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ぐんぐん成長する時期!生後3か月の赤ちゃんの発育状態と変化

「そろそろ生後3か月になるけれど、うちの子どもはまわりと比べて発育しているのだろう?」ふと、こんなふうに思うことってありますよね。毎日少しずつ成長していく子どもの姿を見るのはうれしいものですが、同時に不安や心配に思う気持ちもあることでしょう。この記事では、生後3か月の子どもの発育・発達度合いや、授乳量・排便などの体内サイクルを、気をつけるべきこととともにご紹介します。

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生後3か月の赤ちゃんの目安となる状態は?

生まれたときはあんなに小さかった子どもが、生後3か月目を迎えるとずいぶんと大きくなり、その成長スピードにびっくりさせられるものです。

生後3か月の子どもの一般的な成長はどの程度なのでしょうか。その目安をご紹介します。

生後3か月の身長・体重

生後3ヶ月 PIXTA

生後3か月の子どもの発育は、身長が約60cm・体重は約6kgが目安です。生まれたばかりの頃は平均して身長が約50cm・体重は3kgとされているため、体重は約2倍の重さになり、日々、目まぐるしい速さで成長していることがわかります。

しかし、これは平均のデータであり、おなかの中にいた期間によっても変わってくるため、少し大きめの子どももいれば、小さめの子どももいます。また、子どもの体の伸ばし方によって身長は変わってきますし、授乳や排せつ直後などによっても体重は変わります。

そのため、生後3か月の自分の子どもと比較して、平均よりも小さいからと心配になる必要はありません。それよりも、生まれたばかりの頃や生後1か月目・2か月目と比べてみて、成長しているかを確認してみましょう。個人差はあるものの、その子どもなりに成長していれば温かい気持ちで見守ることが大切です。

授乳量と排便回数

母乳の場合、生後1か月から2か月くらいのときの授乳回数は、多いときで1日7回~8回程度です。この頃の授乳量やタイミングは子どもにより異なりますが、子どもが欲しがるタイミングであげるため不規則なことが多いでしょう。しかし、生後3か月くらいになると、1回に飲む量が増えてだんだんと飲む時間帯も決まってきます。

排便の回数については、生後1か月の子どもは1日10回~15回程度です。ところが、3か月頃になると子どもにもよりますが、1日に2回~5回と頻度が少なくなります。

便の状態も変わり、ドロドロ・ベタベタした感じの「軟便」に変わってきます。これは、腸内で水分が吸収されることによるものだとされています。また、色は黄色・茶色・緑色などさまざまです。

母乳やミルクが足りないときも排便の回数が減るため、心配になることもありますが、体重が順調に増えていて子どもの機嫌もよさそうなら問題ないでしょう。

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生後3か月頃から見られる赤ちゃんの変化

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生後3か月頃になると、子どもに少しずつ変化が見られてきます。日々成長していく子どもを見るのはうれしい反面、今までと異なる症状が出てくると心配になることもあるものでしょう。

生後3か月頃から見られる子どもの変化について、ご紹介します。

首がすわる

生後3か月から4か月を過ぎたあたりで、「首がすわる」ようになります。そのため、3か月の場合子どもによっては完全に首がすわっていないこともありますが、それに向けた発育は少しずつ進んでいます。

子どもの健康診断を行っているクリニックなどでは、3か月健康診断のときに「首がすわっているか」「首すわりに向けた発育が進んでいるか」などを確認します。

授乳のタイミングが安定する

生後すぐから2か月くらいのときは、子どもに母乳やミルクを与えると時間帯を選ばずいつでも飲んでいたのが、3か月を過ぎた頃からタイミングが安定してきて、子どもによっては授乳量が減る場合もあります。今まで与えればいくらでも飲んでいた子どもの授乳量が急に減ると、不安になることもあるでしょう。

しかし、これは生後3か月頃になると大脳が発達することにより「満腹感」がわかるようになるために、授乳のタイミングが安定し、場合によっては授乳量が減ることもあるのです。今までたくさん飲んでいた母乳やミルクの量が少なくなると不安になることもありますが、成長とともに体重が増加していれば心配ありません。

生後3か月頃から始まるグズグズ期

子どもが泣くのには、おなかがすいたときやおむつがぬれているとき、眠いときなどさまざまな原因があるときと、意味もなく泣くときがあります。また、少し大きくなると甘えて泣くときもあります。

泣くことによって親へのスキンシップを求めているときもあります。「不安なときや不快なときに泣くと、親が近くに来て癒やしてくれる」この経験が積み重なることにより、親と子どもとの信頼関係が築かれていくのです。抱っこをしてもらい肌が触れ合うと、子どもの心は安定していきます。豊かな心を育てるためにも、子どもが泣いているときは抱っこをしてあげましょう。

手遊び(てあそび)を始める

生後3か月頃になると、子どもによってはおもちゃに手を伸ばしたり、自分の手や指を見つめたりなめたりして「手遊び(てあそび)」を始めます。「指しゃぶり」を不安に思うこともあるでしょうけれど、これは子どもの自然な発達の過程により起こるものです。

また、親など身近にいる人の顔を覚えて、声を聞きわけられるようになります。一緒に遊んであげると笑ったり、声を出して笑ったりといったしぐさも見られるようになります。

たそがれ泣き

健康な子どもでも、何時間も泣き続けることがあります。特に、子どもによっては午後から夕方にかけて泣く頻度が高くなることもあります。親としては、子どもが原因もわからず泣いていると困ってしまいますよね。

授乳やおむつ交換・温度管理などを確認し、熱がないかなど子どもの様子を確認してみましょう。特に異常がなければ「子どもは泣くもの」と思い、抱っこをしてみたり、話しかけてみたり、温かい気持ちで見守りましょう。

子どもに泣かれてしまうと、イライラしてしまうこともあるでしょう。しかし、身近な人のイライラした気持ちを子どもは敏感に感じ取ってしまい、余計に泣いてしまうこともあります。イライラしたときは、深呼吸をしたり飲み物を飲んだりして、落ちつく気持ちも大切です。

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生後3か月の赤ちゃんのリアルな変化

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実際に、生後3か月頃の子どもには、どのような変化があるのでしょうか。「ママリ」に寄せられた先輩ママたちの体験談を聞いてみました。

7月1日産まれの男の子がいます。

混合ですが、夜間は1回起きるか起きないかになってきました。
授乳間隔は日中は3~4時間間隔、夜はミルクのみで23時に140で就寝してそのまま9時前後まで寝るか、主人が起きる5時に起きてしまうかという感じです‎(˙º̬˙)

もし2時間で起きてしまっても、日中3時間以上間隔があいて夜だけ2時間なら遊ばせず飲ませて寝かせてしまいます(^_^;)

それと3ヵ月の目安は200×5なので、時間間隔が短いのなら一回量を増やしても良いかと思います。
ただ吐いてしまうなら今が適量なのかもしれませんし、10や20増やして様子を見ると良いかと思います(๑´•ω•)۶”
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生後3ヶ月(生後104日)の男の子ママです(*^^*)
すごい近いですね!
うちの子はプクプクで体重6500くらいあるので参考になるかな…

私も完ミですが、この頃夜中の3.4時に起きてます泣
20時に飲んで寝て、夜中の3.4時なのでミルク飲ませてます。飲みながら寝ます。
1日5回180作ってますが、この頃飲みむらが多くて180も飲みません。だいたいトータル800前後くらいです(._.)
ミルク捨てるの、もったいないなぁと思ってしまいます泣
160で満足そうなら、このままでも大丈夫ですが足りなさそうにしてたら増やしてもいいかもしれないですね^_^
あとはミルクとミルクの間隔が空かなくなってきたらですねー
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生後3か月の子どもをもつ、ママさんたちのコメントです。1回の授乳量を200ccとして1日5回を目安としているママさんや、ミルク1回分を180ccで作り1日5回を目安にあげているものの、残してしまうという意見も見かけました。

時間帯も安定してきて、夜中は1回起きるか起きないかのようです。様子を見つつ、足りない場合や授乳の間隔が短くなる場合は少し増やしても良いのかもしれませんね。

1日通して7-10回くらい母乳あげてます!
その中でも足りないときや、
少し長めにお出かけする時、
寝る前にミルクを足す感じにしてます😄

ミルク寄りの混合なら
そもそものミルク量をもう少し
増やしてもいいんじゃないかな?🤔
と思いますよ!
ママリ|ママの一歩を支える、女性限定Q&Aアプリ

母乳を1日に7回~10回あげているというママさんです。ミルクと違い母乳は量を設定できないため、少し多めになってしまうのかもしれませんね。そのほかにも、お出かけをするときや寝る前など間隔があくときは、ミルクを足すなど工夫をしているようです。

生後3か月の赤ちゃんに変化が見られない場合

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母子健康手帳に載っている「乳幼児身体発育曲線」は、子どもの身長や体重をグラフ上に記入し、発育の確認ができるものです。定期的に記入をし、子どもが成長していることを確認しましょう。

地域によって異なりますが、自治体で乳幼児の定期健康診断を行っているところもありますし、クリニックで実施しているところもあります。3か月健康診断では、おもに身長・体重などの発育の確認や、首のすわり具合・音への反応・お肌の状態・先天性の病気がないかなども診てもらえます。

そのため、子どもの成長に変化が見られない場合は、健康診断の際に気になることをしっかり質問し、不安を取り除きましょう。

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子どもの成長を温かく見守りましょう

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日々少しずつ子どもが成長していく様子は、うれしい反面まわりにいる子どもの発育・発達の様子や目安が気になることでしょう。定期的に子どもの様子を記録し、その子どもなりに少しずつ成長していれば温かく見守ることも大切です。

定期的な健康診断もしっかり活用し、気になることを質問したりアドバイスをもらったりして、子どもと一緒に楽しく過ごしましょう。

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