新生児の赤ちゃんの入浴、こんなところに注意!
体温調節がまだ十分にできない赤ちゃんはとても汗をかきやすく、肌のトラブルが絶えません。ママは赤ちゃんを清潔に保ってあげるためにも、上手にお風呂に入れてあげなくてはいけません。
そのため、生まれたばかりの赤ちゃんの入浴には様々な注意が必要です。しっかりとポイントをつかんで、最適なお風呂ライフを送りましょう!
1.授乳の前後は避け、だいたい同じ時間に入浴させる
授乳直前、直後30分間は避けて入浴させましょう。沐浴の時間は毎日だいたい同じ時間にし、赤ちゃんの生活リズムを整えてあげます。
赤ちゃんが入浴で疲れてしまうため、お湯に入れる時間は5分程度にします。焦らずに終えられるように、手順は前もって確認しておくようにしましょうね。
2.用意は全て事前に行うこと!
赤ちゃんがお風呂からあがった時に湯冷めしないように、事前にタオルや着替えを用意しておきましょう。着替えはすぐに着せてあげられるよう、あらかじめ服とおむつを重ねておきましょう。
座布団など、クッションになるものの上にバスタオルを敷いておきます。ローションなど体に塗るものや、耳掃除、おへその掃除をする道具も事前に用意しておくとアタフタせずにすみますね。
3.顔を洗うときは専用の洗面器を使います
顔を洗う時には、顔拭き用の洗面器のお湯を使い、目を最初に拭きます。片目に目ヤニがある場合には、ない方から先に拭きます。目頭から目尻に向かって拭いてあげましょう。
目を拭き終わったら顔全体を拭きましょう。
- いまいずみ小児科「赤ちゃんの夏の過ごし方」いまいずみ小児科(http://www.imaizumi-web.com/news/951/)
- 持田ヘルスケア「持田ヘルスケア」スキナベープ(http://www.babycare-net.com/bathing/skinababe/)
- キユーピー「お風呂に入れてみよう」キユーピーベビーシリーズ(http://www.kewpie-baby.jp/learn/bath-at-one/)
- 岡山中央病院ウィミンズメディカルセンター「赤ちゃんのお風呂の入れ方」岡山中央病院ウィミンズメディカルセンター(http://www.kohjin.ne.jp/womens/mama/ofuro_mokuyoku.html)
- 大蔵病院「赤ちゃんのお風呂」大蔵病院ホームページ(http://www.hospi.ne.jp/ookura/mother/chapter8.html)
新生児の赤ちゃんの入浴に必要なもの
新生児の赤ちゃんはまだお肌が弱く、敏感です。そのため、入浴に必要なものがたくさんあります。
- ベビーバス
- 洗面器
- ガーゼ
- 石鹸又は沐浴剤
- 湯温計
- バスタオル
- ベビー綿棒
- 保湿クリームなど
1:ベビーバス
沐浴(生後1ヶ月ごろまで)にはベビーバスがあると便利です。ベビーバスで入れる理由は、新生児はまだ感染への抵抗力が弱いという理由からです。また、赤ちゃんがお湯につかる時間は5分程度が望ましいとされているため、大人と一緒に入ると長湯になりがちです。
また、適温とされるお湯の温度が違い、熱すぎて疲れてしまう可能性もあります。1ヶ月健診まではベビーバスで入浴させてあげましょう。
2:洗面器
綺麗なお湯を張って、目を洗うときや顔を流すとき、上がり湯などに使います。一緒に小さいカップもあると片手で石けんを流すときに使うことができてとても便利です。
3:ガーゼ
1枚はお腹にかけておいてあげるもの(沐浴布があれば◎)、もう1枚は顔を洗うものです。体はガーゼではなく手で洗ってあげれば大丈夫ですよ。
4:石鹸又は沐浴剤
石鹸は泡で出てくるタイプのポンプ式はとても便利です。ベビー用の無添加のものなどもありますので一つ用意しておくとよいと思います。
最初から石けんはちょっと…という方には、沐浴剤がおすすめです。沐浴剤は上がるときに流す必要がないので慣れるまでは沐浴剤を使用してもいいかもしれません。
5:湯温計
お湯の温度は赤ちゃんに合わせて少しぬるめに設定します。目安は38~40℃ですので最初は湯温計で計りながら入れると安心です。
お部屋は24~26℃ほどの快適な室温にしておいてあげましょう。
6:バスタオル
大きめだとすっぽり包めてふけるので良いですね。座布団などの上にあらかじめ広げておいて使います。タオルの上に着替えやおむつも重ねておくと、湯上りに体を拭いた赤ちゃんを包み、そのまま着替えさせることができるのでとても便利ですよ。
7:ベビー綿棒
鼻や耳、へその緒が取れるまではおへそを掃除するために使います。頻繁に使うものなので予備も用意しておくといいでしょう。
8:保湿クリームなど(必要に応じて)
生まれたての赤ちゃんは胎脂(たいし)と呼ばれるクリームのようなものに覆われていますが、わずか産後24時間で胎脂は消え、肌の乾燥がスタートしてしまいます。赤ちゃんの肌は大人の約半分の薄さで、皮膚のバリア機能もまだ成熟していません。そのため、お風呂上りにはスキンケアをしてあげるのがおすすめです。
入浴後5分以内には保湿剤などで保湿をしてあげるようにしましょう。赤ちゃんの基本の肌は3歳ごろまでに決まると言われていて、赤ちゃんの頃のスキンケアはとても大切なのです。
- 持田ヘルスケア「スキナベープ」持田ヘルスケア(http://www.babycare-net.com/bathing/skinababe/)
- 大蔵病院「赤ちゃんのお風呂」大蔵病院ホームページ(http://www.hospi.ne.jp/ookura/mother/chapter8.html)
- 中村記念愛成病院「赤ちゃんのスキンケア」中村記念愛成病院(http://www.kouwakai-nakamura.jp/medicalex/pediatrics/sc/)
- いまいずみ小児科「赤ちゃんのスキンケア」いまいずみ小児科(http://www.imaizumi-web.com/news/808/)
新生児の赤ちゃんのお風呂豆知識
注意点に加え、こんなことを知っていると便利!という豆知識もまとめてみました。
赤ちゃんが小さいうちはネットを使用しましょう!
ベビーバスに設置できる専用ネットがあるととても便利です。赤ちゃんが急に足をこわばらせたり、石けんを使っていると滑ったりするのでとてもヒヤヒヤしてしまいます。
ネットがあると支えになってくれるので片手でも安定するのでおすすめです。
手の中を洗うコツは親指で開く
小さいうちは手をグーにしたまま開いてくれない…そんな子が多いと思います。特に新生児から生後1ヶ月は手も小さいので洗うのが大変です。
しかし手は意外にゴミが溜まっているところなので出来れば洗いたいですよね。そんなときはグーの小指側から親指でクルッと手のひらを回しながら開いてあげるとやりやすいです。話しかけながら優しく開いてあげましょう。
- 学研パブリッシング「新訂版育児全百科: 0~2才赤ちゃんのすべてがわかる」新訂版育児全百科: 0~2才赤ちゃんのすべてがわかる(https://goo.gl/ECQGLD)
- 脇本産婦人科「沐浴指導」脇本産婦人科(http://www.kcn.ne.jp/~wakimoto/mokuyoku.htm)
ママも赤ちゃんも楽しいバスタイムを
いかがでしたか?まだ試してないことがありましたらぜひ日々の沐浴に取り入れてみてください。赤ちゃんがまだ新生児の頃は、ママもまだまだ新人さんです。慣れるまでは色々なことが大変かもしれませんが、沐浴の期間は1ヶ月間しかなく、過ぎると本当にわずかな時間です。
少しずつ自分に合った方法が見つかって慣れていきますので、頑張ってくださいね!パパに沐浴をお願いするときも、コツや手順を教えてあげてみてください。