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「せあ」は男の子にも使える?
「さ行」からはじまる名前は、爽快感のあるイメージが特徴のため「せあ」も、さわやかな印象を与えられるでしょう。
女の子のイメージが強い呼び方ですが、漢字を工夫すると男の子にも問題なく使える名前です。
実際、明治安田生命「2021年版男の子の名前の呼び方ランキング」の上位20位には、「ソラ」「ヒナタ」「ハル」「アオイ」「アサヒ」など男の子にも女の子にも対応する名前が多くありました。
近年は特に性別が限定されている名前が少ない印象です。「せあ」も性別関係なく親しまれる名前と言えるでしょう。
- 明治安田生命「名前ランキング 読み方ベスト50」(https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/read_best50/boy.html,2022年5月24日最終閲覧)
名前に使える「せあ」の漢字
それでは、「せあ」という呼び方の名前にはどのような漢字があるのでしょうか。「せ」と「あ」に分けてそれぞれご紹介します。一緒に漢字の意味もご紹介するので、漢字を決める際の参考にしてみてください。
「せ」と読む漢字:「星」
音読みで「セイ」と読める「星」はその名のとおり、夜空に輝く星のことです。
名前の由来としても「星のように輝く人になってほしい」「星のようにまわりを照らす人になってほしい」などの願いが込められるでしょう。女の子にも男の子にも使える漢字です。
「せ」と読む漢字:「世」
「世」は、世界をイメージする漢字であることから、「壮大」や「ロマン」という印象を与えるでしょう。「世界で活躍できるように」などといった思いを込めることもできます。
漢字の成り立ちは諸説あり、「漢字の『十』の字を3つ合わせた形から生まれた」という説と「伸びはじめた木の芽の象徴」という説があります。どちらも「長い月日」という共通のイメージがあり、「先人から受け継いだものを発展させる」「自らのチカラで時代を切り開く」といったメッセージが込められています。
「せ」と読む漢字:「瀬」
「さんずい」で構成される「瀬」は、川や海の水の流れを表す漢字です。もともとの漢字は「川のなかの水の流れがはやいところ」を示していました。
漢字のイメージは、「自然」「雄大」。さらに、水のイメージから「さわやか」「爽快」といった印象が得られます。
「せ」と読む漢字:「聖」
「神聖」や「聖母」など清い印象の「聖」。実際に漢字の由来も神様へのお祈りに使う器の形をイメージしている「耳」と「口」に、つま先立ちをしている人を示す「壬=王」の字を組み合わせています。
漢字には、「清い」以外にも「賢い」「知徳に優れている」などの意味があります。「清らかで上品な子に」「知徳で人々を救う子に」といった思いが込められる漢字です。
「せ」と読む漢字:「茜」
一般的には「アカネ」と読む「茜」ですが、音読みで「セン」です。由来は植物の「アカネ」です。
漢字の意味も植物の「アカネ」からで、根の色が「赤黄色=赤根」だったことから「アカネ」と呼ぶようになりました。
今では、「夕日=茜色」「紅葉=茜色」など日常のなかの色を表現する漢字です。夕日や紅葉から「澄んだ景色」「爽やか」「温かい」といったイメージとして名前に使用できます。
「あ」と読む漢字:「彩」
「彩」は「あや」と読み、女の子の名前で人気の漢字。「あや」の「あ」をとって、「せあ」に当てることも可能です。
「彩」は、「采」と「彡」の漢字で構成されています。「采」は木の実を手で取る場面を、「彡」は髪が流れる様子を組み合わせています。意味は「木から色をとりきれいにする」「色どる」。「色彩」の漢字にも使用され、色とは切り離せない関係です。
「美しい」「色彩豊か」「きれいな」という漢字は、女の子にピッタリの漢字ではないでしょうか。
「あ」と読む漢字:「愛」
「愛」はシンプルに「どんな人にも愛される人に」「愛を持って接する人に」などの思いが込められる漢字です。
女の子の印象が強い漢字ですが、男の子の名前に使ってもかっこいい印象が得られます。シンプルな「せ」の漢字に使用することでバランスがとれるでしょう。
「あ」と読む漢字:「亜」
「亜」の漢字の由来は、建物の土台を表す漢字の「亞」です。土台の上に建物が続くことから、「次」または、土台はトップに出られないという意味から「二番目」といった意味を持ちます。
「愛」や「藍」よりも大きな意味を持たない漢字でもあるため、組み合わせの漢字を際立たせたい方にもおすすめです。
「あ」と読む漢字:「杏」
果物のアンズを意味する「杏」。春よりも一足早い2月〜3月下旬にピンクの花を咲かせ、初夏にはやさしいオレンジ色の果実が実ります。
そのため、2月〜3月や実りのある初夏に出産予定の方には特におすすめです。加えて、「杏」は昔から薬としても重宝されてきました。そのため、「人を助けるやさしい子に」といった思いも込められます。
「せあ」と読む名前一覧
続いて、「せあ」と読む漢字の例を意味を踏まえていくつかご紹介します。意味や画数から、漢字の組み合わせの参考にしてください。
「世彩」
世界の「世」に色彩の「彩」を組み合わせた「世彩」は、「世界に彩りをもたらす明るい子に育ってほしい」といった願いが込められます。
さらに「世界に羽ばたく」「才能豊か」などから、芸術の道を示すことも可能です。「クリエイティブな道へ」と願うママ・パパにもおすすめな組み合わせでしょう。5画と11画の計16画の字画数も相性が良いといわれています。
「星明」
「星の明かり」と書いて「せあ」とも呼びます。「セイア」と読み間違えられることも懸念されますが、きれいな漢字が並ぶ魅力的な名前です。
「星」には、「宇宙」「壮大」「明るい」などの意味があり、「明」にも「明るい」「希望」「光」などのイメージがあります。
「明かりでまわりを照らす子に」「星あかりのように輝く子に」といった願いが込められ、漢字の意味が分かりやすい組み合わせでしょう。
「聖亜」
神秘的な漢字を強調させたい方は、「聖亜」がおすすめです。先述したように「清い」「賢い」などの意味を持つ「聖」に、意味をあまり含まずなおかつ「あ」として読みやすい漢字の「亜」を組み合わせることで「聖」を際立たせます。
角の多い漢字の組み合わせのため、「強さ」「鋭さ」もイメージできます。女の子だけでなく、男の子にもピッタリの漢字ではないでしょうか。
「瀬亜」
「聖亜」同様に、「瀬」の字を強調させたい方、または画数のバランスを取りたい方におすすめなのが「瀬亜」です。
「瀬」には、「山」「川」「自然」などの意味が含まれ、「亜」には強いイメージはありません。しかし、「亜」は「アジア」の漢字であることから「外国風」といったイメージを持つことができます。
「広い世界を見てほしい」といったママ・パパの願いにはぴったりの組み合わせです。
「茜杏」
「茜」と「杏」の組み合わせには、「色」の共通点があります。「茜」には赤色、「杏」にはやさしいオレンジのイメージです。そのため、「温かい」「やさしい」といった印象の組み合わせとなるでしょう。
どちらも「和の色彩」であることから、古風な漢字を組み合わせることで、バランスも取れるでしょう。
「青空」
「空」は「あく」「あける」と読むことから、「青=セイ」と組み合わせることで「せあ」と読みます。
「青」は「空」「爽やか」、「空」は「自由」「壮大」といったイメージ。「空のように自由に爽快に人生を歩んでほしい」との思いが込められます。男の子の名前に使用してもいいくらい爽やかでかっこいい名前です。
「せあ」と読む漢字の組み合わせは他にもさまざまです。
世亜/世愛/瀬空/彩亜/聖愛/星有/星亜/晴彩/晴空/世綾/瀬愛/彩杏/彩愛/聖杏/星空/星愛/晴愛/茜愛
「せあ」という名前に対する先輩ママの声
「気に入った名前を付けるから名付けは自由!」と思ってはいるものの、まわりからのイメージが気になるところです。また、「せあ」は今っぽい響きの名前であることから、気になるママ・パパも多いのではないでしょうか。
ここでは、「せあ」という名前に対する先輩ママの声をご紹介します。
「かわいい」という意見が多く、ひらがなでも違和感のない名前という意見もありました。苗字との相性が良くない場合でも、ひらがなという選択肢があるのはうれしいですね。
また、漢字の由来としてシンプルで伝わりやすいという印象から「愛」を使う名前が気にいる方も多い印象を受けました。由来が伝わりやすく、かわいく覚えやすい名前の「せあ」は、先輩ママからも好評です。
今風の響きが人気の「せあ」は男女ともに使える名前
さ行からはじまる名前はさわやかな印象を与えます。また、母音が「e」の音は、個性を表すため「個性を大切にしたい」というママ・パパの願いが反映されるでしょう。
先輩ママからは、「かわいい」「ひらがなでも良い」と好評の声が多く聞かれました。「茜杏」や「青空」のように、漢字次第では古風なイメージを得られ、男の子にもピッタリの名前です。爽快でおしゃれな響きが魅力の「せあ」。ぜひ、すてきな名前をプレゼントしてあげてくださいね。