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自分の子と周りの子を比べてしまうときは「違うのは〇〇」と考えるべき。正しい親の接し方

「あの子はできるのにうちの子はまだできない」とつい自分の子どもを他の子と比べてしまうことありませんか?比べた後は、つい子どもに厳しくなってしまうこともあるかもしれません。そんな自分が嫌で、でもどうすればいいかわからない。そこで、モンテッソーリ教師あきえさんの著書『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』を参考に、比べてしまう気持ちとうまく付き合うコツについて紹介します。

PIXTA

自分の子どもを他の子どもと比べてしまうときはどうすればいい?

自分の子どもと他人の子どもを比べてしまうときは、無理に比べることをやめようとしなくても大丈夫です。大人は勝手に頭で比べてしまうもの。ただし注意したいのが比べてから生まれる感情です。

比べたことで、もしも劣っていたと感じたなら、劣等感を持つ場合もあるでしょう。結果的にこの感情に振り回されてしまうのです。

そんなときは、比べるのをやめようとすることに意識を集中させるのではなく、抱いた感情を外に出さないようにすることに集中しましょう。

みんな違うことが「普通」である

©モンテッソーリ教師あきえ

本来、子どもの成長は、ペースが違って当然です。しかし、日本の一般的な保育や教育のあり方は、「みんな一緒」「平均」が強調されがち。その結果、はみ出している部分が目立ってしまいやすいでしょう。このことが、親を焦らせてしまう要因の一つになっているのです。

子どもの姿を見ずに他の子どもと比べて焦り、本来の子どもの姿を変えてしまうことは、「あなたはあなたでいい」という無条件の信頼が崩れてしまい、結果的に「これができたらあなたを信頼する」という条件のついた信頼へと変わってしまいます。

また、違っていて当然と思いながらも、どこかで「みんなと同じじゃないといけない」と感じていると、その気持ちは子どもに伝わり、無意識に焦らせてしまいます。「あなたはあなたでいいし、みんなと違っていい」という思いで接するようにしてください。

モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て

モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て [ モンテッソーリ教師 あきえ ]

子ども自身の「自ら育つ力」を、環境を通してサポートすることが大切という、モンテッソーリ教育理念に基づいた対応法が紹介されている本です。

つい他の子と比べてしまい親自身が疲れたと感じたときに手に取ってもらいたい一冊。子どもに対する考え方でなく、自分自身への考え方にも気づきを与えてくれるはずです。

大人も自分を「自分は自分でいい」と肯定してあげることが大切

子供たち PIXTA

子どもが一人ひとり違っているように、大人も人それぞれ違っていいのです。完璧な親になろうとしないでください。無理をして周りに合わせてしまうと、自分がどうしたいのかわからなくなり疲れてしまいます。ママやパパ自身にも、それぞれ個性があっていいと思いませんか?

だからこそ「自分は自分でいい」と肯定してあげてください。そうすることで「あなたはあなたでいい」と子どもにも思うようになるかもしれません。その人それぞれの違う部分を恥じるのではなく、生かすようにしましょう。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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