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- 白身魚:白身魚の切り身にしっかりと火が通るまで加熱したら、ザルにあげてから調理する
- 赤身魚:お刺身用の赤身魚に片栗粉をまぶし、沸騰したお湯でさっとゆでてから調理する
- 青魚:3枚におろした青魚をゆで、小骨をむらなく取り除いてから調理する
離乳食に魚を使う場合のポイントは、白身魚の場合よく火を通して半生にならないこと。加熱しすぎるとパサパサとした食感になる赤身魚は、沸騰したお湯でさっとゆがいて加熱しすぎないことの2点です。もちろん、青魚も半生にならないようによく加熱しましょう。
一つ前の「調理のポイント」でご紹介した離乳食時期ごとの調理法と、種類ごとの魚の下ごしらえ法を組み合わせて食べやすい離乳食を作ってくださいね。
離乳食に使う魚の保存方法
「離乳食を冷凍保存している」というママパパは少なくないと思いますが、魚を使う離乳食は保存できるのでしょうか?離乳食用の魚は生のまま冷凍することは避けたほうが良いですが、加熱処理した後の魚なら冷凍保存することができます。
離乳食用の魚を保存するなら、下ごしらえを終わらせ、身をほぐしてから冷凍袋やタッパー、製氷皿に小分けにしてそのまま冷凍するだけで完了です。冷凍保存した離乳食用の魚は、1週間以内に使い切るようにしましょう。
冷凍保存した離乳食用の魚は電子レンジで加熱すれば解凍できますが、加熱しすぎに注意してくださいね。魚は加熱しすぎるとパサパサと喉どおりが悪くなり、離乳食期の子どもには食べにくい食感になってしまうことがあります。
もしパサついてしまったら、片栗粉でとろみをつけたり、スープの中に入れたりすると食べやすくなりますよ。
離乳食での魚の与え方のポイント
離乳食に使う魚の調理方法や冷凍保存方法を見てきましたが、肝心の食べさせ方のポイントについても知っておきたいところです。離乳食初期・中期・後期・完了期とそれぞれの時期ごとに、上手に食べさせるためのポイントを見ていきましょう。
- 離乳食初期:魚をてにいねいにすりつぶした後にお湯やだしでのばす。とろみをつけるとさらに食べやすくなる。魚が液体状になるようにすることがポイント
- 離乳食中期:なるべく細かくほぐしてとろみをつけたり、おかゆの中に混ぜ込んで食べさせたりすると食べやすくなる
- 離乳食後期:食べる回数を重ねるにつれ、魚のほぐし身を少しずつ大きくしていく
- 離乳食完了期:ひと口大の大きめなほぐし身でも食べられるようになるが、加熱した魚のみを食べさせるようにする
- 横浜市中央卸売市場本場「赤ちゃんと食べるお魚ご飯」(https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kigyoshien/chuoshijo/promotion/rinyuusyokurecepi.files/0002_20190531.pdf,2022年6月30日最終閲覧)
- 天草市「おさかな はじめました」(https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/kiji0037012/3_7012_21768_up_rsj46dy2.pdf,2022年6月30日最終閲覧)
- 牧野直子「1週間ラクラク!おいしい! フリージング離乳食」25(西東社,2018)
- 旭化成ホームプロダクツ「離乳食のためのフリージングテクニック 魚」(https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/preservation/baby/food02.html,2022年6月30日最終閲覧)
魚をはじめ、さまざまな離乳食についての記事をもっと読みたい方は、下記よりごらんください。
先輩ママに学ぶ魚の離乳食レシピ
離乳食での魚の食べさせ方の基本を確認していただけたと思うので、次は先輩ママが実際に作っていた魚を使う離乳食レシピをご紹介していきます。
魚はパサパサとした食感で少しのど通りが悪いので、子どもによっては食べてくれないこともある食材。しかし、先輩ママたちはいろいろなレシピをフル活用して、食べやすくして魚を食べさせていたみたいですよ。
タイのトウモロコシソース和え
魚の味やパサつく食感が苦手な離乳食期の子どもでも、トウモロコシのソースと和えれば味・食感の両方を克服できるかもしれません。
タイとトウモロコシの組み合わせは意外と思われるかもしれませんが、子どもにとっては甘く食べやすい味付けになりそうですね。










