなどもあらかじめまとめておきました。簡単に紹介したいと思います。
産院関係のこと
里帰りを決めてすぐに健診を受けている病院には話をしました。それと並行し、里帰り先の病院へ電話予約を行いました。筆者の里帰り先の病院では34週までに健診を受けることになっていたため、それを合わせて里帰りする日にちも決定。
余裕を持って、事前にスケジュールを組んでおくのが大切です。
夫にお願いしたいことをまとめておく
産後は余裕がないと思ったので、出生届や市役所から事前に言われていた書類は夫が出せるよう一つにまとめ、出し忘れがないように気をつけました。
また、里帰り中にして欲しいことは紙に書いて見えるところに貼っておきました。男性でも簡単な掃除はしてくれると思いますが、排水口の掃除や空き缶、ペットボトルのごみ捨てなど細かなことをいちいち注意したくなかったので、筆者はあらかじめ伝えました。大丈夫だろうと思っていることも、一覧にしておくとよいかと思います。
赤ちゃんのものを準備
チャイルドシートなど大きなものはいくつか事前に準備していたのですが、肌着などは里帰りしてから一気に買いそろえました。赤ちゃんのものに関しては夫と見に行ってもお互いよくわからず、結局買わずじまいということも。
筆者の場合は、里帰りしてからの方が時間がたっぷりあったので母と一緒に選んだ方が余裕をもって準備ができました。相談をしながら購入できたので、結果的に良かったと思います。
実際にやってみてわかった里帰り出産のメリット
里帰りしてからは、とにかく手厚いケアがあり筆者はとても楽をさせてもらいました。産前産後ともにバランスの取れた料理はすごくありがたかったですし、産後の不安な時期に赤ちゃんを見てくれる人が自分以外にも居るというだけで、とても心強かったです。
筆者の娘は夜に全然寝てくれず、産後は寝不足で仕方がなかったのですが「ちょっと横になってきたら?」と言ってもらえるだけで体はもちろんですが心も楽になりました。里帰りしなかったらどうなっていたのだろう…と今になると思います。
里帰りするか悩んだら周囲に相談を
里帰り出産をするか悩んでいる方もいるかと思います。里帰り先や妊婦さん自身の状況で里帰りが難しい、微妙だなという場合ももちろんあるはず。筆者自身も「早くアパートに戻りたい…」と思ったこともありました。両親も孫と一緒にいてすごく楽しそうでしたが、その反面大変そうなときもありました。
出産は人生の中でそう何度も経験するものではありません。後悔のないよう、また何よりも妊婦さん自身が安心して産前産後を過ごせるよう、どうするか悩んだらぜひ周りの人に相談してみてくださいね。体験談などを参考にするのもよいでしょう。
ぜひ、ベストな選択ができますように。