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子どもへの耳掻きの最適な頻度は?耳掃除のやり方やコツも紹介

©ママリ

耳掻きは頻繁にしなくても良いと解説してきましたが、子どもの耳垢をそのままにしておけば良いというわけでもありません。次のように耳垢を取ってあげたほうが良いケースもあります。

  • 湿った耳垢が多く溜まっているとき
  • プールに入るとき
  • 耳垢のせいで聞こえにくいとき

耳垢の状態は人により違いますよね。乾燥している耳垢は自浄作用で自然に落ちやすいですが、湿った耳垢の場合はいつまでも耳の中に残ってしまうこともあります。

湿った耳垢がたくさん溜まっているなら、綿棒で耳の入り口を拭いてあげたほうが良いでしょう。

また、プールに入るときに耳垢がたくさん溜まっていると、耳垢が濡れて聞こえにくくなったり、外耳炎の可能性が高まったりします。それ以外のケースではめったにないでしょうが、耳垢のせいで聞こえが悪いなら耳掻きをしてあげてくださいね。

子どもの耳掻きのやり方とコツ

綿棒 PIXTA

頻繁に行う必要がない耳掻き。しかし家庭で全くしないというわけにもいかないでしょう。そこでここからは子どもの耳掻きをするときのコツを確認していきます。

正しい耳掃除のやり方をマスターしておくことは子どもの耳の健康を守ることにもつながるので、次のコツを意識しながら慎重に行ってくださいね。

耳を軽く後ろに引っ張って中を見やすくする

子どもの耳掻きをしてあげるときは、耳を後ろに軽く引っ張って中を見やすくすることがコツです。耳を後ろに引っ張ってから、上に引き上げるようにすると耳の中が見やすくなります。

耳垢はよく見えるところだけ取る

子どもの耳掻きをするために耳の中を除くと、奥のほうにも耳垢が見えることがあるでしょう。しかし、耳垢は耳の穴から1cn程度の十分よく見えるところだけ取るようにし、奥のほうに綿棒を入れすぎないように注意してください。

子どもの耳掃除のやり方を間違って、綿棒で耳垢を奥に押し込んでしまうと、耳垢栓塞になる可能性もあるようです。あくまで手前1cm程度の部分を綿棒でふき取るくらいで十分ということです。

もし子どもの耳の奥に大きい耳垢が見えた場合は、耳鼻科で耳掃除をしてもらうようにするのがおすすめ。子どもの耳垢の状態が気になるパパママは3~4か月に1回くらいの頻度で良いので、耳鼻科で子どもの耳掃除をしてもらいましょう。

子どもの耳を傷つけないためにも、無理な耳掻きをすることなく、プロに任せることも大切ですね。

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耳掻き棒は使わず綿棒で

子どもの耳掻きは耳掻き棒ではなく、綿棒で行います。子ども用として人気のライト付き耳掻きなども市販されていますが、一つ前の項目で解説したように、耳の穴から1cmくらいの耳垢を取るだけで十分ですので綿棒で問題ありません。

子どもの皮膚は大人より柔らかいですが、それは耳の中の皮膚でも同じこと。子どもの柔らかな皮膚を傷つけてしまわないように、綿棒を使って耳掻きをしてくださいね。

子どもが嫌がるときは椅子に座らせて耳掻きを

子どもの中には、嫌がって耳掃除をさせてくれない子どももいます。もし膝枕を嫌がっているようなら、子どもを椅子に座らせて、パパママが横から耳掻きしてあげるようにするのがコツです。

膝枕ではなく耳掃除自体を嫌がってさせてくれない場合は、好きな絵本やアニメを見せて、子どもの気持ちを落ち着かせてからするとうまく行く場合もありますよ。

耳の中に何かを入れるというのは子どもにとって怖いと感じる場合があるので、とにかく「無理やり」は避けて、どうしても家庭でできない場合は、耳搔きが必要かどうかも含め耳鼻科でチェックしてもらいましょう。

パパママの感覚で「耳垢があるかた耳掻きが必要」と感じても、耳鼻科医の診察では無理な耳掻きは必要ないと診断される場合もあるでしょう。

出典元:

先輩ママは子どもの耳掻きをどうしている?

耳かき amana images

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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