子どもの前で夫婦げんかをしてしまったときは…
夫婦げんかは、子どもにストレスなど悪影響を与えてしまう可能性があるようです。普段はニコニコしているパパやママが大きな声で怒鳴り合う姿は、子どもにとっては単純に怖い光景に見えてしまうことも。不安にも感じやすくなりそうです。
とはいえ、育児に慣れるまでは生活リズムが不安定になる、ストレスがたまることもしばしば。家事や育児の疲れから、産前よりもけんかが増えたという夫婦もいると思います。
子どもの前で夫婦げんかをしたくないと思いつつも、つい感情的になってしまうことも。もし子どもの前で夫婦げんかをしてしまったとしたら、どのようにフォローをすればよいでしょうか?対処法をご紹介します。
- 日本放送協会(NHK)「夫婦げんかで子どもの脳が危ない!?」クローズアップ現代(https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4078/index.html,2020年11月25日最終閲覧)
- 日本教育心理学会「親の夫婦げんかが子どもに与える影響を考える」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/pamjaep/43/0/43_S76/_article/-char/ja/,2020年11月27日最終閲覧)
「ごめんね」と仲直りする姿を子どもに見せる
けんかした姿を見せたまま終わっていると、子どもの不安が解消されない状態になってしまうかもしれません。夫婦でお互いに「ごめんね」と言い合い、仲直りする姿まで子どもに見せましょう。
子どもが安心しやすくなるうえに、けんかをしたら仲直りをするという一連の流れを学ぶきっかけにもなりそうです。
怖い思いをさせたことを謝る
子どもに怖い思いをさせてしまったことをダイレクトに謝りましょう。子どもは「自分のせいでけんかをした?」と思っている場合もあります。
「あなたのせいじゃないよ」ということ、そして「パパとママはもう仲良しだよ」ということを伝えて安心させましょう。このときに、「パパ(ママ)が悪いんだよ」と相手の悪口を言うことはNG。子どもはパパもママも好きなので、傷ついてしまう可能性があります。
笑顔で抱きしめる
子どもはパパとママの笑顔が大好きです。子どもに対しても、夫(妻)に対しても笑顔でいることで、子どもは心の底から安心するでしょう。
またスキンシップ、特に抱きしめてあげることも効果的です。0~1歳の言葉がわからない子どもでも、けんかの雰囲気を察して不安に感じることがあります。パパとママが笑顔でしっかり抱きしめて、安心させてあげましょう。
夫婦は本当に仲直りしよう
「とりあえず仲直りしている姿を見せればいいや」という取り繕った仲直りはNGです。子どもは意外と敏感です。目を見ない、会話をしない、雰囲気がギスギスしている、などから「まだけんかしているのかな?」と、察する子どもは少なくありません。
子どもが寝た後などにしっかりと話し合いをし、けんかのわだかまりは解消してくださいね。