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わが子の自己肯定感を高める「ほめ写」育児のススメ

スマートフォンのカメラの進化によって、いつでもどこでも気軽に写真を撮れるようになった時代。子どもの成長も記録に残しやすくなりましたが、わざわざ写真をプリントする機会は逆に減っているかもしれません。写真撮影は親子のコミュニケーションの一環でもありますよね。家事育児で慌ただしく、ゆっくりわが子と向き合う余裕がないという方にもおすすめしたいのが、「ほめ写」という考え方。子どもにも親にもメリットがある「ほめ写」について紹介します。

©ほめ写プロジェクト

子どもが頑張っている姿を写真に納める「ほめ写」

「ほめ写」とは、子どもの写真プリントを家の中に飾り、それを見ながらほめてあげることで自己肯定感を高めようという、新しい子育て習慣のこと。

自己肯定感は子どもの自信を高めることにつながり、親が子どもをほめるというコミュニケーションの一環としても、「ほめ写」という新しい子育て習慣が注目されています。また、著名な教育評論家や大学教授が参加して「ほめ写プロジェクト」という活動が推進されています。

撮影が苦手でも大丈夫!わが子と「ほめ写」を楽しむコツ

ほめ写は何か特殊なやり方があるわけではなく、写真を撮って、飾って、ほめるの3ステップ。実はとても簡単なのです。

何から始めればいいかわからない方は、次の3つのコツをチェックしてくださいね。

どんな写真を撮って選ぶといい?

©ほめ写プロジェクト

まずは、ほめ写のための写真を用意します。

子どもが努力している姿や何かを成し遂げたときの写真だとおすすめです。運動会や学芸会などのイベントごとだと思い出にも残りやすいですね。

子どもも、自分が頑張った過程をほめられることで、自信につながりやすくなります。

また、何か特別なシーンだけでなく、ただ存在しているだけで素晴らしいのだと伝えられるような、家族の愛情を感じる写真もほめ写にぴったりです。

家の中のどこに飾るのがいい?

©ほめ写プロジェクト

ほめ写は、家の中のどこに写真を飾るのかも重要です。

子どもの目線に入りやすいよう、リビングや子ども部屋など、日常的に過ごす場所に飾るのがおすすめです。

忘れがちですが、大人の目線ではなく、子どもの目線の高さに飾ってあげるのもポイントです。兄弟や姉妹がいる場合は、偏りが出ないよう、枚数や写り方に気を付けて飾ってあげましょう。

また、季節ごとなどの節目には写真を交換して、子どもの成長を確かめてみてください。

写真を見ながら、どうほめるといいの?

©ほめ写プロジェクト

ほめ写の要とも言えるほめ方。ふだんから意識していないと、子どもをしっかりほめる機会はなかなかないかもしれません。

写真に収められた場面を思い出しながら、「このときは頑張ったね」「よくできたね」などと具体的に振り返るのがよいでしょう。

特別な行事やイベントのシーンだけでなく、子どもが存在しているだけで親は幸せを感じていることや、健やかに成長していることが何よりの喜びだということを、「無条件のほめ」として実行してみてください。「大好きだよ」「あなたがいてくれて、ママもパパも幸せよ」という声かけがおすすめです。

「ほめ写」で親子の絆を深めた先輩ママの声

©ほめ写プロジェクト

ほめ写を行うことで子どもにどんな変化が見られたのか、4年ほど前からほめ写を実践している先輩ママの実例を紹介します。

10歳の女の子と8歳の男の子がいるママは、やんちゃな下の子をつい叱りがちだったとのこと。当の本人も「自分ばかり怒られていて愛されていないのでは」と感じていたそうです。

そこで、写真を親子で一緒に選び、曜日を決めてほめ写をスタート。寝る前に抱きしめながら「大事だよ」と伝えることにしました。すると、1か月くらいたったころから親の話をよく聞くようになり、親の愛情も伝わるようになったということです。

簡単なルールを決めたことが、ほめ写を継続するポイントのようですね。

写真を通して親子のコミュニケーションを楽しもう

©ほめ写プロジェクト

ふだんは叱ってばかりで、いざほめるとなるとどうしたらいいかわからない方こそ、「ほめ写」で親子間の変化を感じられるのかもしれません。

「ほめ写プロジェクト」の公式サイトには、ほめ写のやり方や体験談、プロジェクトメンバーの教育評論家、発達心理学者の先生方が監修するコラム、子どもの年齢に合わせたほめ方のコツなども掲載されています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

ほめ写プロジェクト

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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