離乳食完了期にかかる1歳は、食事の変化も大きい時期
離乳食卒業まであと少し!食の幅が広がり、ほとんど大人と同じような食材が食べられるようになって、必要な栄養素は全部食事からとれるようになります。
食事の変化が最も大きい時期とも言えますね。ちょうどこの時期、食事面で悩むママも多いようです。1歳の子どもがどのような食事をしているのか、先輩ママの声を聞いてみましょう。
自分で調味する時は物足りないと思いつつ酒は抜きで味醂は煮切ってから使いますが、先日出汁屋さんの炊き込みご飯の素があったのを使ってみた時は沸騰するしいいか!ともうそのまま使っちゃいました😂
大人と同じような食材が食べられるとはいえ、味付けは薄味を心掛けたいもの。炊き込みご飯を作る場合、お米2合分のレシピで3号分のお米を炊くことで薄味に仕上げるというアイデア、分かりやすくて取り入れやすいですよね。
また、調味料においてはアルコールを含む料理酒を使うのは控えて、みりんはしっかり煮切ってから使うようにしているとのこと。沸騰させてアルコールを飛ばすことがポイントですよね。
あとは、おにぎりの時は、たまごと皮なしウィンナーと味噌汁ですかね!
皮なしウィンナーは焼かなくていいのを使ってます(*´꒳`*)
あとは、果物かヨーグルトです!
今は麦茶飲んでます^ ^
私はベーコンやハムにサラダと果物かヨーグルトと味噌汁で、だいたい娘がパンのときはパンでご飯の時はご飯です(*´꒳`*)
砂糖で少し甘みを付けたバタートースト、大人が食べてもきっとおいしいはずです。朝から甘さを感じるものを食べると、何だか幸せな気分になれそうですね。
おにぎりの日には、玉子焼き、皮なしウインナー、みそ汁、フルーツまたはヨーグルトといったバランスのとれたメニュー。朝からこんなに盛りだくさん準備できるママに頭が下がります。
朝ごはんは、スティックパン一本のときもあればパン3本にバナナに牛乳なんてときもあります😂
昼はうどんひと玉食べても足りないと言ってご飯をお茶碗一杯分たべたり、かと思えばうどん半玉でもういいと言われたり。
夜ご飯はすごくて、それなりのおかずを食べつつ白米をお茶碗3杯分たべたりします。この白米も、少なめとかでなく普通に親と同じくらいの一杯です。つまり、私たち以上に食べます😂
体重は10.8キロとかで平均より小さめですが💦
以前、担当医に食べる量について聞いてみましたが、体重と共に身長も伸びていて、吐いたり便秘になったりせず、健康であれば本人が満足するまで食べさせても大丈夫と言われましたよ✨
食パン1枚食べる日もあれば、スティックパン1本のときもあり、スティックパン3本にバナナまでもをぺろりと完食する日もあって、朝ご飯には食べムラが見られることもあるようです。
夜ご飯は特に食欲旺盛で、親以上に食べるとさすがにびっくりしますよね。
たくさん食べても、おう吐・便秘の症状が無ければ全く問題ないとのこと。元気いっぱいの証拠ですね!
投稿者さんのように、子どもが1歳を超えても、脂質が多いもの、塩分が高いものは避けた方が良いでしょう。
その点を抑え、食べやすいように柔らかく調理すれば、ほぼ大人と一緒のものを食べることができます。さまざまな食材のおいしさを教えてあげましょう。
アンパンマンスティックパンなら1袋いけますが、あげても1回に4本くらいまでにします!
ミルクパンなどは普通に昼とか夜一食食べてからしめに2個食べます‼️
うちは少し小さめなので気にせず満足するまであげています😊
食べて運動しないと太っちゃうかもなので、うちは階段登り降りさせたり、毎日たくさん公園をお散歩させています😆
牛乳も大切なたんぱく源の1つです。1歳では、離乳食として取り入れる以外にも、飲み物として与え始めることができます。
炭水化物、たんぱく質、ビタミン・ミネラル類、バランスがとれた食事を心掛けるようにしましょう。
そして、お子さんがたくさん食べる分、お散歩などたくさん運動しているとのこと。しっかり食べて、しっかり動いて、素晴らしいリズムですよね。
- パルシステム「子育て123」(https://kosodate.pal-system.co.jp/kihon/kihon_process/process_1218/,2021年1月11日最終閲覧)
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf,2021年1月20日最終閲覧)
1歳児のごはんに必要な栄養素は
1歳を超えた今、食事の内容が大きく変化しつつある中で、大事な栄養素についてしっかり把握しておきたいもの。1歳児ごはんには、どのような栄養素が必要なのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
1歳児のごはんに必要な栄養素①ごはん・パン類(炭水化物)
エネルギー源として欠かせないのが「炭水化物」。炭水化物が含まれる食材として、ごはん・パン・麺類・いも類などが挙げられます。
1歳児では、食べやすく調理することを前提に、ほとんどの穀類やいも類を食べることができます。
1食で食べる量の目安としては、1歳~1歳半ごろで軟飯90g、ごはんだと80gです。子ども茶わん軽めの1杯分が約80gとなっているので基本として考えてみてくださいね。
1歳児のごはんに必要な栄養素②野菜・果物類(ビタミン・ミネラル)
身体の働きを調整する大切な役割を持つ「ビタミン・ミネラル」。ビタミン・ミネラルが含まれる食材には、野菜や果物類があります。
1歳児では、加熱によって柔らかくすることでほとんどの野菜を食べることができ、果物もほとんどのものが食べられます。
1食で食べる目安としては、野菜、果物を合わせて40~50g。ニンジンだと1cmの厚さで約3枚となります。また、手づかみ食べを進めるためにも、手に持ちやすい大きさにカットするようにしましょう。
鉄・カルシウム・ビタミンD不足の可能性大
1歳だと、まだ食事よりも母乳からの栄養摂取の方が多い子もいるでしょう。その場合、鉄やビタミンDなどが不足する可能性があります。不足分を補うために、赤身の魚や肉・レバー・大豆・乳製品・きのこ類を進んで食事に取り入れていくことが大切です。
順調に離乳食が進まない場合、医師に相談した上でフォローアップミルクを与えることも検討しましょう。まずは、食事からの栄養摂取が増えることを目指していきましょう。
1歳児のごはんに必要な栄養素③魚・肉・乳製品類(タンパク質)
身体を作る、なくてはならない栄養素「タンパク質」。タンパク質が含まれる食材には、魚・肉・乳製品・大豆製品・卵などがあります。
1歳児は、魚類は新鮮でうす味のものだと干物も取り入れることができます。肉類はハンバーグなど固めた料理だと食べやすくおすすめです。うす切り肉の場合、細かく刻むと良いですね。卵は加熱していろんな形で料理に使用でき、大豆製品だとゆで大豆は刻んで使えます。
1食で食べる量の目安としては、魚・肉類なら15~20g、豆腐なら50~55g、卵なら全卵1/2~2/3個、乳製品は100gとなっています。あくまでも目安量なので、お子さんの発達によって調整してあげてくださいね。
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf,2021年1月20日最終閲覧)
- エバラこどもクリニック「見落としがちな乳幼児の鉄欠乏性貧血」(http://www.ebara-clinic.jp/column/ida,2021年1月20日最終閲覧)
- ダノンジャパン「ビタミンDと鉄について」(https://www.danone.co.jp/petit/food/vitamin_d/,2021年1月20日最終閲覧)
1歳児がごはんを食べてくれない…そんなときは
同じ1歳児でも、もりもりごはんを食べて食べ過ぎかと心配と悩むママもいれば、ごはん食べてくれずに心を痛めるママもいます。
ごはんを食べてくれない場合は栄養が足りてないのではないか、成長に影響するのではないかと不安ばかり募ってしまいますよね。
ごはんを食べてくれないとき、どうすれば良いのでしょうか?
食べてくれない理由を探す
子どもがごはんを食べてくれない…このことには何か理由があるはずですよね。
イヤイヤ期に差し掛かって、すべてが「イヤ」な気持ちに支配されているかもしれませんし、ただ単にそのときは嫌だったのかもしれません。メニューが単に気に入らないから、手づかみしたときの感触が苦手だったかもしれませんよね。
「ちゃんと食べなさい」と、つい強めの口調で口に出してしまいがち…。そんなときは、まず深呼吸。口に出す前になぜお子さんがご飯を食べてくれないのか理由を探してみましょう。
ただし、理由がわかったところで無理強いはしないことが大切です。食事が楽しくない時間になってしまうと食事自体が嫌になり、ますます食べてくれなくなる可能性があります。
食べてもらうための対処法
お子さんにごはんを食べてもらうには、どのような対処法が必要なのでしょうか?
もし、お子さんがメニューは気に入らないということなら、たまには最初に好物から食べるなどして食べる順番を変えるのも1つ。手づかみしたときの感触がイヤということなら、手づかみで食べやすいメニューを考え直してみる、イヤイヤ期でどうしようもないというときには、時間を決め、食べなくても切り上げてみるのもよいでしょう。
また、ご飯をたべないと心配になるものですが、大人でもなんとなく食欲がないときもあるように、赤ちゃんも気分がのらないのかもしれません。あまり食べないけれど体重はきちんと増えているのなら栄養は足りていますし、食べさせることにこだわりすぎないことも大切ですよ。
- 西宮市役所「幼児期の食事のポイント」(https://www.nishi.or.jp/kosodate/kosodate/kodomonokenko/shokuji/youzikinosyokuzi.html,2021年1月20日最終閲覧)
- 江東区役所「あかちゃんごはん4.~離乳完了期12~15か月~」(https://www.city.koto.lg.jp/260353/fukushi/hoken/eyo/documents/akacyangohan_4.pdf,2021年1月20日最終閲覧)
1歳児ごはんのおすすめメニュー5選
なにかと悩む1歳児ごはんですが、固さや味の濃さを調整することで、大人の料理を分けて与えることもできますよ。そのことを踏まえ、1歳児におすすめのアイデアメニューをご紹介します。
ぜひこれから献立を考えるときの参考にしてみてくださいね。
コーンおにぎり
主食であるごはんが進まないお子さんにおすすめなのが、「コーンおにぎり」。
ゆでたコーンをごはんに混ぜて、小さめのおにぎりを作ります。甘いコーンと一緒なら、ごはんも食べてくれるはずです。
不思議なもので、茶わんに入れたご飯は食べられないのにおにぎりにするとペロッと食べられるようなことが、子どもには多々あるもの。コーン以外にもお子さんの好きなものと一緒に混ぜ込み『混ぜご飯おにぎり作戦』はいかがでしょうか?
豆腐&野菜入りチキンナゲット
野菜が苦手というお子さんに、「豆腐&野菜入りチキンナゲット」はいかがでしょうか?
鶏ひき肉に、豆腐と片くり粉とチーズを混ぜ、そこに玉ねぎやキャベツ、ニンジンなどみじん切りにした野菜を加えて混ぜ合わせたものを油で揚げると、ふんわりと仕上がったチキンナゲットの完成です。きっと野菜の存材を忘れてパクパク食べてくれるはず。
筆者自身もチキンナゲットはよく作るのですが、鶏ひき肉が無い場合、鶏むね肉を細かく切って代用しても十分おいしく仕上がるのでおすすめですよ。子どもも大人も大満足なおいしさです。
長芋のおやき
食の幅を広げるためにも、いろいろな野菜を食べさせたいもの。おすすめは「長芋のおやき」。さらに野菜やお肉などを加えるなど、アレンジができそうですね。
大人用は、ソースやマヨネーズで味付けするのがおすすめです。
いろいろお好み焼き
・キャベツ
・小麦粉 大さじ6
・卵 1個
・だし汁 大さじ6
キャベツは粗めのみじん切りにして、ボウルに全部入れて混ぜてフライパンで片面焼く
→ひっくり返して、水を少し入れて蓋をして蒸し焼きにする
キャベツの他ににんじんや小松菜入れたり、しらすや納豆入れたりします😊
お好み焼きと言えば、たっぷりキャベツが食べられるメニューですよね。家族みんなで同じメニューが食べられるのも魅力的。
こちらの方は、キャベツ以外に、ニンジンや小松菜を一緒に加える「いろいろお好み焼き」を作っているそう。粗めにみじん切りした野菜に、小麦粉大さじ6、卵1個、だし汁大さじ6を加えて混ぜ合わせ生地の完成です。
調理大人はソースたっぷりでいただきましょう!
とにかく手づかみできるもの
野菜スティック(にんじん、きゅうり、いんげん、アスパラ、かぼちゃ、枝豆など)
ハンバーグ、しゅうまい、お好み焼き、チーズ、レバー(焼いてそのまま笑)、魚(ぶりの照り焼きや鮭などほぐして)
です!
1歳ごろは、自分でやりたいという欲求が出てくる時期ですよね。特にその傾向が強いお子さんには、野菜やお肉、お魚などを自分で食べてもらう方法もよいですね。
野菜スティックとその他を組み合わせ、おにぎりと一緒に出せば手づかみプレートのできあがり!複数のおかずから「どれなら食べるかな?」と様子を見るのも面白いかもしれません。
楽しく食べてね、1歳児ごはん
赤ちゃん卒業に向けて、さまざまな部分において大きな変化が見られる1歳児。食に置いても大きな変化が見られます。
なかなか食事が進まない…その悩みを抱えるママも多いはず。まずは、お子さんのことをじっくり観察して、なぜこうなっているのかしっかりと考えてあげることが大切です。
その上で、どのように解決できるかを考え、お子さんが食事から栄養をしっかりとることができるように、焦らずに少しずつクリアしていけたら良いですね。
楽しく食事ができる日はきっと来るはずです。