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【女の子の習い事】いつから始める?習い事選びの注意点も確認!
子どもに何か習い事をさせたいと思いつつ、いざ探すとなると、何を習わせたらよいか悩んでしまいますよね。
自分が子どものときにやってみたかったものをすすめたくなったり、周りに習っている人が多いものを選びたくなったり。
最近は早いうちに始められる習い事も増えています。子どもの可能性を伸ばすようなものや、新たな経験や体験を積めるような習い事などの選択肢もあり、ますます迷いますよね。
ママリにも、このような声が寄せられました。
もうすでに習い始めているという声や、これをさせたいと決めているという声もあります。
小さなうちは、なんでも経験させてあげたいと思いますが、詰め込み過ぎにも注意が必要です。子どもの時期に自由に遊ぶことで学べるものを得損なってしまうかもしれません。
子どもの声も聞きつつ、楽しく学べる習い事選びのポイントと注意点をまとめました。
習い事は何歳から通う?
子どもに何を習わせようか迷っていますか。習い事にもいろいろありますが、最近は0歳から始められるものもあるため、できるだけ早く決めようと思っている方もいるかもしれません。
0歳児から始められるのは親も一緒に楽しめる内容のものがおおいですが、3歳を過ぎるころから、親と離れて学ぶ習い事の種類が充実。子ども自身も自分の好みや意見が言えるようになる年齢なので、主体的に取り組み楽しめるようになる時期です。
子どもの性格や興味によって異なるため、何歳から習い始めるかにはあまりこだわらず、子どもが興味を持ったことを気軽に始めてみると良いかもしれません。
女の子の習い事選びに注意するポイントとは
子どもの興味や関心はすぐに変化するため、何を本気で習いたいと言っているのか、その見極めが難しいところです。
「何でもやってみる」「経験させてあげる」というのが良いように思いますが、習い始める前に、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
子ども自身に「通いたい」という気持ちがあるか
子どもが小さい時に始める習い事はたいてい、親がすすめるものになりがち。子ども自身が「やってみたい」と言って始めても親のサポートは欠かせません。
親が「自分が子どものときなバレエを習いたかったけど通わせてもらえなかったから」など、自分の願望や理想が強くなりすぎてしまうこともあるかもしれません。
なんとか始めても、それでは長続きしません。きっかけが親のすすめであっても、子ども自身も「やってみようかな」という気持ちになれるものを選びましょう。
「○○ちゃんがやってるから」という理由は注意!
年中クラスくらいになると、何でも友だちと同じことに興味を持つことがあります。
紹介されて、仲の良い友だちと同じ教室に通うようになることもあるかもしれません。楽しそうではありますが、これも慎重に検討しましょう。
幼稚園や保育園は狭い世界。仲が良いときばかりではありません。習い事までいつも同じメンバーだと、疲れてしまうこともありますし、やめにくくなってしまうことも考えられます。
せっかくなら、習い事を通じて新しい友人を見つけるのも良いのではないでしょうか。気の合う友だちが変化したときも気まずく感じることなく続けられる距離感も意識して選びたいですね。
習い事が増えすぎないように!
子どもの可能性を伸ばしてあげたいと思うあまり、平日は毎日のように習い事の予定が…という方もいます。
何でもたくさんすれば成果が出るというわけではありません。詰め込み過ぎると、逆に何も身につかないということもあります。
習い事が増えれば、子どもの送迎や家での練習など親の負担も大きくなります。始めることだけでなく、無理なく続けられるかどうかもしっかり検討しましょう。
子どもの体力や集中力の限界を考慮して、習い事は二つくらいに厳選し、予定を決めずにのびのびと遊べる日もしっかり確保してあげてくださいね。
女の子におすすめの習い事7選
いろいろ悩む子どもの習い事ですが、男の子と女の子でも興味が分かれるところ。
男女ともに、体力作りに役立つスポーツ系や、楽しみながら学ぶ力を養うことができる学習系をバランス良く経験できるよう選んでいるようです。
今回は、女の子におすすめの習い事をおすすめポイントと予算や注意点も合わせて紹介します。
1.スイミング
男女問わず、幼児向けの習い事ランキングで上位にランクインしているスイミング。
0歳児からママと一緒に始められることもあり、赤ちゃんの水嫌いの克服や子どもの体力強化などを目的に継続している人が多いようです。
子どもの年齢や選択するコースによって異なりますが、月謝は6,000円前後。入会金や水着などの必要な用具を買いそろえるため、習い始めはもう少し費用がかかるかもしれません。
2.ダンス・バレエ
学校の授業にも取り入れられ、習い事や趣味として定着したダンス。クラシックバレエやジャズダンスなど昔から親しませているスタイルから、ヒップホップやブレイクダンスなどのストリートスタイルまでさまざまなジャンルがあります。
自己表現の楽しさや、仲間と協力して一つの作品を作る達成感を味わうことができます。芸術性や感性を磨く機会にも。
クラシックバレエの月謝は6,000円前後。入会金だけでなくシューズやレオタードの購入が必要です。発表会の衣装や参加費が高額になることもあるので、続けるには家計と要相談。
ダンス教室は、月謝制・年会費制・チケット制などがあります。筆者もフリースタイルのレッスンに通っていたことがありますが、レベルごとに価格が異なるフリーパス制と、1時間1,000円のチケット制とを選択することができました。
無料体験レッスンに参加するなどして、通いやすい教室を探すのもいいかもしれません。
3.英会話
国際化の流れを受けて、幼いうちから英語に親しんでおいた方が良いのではないかと、早いうちから英語教室に買わせている方もいるのではないでしょうか。
最近は小学校でも外国語の授業時間が増え、英語学習の大切さが見直されています。早めに話せるようになっていると、小中学校に入ってからの学習に役立つだけでなく、仕事や旅行など生涯を通じて役立ちます。
5,000円前後の入会金が必要なところもあります。月謝の目安は5,000円から8,000円ほどで、年齢やコースによって異なります。
英語に限らず、外国語の学習は勉強色が強く、子どもによって得意不得意が分かれることも。「しっかり勉強しなさい」と強く押しつけるのではなく、苦手意識を持たずに楽しく英語に親しむことができるような声かけをしましょう。
4.公文、学習塾
勉強は「できないよりはできた方が苦労しないから」と早めに始めることがあるようです。
最近は自宅でできる通信制の教材も充実しており、毎月1,000円前後と低予算で気軽に始められるのも人気の理由。しっかり読み書きが学べるだけでなく、小学校に上がるまでに学習の基礎を身につけることもできるかもしれません。
4歳ごろから、親と離れて一人で通い、教室で勉強するスタイルの学習塾や公文教室もあります。月謝の予算は3,000円から5,000円ほど。子どもの年齢に合わせてアップすることも。
家庭での学習サポートが欠かせないので、親が怒らず辛抱強く教えることが大切です。
- KUMON「月会費」(https://www.kumon.ne.jp/tetsuzuki/kaihi/index.html,2021年4月13日最終閲覧)
5.リトミック
楽しく体を動かしながら、音楽を学ぶリトミックは幼児期ならではの楽しい習い事のひとつ。
リズム感や音感を養い、適度な運動にもなります。グループレッスンが基本なので、かしこまった習い事という雰囲気ではなく、友だちと楽しみながら学べるので、初めての習い事を探している方は気軽にチャレンジできそうです。
月謝も3,000円前後から。リトミックを体験しているうちに好みがはっきりしてくるかもしれません。演奏が好きならピアノ、体を動かすことが楽しいならダンス、といった具合に、今後の成長に合わせた習い事探しのきっかけにもなりそう。
6.体育・体操教室
スイミング同様、子どもの体力作りに役立つ習い事としておすすめなのが、体操教室。男女問わず楽しむことができます。
日常生活に役立つ運動機能を鍛えるだけでなく、家や公園で遊ぶだけでは体験できない運動ができます。できなかったことができるようになる喜びや達成感を味わい、自分の成長を実感できるでしょう。
5,000円~8,000円の月謝のほかに、入会金や年会費が5,000円前後かかることがあります。紹介キャンペーンや体験教室などが開催されているときは無料になる場合もあるので、気になる教室のホームページはこまめにチェックしておくのがおすすめです。
7.ピアノ
ピアノに触れて音を出す楽しさを体験できるよう3~4歳ごろからレッスンが受けられます。
コツコツ練習することで忍耐強さや集中力が身につき、大きくなっても続けられる趣味にもなります。楽譜が読めるようになるまでに時間がかかるかもしれませんが、演奏する楽しさを実感できると、飽きずに続けられるかもしれません。
数千円の入会金が必要な場合もありますが、月謝は5,000円から7,000円ほど。発表会やコンクールがあれば、楽譜や衣装代なども大きな出費になるかもしれません。
自宅で練習するためにピアノの購入も検討することになりますが、場所もとり価格も高い買い物です。子どもが自分に意志で続けたいと思っているか、慎重に考慮しましょう。
- ベネッセ「e 教育研究開発センターが選ぶ「調査データ クリップ! 子どもと教育」」(https://berd.benesse.jp/berd/data/dataclip/clip0006/clip0006b.pdf,2021年4月13日最終閲覧)
- 文部科学省「子どもの学校外での学習活動に関する 実態調査報告」(https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/08/__icsFiles/afieldfile/2009/03/23/1196664.pdf,2021年4月13日最終閲覧)
習い事を通して、いろいろな経験をさせてあげよう
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子どもの成長はあっという間。できるだけのことをして、子どもの成長を応援してあげたいですよね。
幼児期の習い事は、本人の希望で始めたとしても長続きするとは限りません。興味が変わったり、うまくできずに諦めてしまったり。親の期待通りになることを目指すのではなく、子どものやる気や可能性を応援するようにしましょう。
習い事は、子どもが成長するにつれて、「やっていてよかった」と実感できる瞬間があります。それは、何か得意なことが身についたというだけでなく、さまざまな経験ができたことや「やってみたい」という気持ちを親が受け止めてくれたことへの感謝の気持ちから来るものかもしれません。
生涯の仕事につながる習い事もあれば、楽しい経験や思い出で終わる習い事もあります。やめたからと言って、習ったことがすべて無駄になるわけではありません。子どもが習い事を通じてさまざまな体験ができるよう、温かく見守ってあげたいですね。