赤ちゃんのお風呂はどうしてる?
1人で赤ちゃんをお風呂に入れる方法をご紹介する前に、まずは、沐浴をはじめたママ・パパの多くが抱える疑問や悩みをご紹介して解決していきます。
1.理想的なお風呂の時間は?
わが家の場合、赤ちゃんをお風呂に入れる時間は以下のように決めていました。
- ママの落ち着いている時間
- 上の子とはなるべく時間をずらす
- 帰宅の遅いパパは休日に担当
規則正しく決まった時間に沐浴させよう!と決めていても赤ちゃんがお昼寝してしまうこともあり、なかなか難しいですよね。起こしてまで入れるかというと、私はしませんでした。
入れる時間は目安で考えていくのがいいかなと思います。また、上の子がいると一緒に入れるか、時間をずらすか悩みますよね。新生児の時は首が据わっていないので危険がいっぱいです。わが家は新生児の間は別にしていました。
そして一番の悩みは「パパに入れてほしいけど帰りが遅い」ということ。まだまだしっかり寝せてあげたい時期なので、あまり時間が遅くなるのは赤ちゃんに良くないと思い、パパには休日に担当してもらっていました。
2.沐浴剤?ベビーソープ?どっちがいいの?
沐浴剤と石鹸の大きな違いは、石鹸はあがり湯が必要なのに対し、沐浴剤はあがり湯が必要なく、すすがなくて良いことです。ママ1人で赤ちゃんを入浴させるときには本当に重宝します。
初心者ママでも、赤ちゃんを抱く手を離す時間を最小限にして、赤ちゃんを撫でるように洗うことができるので、私も1人で入浴させるときにはよく使っていました。
しかし産婦人科医の意見の中には、新生児湿疹を防止するには沐浴剤ではなく石鹸で洗うのが良いという声もあります。毎日沐浴剤ではなく、石鹸と併用しながら使うのが良いのかもしれませんね。
3.みんなどうしてる?体の洗い方
体を洗う時は、まず首のしわを伸ばしながら洗います。胸とお腹は手を「の」の字を書くように動かしながら洗います。おへそも洗うのを忘れずに。手と腕を洗う時には、くるくるとママの手を回しながら洗います。手を握っていることが多いのですが、小指側から指を入れながら、そっと開いてあげると洗えますよ。
足はお湯の中に浸かったまま洗います。水面に出すと持ち上げすぎてしまい危ないと感じたからです。最後に赤ちゃんの肩のあたりを支えながらゆっくりうつぶせにし、背中を洗います。赤ちゃんの腕がママの腕にひっかかるようにすると、赤ちゃんがずり下がりにくいですよ。背中と一緒におしりも洗いましょう。
仰向けにしたらお股をきれいに洗い、すすぎます。
4.頭はどんなふうに洗う?
髪の毛をお湯で濡らしたら、ママの手で石鹸を泡立てて髪とおでこを洗います。洗った後にはガーゼを使って洗い流しましょう。
濡れたままにしておくと湯冷めしてしまうので、髪の毛の水分を固く絞ったガーゼで拭いてあげるとよいですよ。
5.お風呂でウンチをしてしまったら??
お風呂で赤ちゃんがうんちをしてしまうこと、ありますよね。もしもうんちをしてしまったら、すぐにお湯を取り替えてあげましょう。赤ちゃんがりきみはじめるのがわかるようになれば、りきんだときにサッと出してあげることができるかもしれませんが、新生児では難しいと思います。
排泄してしまったら、おしりや体をよくシャワーで流して、きれいにしてから再度お風呂に入れてあげましょう。
6.耳に水が入ったら??
耳に水が入ってしまうと心配になってしまいますが、慌てずに綿棒で拭きとってあげましょう。耳の入り口の方だけを拭き取り、奥に入れ過ぎないようにしてください。耳に水が入った瞬間は泣くかもしれませんが、しばらくして落ち着けば大丈夫。ずっとグズグズが治まらない場合には病院に相談してみましょう。
7.熱があるときもお風呂に入れるの??
赤ちゃんが発熱したときはお風呂はやめておきます。ただし、おしりかぶれが心配な場合には洗面器にお湯を張り、おしりだけを洗ってあげましょう。
なお、新生児が38℃以上の発熱をした場合には夜間でも救急受診が勧められています。検温して38℃以上の場合にはすぐに病院へ行ってください。
8.お風呂を嫌がって大泣きする対処方法は?
わが家でも生まれたての頃は沐浴の度に赤ちゃんが泣いてしまいとても苦労しました。パパやママも沐浴に慣れていなくて、服を脱がせることですらオドオドしていたので、それが赤ちゃんに伝わってしまっていたのかもしれません。
沐浴する時には「お風呂にしようね」と声をかけ、にこやかに服を脱がせて、赤ちゃんが安心するように全身をガーゼで覆って沐浴させるようにしていました。だんだん慣れてくると赤ちゃんも泣かなくなり、気持ちよさそうな表情を見せてくれるようになりました。
9.お風呂のあと白湯って必要なの??
私も産婦人科で指導されたのですが、昔はお風呂上がりの白湯は当たり前とされていましたが、今は母乳やミルクを与えていればお風呂上がりの白湯は不要とされているそうです。
そのため、わが家でもお風呂上りは好きなだけ母乳を飲ませていました。
- マミーローズクリニック「子育てQ&A」マミーローズクリニック(http://www.mammyrose.net/question/qa09.html)
- 持田ヘルスケア「スキナベープ」スキナベープ(http://www.babycare-net.com/)
- 持田ヘルスケア「沐浴Q&A」スキナベープ(http://www.babycare-net.com/bathing/qa/)
- 星ヶ丘マタニティ病院「子育てワンポイントアドバイス」星ヶ丘マタニティ病院(http://www.toukeikai.com/sy_kongo.htm)
- 花王「うんちの気がかり」メリーズ(http://www.kao.co.jp/merries/babycare/qa/08/06/)
- 生馬医院「こんなときどうしたらいいの?」生馬医院(http://www.ikomaiin.com/akachan/doushitaraiino.html)
- 久米クリニック「2005年11月4日 橋本先生講演会まとめ」久米クリニック(http://www.synapse.ne.jp/kouta/qanda.html)
1ヶ月を過ぎた赤ちゃんを1人でお風呂に入れる方法
それでは、新生児期を過ぎて1ヶ月健診後、赤ちゃんを1人でお風呂に入れる方法をご紹介します。初めて1人でお風呂に入れる時って本当に緊張しますよね!
けれども、しっかり準備すれば大丈夫です。何が起こっても慌てず、冷静に対処しましょうね。今回は細かいところを私自身の経験をもとに、ていねいに説明いたします。また、いくつか他の方法もご紹介します。
①お風呂の準備をする
まず、お風呂はしっかりときれいにし38~40℃程度のお湯をはりましょう。
お湯がたまったら蓋をあけっぱなしにして浴室をあたたかくしていました。その間に赤ちゃんと自分のお風呂セットを準備します。具体的にはタオル、ガーゼ、沐浴布、赤ちゃんの服、おむつ、ママのお風呂セットです。他に赤ちゃんを待たせておく場所を用意します。脱衣所で待たせる場合、座布団、ハイローチェア、クーファン、バウンサーなどの中でご家庭にあるものを準備すると良いでしょう。
②ママが体を洗う間、赤ちゃんを待たせておく
脱衣所もしくは浴室内で赤ちゃんに待っていてもらいます。もし脱衣所で待たせる場合、何度か扉を開けて様子をみるようにしましょう。ハイローチェアで待たせる場合、必ずベルトを締め、危なくないように高さを一番低い位置まで下げておきましょう。
③赤ちゃんの服を脱がせ、座布団などの上に湯上りバスタオルを広げておく
お風呂から上がった時のことを想定してささっとバスタオルを広げておくとよいでしょう。
お風呂上りはママ自身も寒いので、赤ちゃんをサッとくるんでママが少し体を拭く時間を作れるとよいですよ。
④赤ちゃんを膝の上にのせる
自分のやりやすい方法でやりましょう。私の場合は以下のようにやっていました。
- 正座をしてそこに横向きに赤ちゃんを寝かせる
- あぐらをかいてそこに横向きに赤ちゃんを寝かせる
- お風呂の椅子に自分が座り、そこに縦に赤ちゃんをのせる
膝の上がすべらないように、ひざとあかちゃんの間に一枚タオルをはさむ方法も試してみて、滑りにくいと感じました。初めてで不安な時はタオルを用意しておきましょう。
⑤顔をガーゼなどで優しく洗う
まずは顔から洗います。洗面器にお湯を用意し、目の周りを最初に濡らしたガーゼで拭きます。(目頭から目じりに向かって拭きます)最後に顔全体を拭きます。
顔の湿疹が気になる場合には石鹸を使う方法もあります。泡立てた石けんをつかって、ガーゼで軽く洗ってあげましょう。石鹸をよく洗い流すことを忘れずに。
⑥頭を洗う
石鹸をしっかり泡立てて、指の腹でくるくると優しく洗います。
頭は脂漏性湿疹ができやすいので、しっかり石鹸で洗って油を落としてあげることが必要です。脂漏性湿疹は乳児期の一時的な変化なので、いつも通りケアしていればよくなってくることもありますが、慢性的な湿疹になることもあるので皮膚科や小児科を受診するようにしましょう。
⑦上から順に体を洗う
首のしわには垢がたまりやすいのでしっかり洗います。
ひじの裏側、手のひらと指の間、鼠径部(そけいぶ)、お尻、膝の裏、足の指の間には垢や埃が挟まっていることが多いので気を付けて見てみてくださいね。
⑧一緒に湯船につかる
赤ちゃんとの大切な時間です。歌を歌うのもよし、お話しするのもよし、ママもリラックスして赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。多少耳に水が入っても問題ありません。頭さえしっかり支えていれば、体はふわ~っと浮いてきて、赤ちゃんもリラックスするはずです。
私の場合は歌を歌ったりその日あったことをお話ししたりしながら、10分ほどであがっていました。長湯し過ぎないように気をつけてくださいね。
⑨湯からあがり、赤ちゃんを素早くバスタオルで拭き服を着せる
時間との勝負です。赤ちゃんを丁寧に拭きすぎてママが風邪をひいてはいけません。ささっと拭いてタオルにくるんだら、ママの体を拭きましょう。
⑩湯上り後のケアをする
落ち着いたら鼻や耳のおそうじをし、髪をくしでといてあげましょう。保湿も忘れずにしましょう。
おっぱいをあげる、ミルクをあげるなどの水分補給は必ずしましょう。
- 岡山ウィミンズメディカルセンター「赤ちゃんのお風呂の入れ方」岡山ウィミンズメディカルセンター(http://www.kohjin.ne.jp/womens/mama/ofuro_mokuyoku.html)
- おおしま皮膚科「乳児脂漏性湿疹」おおしま皮膚科(http://shibuya-hifuka.jp/syoujou/kodomo_2.html)
- 持田ヘルスケア「沐浴後のお手入れ」スキナベープ(http://www.babycare-net.com/bathing/aftercare/)
沐浴・お風呂に便利なグッズ紹介
沐浴や赤ちゃんをお風呂に入れる際に便利なグッズを紹介しますので、活用できそうなものがありましたらぜひ試してみてください。
リッチェル 「ふかふかベビーバス抗菌」
リッチェルの 「ふかふかベビーバス抗菌」は、腕にやさしい横空気層と丈夫な縦空気層のダブルエア構造になっているベビーバスです。使うときに空気を入れればよいので、使用しないときはコンパクトに折りたためます。ふわふわとしたやわらかい感触で赤ちゃんをしっかり支えてくれるので、ずり落ちる心配がなく、シンクでも使用できるので沐浴も楽々。
PR
SmartAngel「デジタル湯温計あひるちゃん」
SmartAngelの「デジタル湯温計あひるちゃん」は、かわいいあひるの形の温度計で、赤ちゃんの沐浴・入浴時の湯温チェックだけでなく部屋の温度管理にも使用できます。お湯に入れると自動的に計測を始め、水温が高温になるとランプとアラームでお知らせしてくれる「高温お知らせアラーム」と、水温が30℃以下の低温になるとランプでお知らせする「低温お知らせランプ」が便利。
コンビミニ「日本製TioTio沐浴用ガーゼ(スター) 」
コンビミニの「日本製TioTio沐浴用ガーゼ」は、沐浴に使いやすい細長いサイズの日本製の麺100%ガーゼです。肌に心地よい薄手の2重織になっていて、ふわふわでなめらかな触り心地。ハイブリット触媒を作用させた抗菌・消臭効果のあるTioTioPREMIUM加工を施してあるので、敏感な肌の赤ちゃんにも安心して使えますよ。
ピジョン「ベビー沐浴料(500ml)」
ピジョンの「ベビー沐浴料」は、肌本来のうるおい類似成分を配合したもので、新陳代謝が盛んな赤ちゃんの肌の汚れを手早く落としてくれて、すすぎや上がり湯不要なので新生児にもぴったり。洗いあがりの保湿力も高いので、保湿入浴料としても使用できます。
PR
マイサニールーム ボタニカルズ「ディープモイスチャー ボディソープ 500ml」
マイサニールーム ボタニカルズの「ディープモイスチャー ボディソープ」は、肌のバリア機能を強化する植物由来成分と低刺激の洗浄成分を配合したボディソープです。肌が薄く乾燥しやすい赤ちゃんだけでなく、産前・産後のデリケートなママの肌にもおすすめのやさしい洗いあがり。髪の少ない新生児にはシャンプーとしても使えますよ。
PR
リッチェル 「ひんやりしない おふろマット」
リッチェル の「ひんやりしない おふろマット」は、保温性のある発泡素材でできているバスマットです。温かい肌触りのソフトな素材なので、赤ちゃんに冷たい思いをさせることがありませんし、とても軽いのでお手入れもしやすくママもらくちん。赤ちゃんを包み込むような形状なので、沐浴や入浴時だけでなく、お手入れマットやねんねマットなどいろいろな使い方ができます。
PR
ピジョン「ベビーミルクローション うるおいプラス 300g」
ピジョンの「ベビーミルクローション うるおいプラス」は、赤ちゃんの肌に不足しがちな、肌本来のうるおい類似成分を配合したベビーミルクローションで、肌にやさしい無添加シンプル処方です。赤ちゃんの肌に近い弱酸性で、生まれたその日から使うこともできます。高い保湿効果があるので、家族みんなに使えますよ。
PR
犬印本舗「バスローブ チュニック」
犬印本舗「バスローブ チュニック」は、お風呂上りにサッとかぶれるママ用のバスローブチュニックです。赤ちゃんと一緒にお風呂に入った後は、赤ちゃんのお世話を先にするためママはかぶれるタイプのバスローブがあると便利。このアイテムは吸水性が高く、バスタオルで拭く前に着るだけで水気を取り、ママの湯冷めを防止してくれます。産前から産後まで長く使えますよ。
PR
先輩ママはどうだった?お風呂体験談
赤ちゃんをお風呂に入れるのは大変ではありますが、清潔に保てて体も温まり寝付きやすくなるなどメリットもありますよね。先輩ママはどうだったのか、赤ちゃんをお風呂に入れたときの体験談を紹介します。
清潔な湯舟で入浴
やはり、雑菌気になるので、1番風呂、そして毎日お風呂沸かしてました。
うちは夏でも湯船入る派だったので、あまり苦ではなかったですが、1人で入れる時は、子どもがゆだらないように、湯船に長く浸かれないのは、夏前はイヤでしたね。
お風呂に入れることで赤ちゃんの清潔さを維持することができますが、先にほかの人が入った後では雑菌が気になってしまいますね。少し大変かもしれませんが、毎日お風呂を沸かして一番風呂に入れることで、赤ちゃんを清潔に保つことができるでしょう。
寝る1~2時間前にお風呂
うちは2人ともお風呂入ってその後授乳、暗い寝室に行くってやってたらお風呂後はすんなり寝るようになりましたよ🙆♀️
お風呂で温まり、体が冷えていくときに寝入りやすくなるので、なかなか寝てくれない赤ちゃんには、寝かしつける前にお風呂に入れるのがよさそうです。毎日同じ時間にお風呂に入れるようにすれば、習慣になって自然とその後寝てくれるようになりそうですね。
初めてのお風呂でもリラックス
赤ちゃんを1人でお風呂に入れるのは大変。でも緊張しすぎずに赤ちゃんとママの時間を楽しむ気持ちで行いましょう。
私の場合は全て完璧に入れるのではなく「楽しく元気に出て来られたら合格」と思ってやっていました。赤ちゃんがけがなく安全に入浴することを最優先に、おおらかな気持ちでやってみてくださいね。