体が小さな低学年のころは、大きなランドセルにたくさんの荷物を詰めて1.5km以上歩くのは少々つらいと思われます。徒歩で30分くらいかかる場合もあるので、1.5kmは越えないほうが良いでしょう。
「遠すぎる」または「近すぎる」場合に気を付けたいこと
小学校までの距離が近すぎる場合も、遠すぎる場合にもそれぞれ気をつけたいことがあります。子どもが小学校に入学する前に、家から学校までの距離を調べて、遠すぎる・近すぎる場合にはそれぞれ対策を立てましょう。
家から小学校までの距離が遠すぎる場合
家から小学校までの距離が遠すぎる場合は、多くのパパママが事故などの危険性が高まることを心配されると思います。友達と一緒に下校していても、家から学校までの距離が遠い子どもは最終的に1人になってしまう可能性が高いからです。
登下校の距離が長いほど、事故に遭ったり不審者に遭遇したりする可能性も高まるため、子どもの安全を守るための手段を考えておく必要があります。
もし学校と家との距離があまりに遠く、危険な場所が近くにあるようなら送迎を考えても良いでしょう。
家から小学校までの距離が近すぎる場合
家から小学校までの距離が近すぎる場合は、事故や不審者に遭遇する可能性が低くて安心ですね。しかし、友達のたまり場になってしまったり、下校時間を利用した友達との関係性づくりが難しくなったりすることがあります。
登下校中は学校から離れて、近所の子どもとコミュニケーションをはかれる貴重な時間です。しかし、たとえば学校のすぐ前に家があれば、コミュニケーションをはかる間もなく帰宅できてしまいますよね。
反対に、学校でたくさんの友達を作れる子どもであれば、自宅が子どもの遊び場になってしまい、ほぼ毎日たくさんの子どもが遊びに来るようになってしまうことも。もちろん、にぎやかで良いと思う場面もあるでしょうが、パパママ不在の時間が多い家なら、大人がいないときに家で遊ばないなどのルールを決めるのがよいでしょう。
通学路と学区についての注意点
小学校の入学前、もしくは住宅を決める際に注意したいことが通学路と学区です。住所によっては希望の小学校に通えなくなったり、通学路に危険が潜んでいたりすることもあるので、通学路と学区は入学前に確認しておくことをおすすめします。
自宅が学区内にあるか確認!
まずは学区についての注意点からです。学区の境界は幹線道路などとなることもあり、同じ町名・番地でも違う学区になる可能性があります。
学校選択制が導入されていたり、越境入学が認められたりする場合もありますが、希望する小学校がある場合は家が学区内にあるか事前によく確認しておく必要があります。
通学路の安全性も要チェック!
学区とともに、通学路をチェックしておくことも欠かせません。理想的な通学路の条件は、ガードレールつきの歩道と歩行者用信号がある道路を通って通学できること。周りに茂みや廃ビル、空き家、見通しの悪い駐車場など、不審者が潜める場所がないことも条件です。
入学前に、小学校までの道のりを子どもと一緒に歩く練習をするのがおすすめです。










