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沐浴(もくよく)はいつまで?卒業の目安とは
生まれたばかりの赤ちゃんのお風呂である「沐浴」。一体いつまで沐浴をするべきなのでしょうか?
いつまで沐浴をさせるか厳密に決まっていませんが、卒業の目安は新生児期が終わるころ。「沐浴」という呼び名は新生児のときだけ使われ、乳児期に入ると沐浴槽でお風呂に入っても沐浴とは言わないそうです。
この呼び名の変化からも、沐浴をいつまでするかは新生児期が終わる生後1か月くらいがちょうどよいでしょう。
- パークベルクリニック「沐浴(赤ちゃんのお風呂)」(https://www.parkbell.jp/mokuyoku/,2021年6月25日最終閲覧)
いつまで沐浴(もくよく)していた?先輩ママの体験談
それでは先輩ママたちは、沐浴をいつまでしたのでしょうか?
ほとんどの先輩ママは「生後1か月くらいまで」
先輩ママたちに沐浴をいつまでしたか訪ねたところ、最初にお話したように「生後1か月まで」と答えた方が大多数でした。
新生児期が終わる1か月検診の時期が沐浴卒業の目安になるみたいですね。とはいえ、個人差もあると思います。1か月健診(生後1か月児健康診査)のときに先生と話す機会がありますから、そのときに沐浴を卒業して良いか確認してみてくださいね。
さまざまな都合で沐浴(もくよく)卒業の時期を決めた方も
生後1か月で沐浴卒業と考えるママが少なくないですが、中にはママのさまざまな都合で沐浴卒業の時期を決めた方もいらっしゃいました。
1人だけで育児をしているママや、お風呂より沐浴のほうが楽だと思われるママは沐浴卒業が遅い傾向にあるようです。特に、2人目の沐浴をいつまでするかは、1人目の赤ちゃんのお世話もあるので、生後1か月より遅めの卒業になるかもしれませんね。
ただし、子どもによってはお風呂より沐浴のほうが大変になることも…。
中には、沐浴をさせるのが大変になるころからお風呂に切り替えたという先輩ママも。いつまで沐浴を続けるかは、赤ちゃんのことだけでなく、ママの育児のしやすさも考えて決めるという方法もおすすめですよ。
沐浴(もくよく)卒業後のお風呂の入れ方
いつまで沐浴を行うかは人それぞれですが、約1か月で終わる可能性もある短期間の入浴法です。沐浴卒業後は一緒にお風呂に入らなければなりません。沐浴卒業後のお風呂の入れ方もなるべく早めにマスターしておきましょう。
ここからは赤ちゃんと一緒にお風呂に入る準備と、1人で実践できる入れ方のポイントについてお話していきます。基本を知っていれば、沐浴卒業のときも慌てずスムーズにお風呂へと移行できますよ。
赤ちゃんと一緒にお風呂に入る準備
赤ちゃんと一緒にお風呂に入るときは、事前の準備がとても大切です。お風呂から上がった後に湯冷めしてしまわないよう、次のような必要なものはすべて浴室に準備しておいてください。
- タオル
- ベビー肌着
- ベビーウェア
- おむつ
- 水
- ボディケアグッズ
必要なものを準備して赤ちゃんと一緒に脱衣所に行ったら、赤ちゃんには脱衣所で待っていてもらい、ママは先に頭と体を洗っておいてください。
赤ちゃんの湯冷めを防ぐためには、お風呂上がりすぐにベビー肌着やベビーウェアを着られるよう、ボタンやひもをほどいて開いた状態で準備しておくのがおすすめ。
ママはスムーズに赤ちゃんのお世話に移れるよう、バスローブなど着るだけで水分を吸い取ってくれる着替えがあると便利ですよ。
1人で実践できる赤ちゃんのお風呂の入れ方
それでは、1人でもできる赤ちゃんのお風呂の入れ方についてお話していきますね。洗い方の基本は沐浴と同じで、顔→頭→体の順番に洗ってあげます。
赤ちゃんの体勢に悩む方も多いでしょうが、大人がバスチェアに座り、太ももの上に赤ちゃんを乗せて、片手で支えるようにすると洗いやすいです。もしくは、浴室にバスマットを敷いて、赤ちゃんを寝かせた状態で洗う方法もあります。
洗い終わったらパパママと一緒にお湯につからせますが、赤ちゃんはのぼせやすいので入浴時間を長くしすぎると体調を悪くしてしまうこともあります。体を洗い、軽く温まったら早めに上がるようにしましょう。
一緒にお風呂に入る際の注意点
赤ちゃんと一緒にお風呂に入るときは、基本の入り方にくわえて、次のような注意点を知っておいてください。
お湯の温度を38~40℃に調整すること
沐浴の入れ方のところでもお話したように、赤ちゃんが入るお湯は38℃がちょうど良い温度です。しかしパパママも一緒にお風呂に入ることを考えると、38℃はぬるすぎるかもしれません。
そこで、赤ちゃんと一緒にお風呂に入るときはお湯の温度を38~40℃に調整します。夏なら38℃、冬なら40℃が目安です。
絶対に赤ちゃんから目を離さないこと
沐浴を卒業したころの赤ちゃんであれば1人で動くことはあまりないと思いますが、大人が目を離したわずかな間に…ということが起きやすい場所です。
顔を何かで塞いでしまったり、何かのはずみでうつ伏せになってしまったり、予想外のことが起きないとも限りません。可能なら、洗い終わった赤ちゃんは誰かに受け渡すなど、複数の大人がお世話をするとよいですね。
家庭の事情により1人で赤ちゃんをお風呂に入れないといけない場合には、自分の洗髪などを後回しにしたり、赤ちゃんをある程度固定できる形のバスチェアに寝かせたり、さまざまな角度から対策を考える必要があります。
- ユニ・チャーム「ムーニー 赤ちゃんのお風呂の入れ方」(https://jp.moony.com/ja/tips/lesson/lesson047.html,2021年6月25日最終閲覧)
- 東京消防庁「STOP!子どもの事故」(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-kouhouka/kts/kts_09/kts01.html,2021年6月25日最終閲覧)
- 東京消防庁「STOP!子どもの「おぼれ」」(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/stop/stop03.html,2021年6月25日最終閲覧)
沐浴(もくよく)はいつまで?目安となるのは「1か月検診」
「沐浴はいつまでするの?」とふと疑問に思う方は多いでしょうが、先輩ママに沐浴をいつまでしたか訊いたところ、「生後1か月くらい」と回答された方が多い傾向でした。ただし、2人目の沐浴をいつまでするかは、パパママの育児のしやすさにもよるみたいですね。
赤ちゃんとパパママ双方の都合を考えて沐浴を卒業したら、1人で実践できる赤ちゃんのお風呂への入れ方を参考に、赤ちゃんと一緒にお風呂に入りましょう。赤ちゃんがのぼせないよう、入浴時間はしっかりと調整してあげてくださいね。