赤ちゃんはいつから入浴させていいの?
生まれたばかりの新生児の赤ちゃんは、抵抗力が弱いため、パパママと一緒にお風呂に入るのではなく、ベビーバスや大きめのたらい、洗面台などで沐浴(もくよく)してあげる必要があります。
沐浴(もくよく)から普通のお風呂へと移行するのは、生後1か月を越えて1か月健診(1か月児健康診査)が終わったタイミング。産後の1か月健診で特に問題がなければ、大人と一緒に浴槽での入浴ができるようになります。
沐浴(もくよく)と同じように、毎日同じくらいの時間に入浴すると生活リズムも整いやすいでしょう。
- 生馬医院「沐浴と授乳」(http://www.ikomaiin.com/index.php?沐浴と授乳,2020年11月17日最終閲覧)
- 鈴鹿市「鈴鹿市子育て応援サイト きら鈴」(https://kira-rin.appspot.com/ikumen/detail/agpzfmtpcmEtcmluchILEglBYnNEZXRhaWwYvP6NWww;jsessionid=__a4NpYbM4l5pASnwMPi2A,2020年11月24日最終閲覧)
赤ちゃんの入浴時のコツ・注意点
赤ちゃんをお風呂に入れるときは、どのようなことに注意したらよいのでしょうか。赤ちゃんを入浴させるときのコツや注意点をチェックしていきましょう。
赤ちゃんに適切なお湯の温度は?
赤ちゃんが入浴するお風呂は、普段入るよりも少しぬるめに設定するといいようです。目安は夏場なら38~39℃くらい、冬場なら40℃くらいですが、地域や室温、季節によっても前後するでしょう。
浴室が冷えすぎないように気をつける
お湯は温かくても、浴室が冷えていると赤ちゃんの体も冷えてしまいます。浴室が冷えているようなら事前に温めておくなど、浴室の温度も調節するようにしておきましょう。
赤ちゃんの湯冷めを防ぐために入浴前に湯上がりの準備をしておく
赤ちゃんをお風呂に入れ終わったら、バスタオルにくるむようにして外で待機している人に手渡す、もしくはバスタオルにくるんで部屋に戻ります。体の水分を優しく拭いてすぐに服を着せてあげましょう。
入浴後に準備をしていると、赤ちゃんが湯冷めをしてしまいます。赤ちゃんを待たせることがないよう、タオルや着替えなど、入浴前に湯上がり後の準備を一通り済ませておきましょう。肌着と洋服は重ねて袖を通すところまでセッティングしておき、その上に赤ちゃんを寝かせるようにすればスムーズです。
赤ちゃんの肌を傷つけないように気をつける
赤ちゃんの肌はとにかくデリケート。体を洗う際は、大人用のスポンジなどは使わず、手やガーゼを使って優しく洗ってあげましょう。こすり洗いでは肌が傷ついてしまうこともあるため、泡で包み込むように洗います。泡で出てくるタイプのボディソープなら、泡立てる必要がなくサッと洗えるのでおすすめです。
すすぎは弱めに出したシャワーを使って、泡が残らないようしっかりと洗い流しましょう。泡が肌に残ってしまうと、肌トラブルの原因になることもあるため、泡切れの良いものなら安心です。
- 鈴鹿市「お父さん出番ですよ」(https://kira-rin.appspot.com/ikumen/detail/agpzfmtpcmEtcmluchILEglBYnNEZXRhaWwYvP6NWww;jsessionid=__a4NpYbM4l5pASnwMPi2A,2020年11月17日最終閲覧)
- 愛成病院「赤ちゃんのスキンケア」(https://www.kouwakai-nakamura.jp/shyou-skincare.html,2020年11月17日最終閲覧)
赤ちゃんの入浴に必要なアイテム
赤ちゃんの入浴の前に、準備しておきたいアイテムをご紹介します。
ベビーバス
沐浴(もくよく)の際に必要になるのが、赤ちゃん用の小さなお風呂であるベビーバス。プラスチックタイプや空気を入れて膨らませるエアタイプ、洗面所にセットして使うタイプなど、いろいろな形状があります。
使用する期間は短いため、大きいと邪魔になってしまうこともあるかもしれません。沐浴(もくよく)させる場所や保管場所などを考慮してセレクトするといいでしょう。
販売されているのは、主にベビー用品店。ネット通販で探してみるのもいいでしょう。
ベビーソープ
赤ちゃんを洗うためのベビーソープは、入浴に欠かせません。固形タイプ・液状タイプ・泡タイプの3種類がありますが、おすすめなのはサッと使える泡で出てくるタイプ。肌に優しく泡切れの良いものなら、デリケートな赤ちゃんにも安心して使うことができます。
ベビーソープはドラッグストアで購入することができるため、購入し忘れていたときにも安心です。
沐浴(もくよく)布
沐浴(もくよく)中、赤ちゃんのおなかの上にかけてあげるたり、体をくるんであげたりするのが沐浴(もくよく)布です。大判で薄手のガーゼ素材が基本で、赤ちゃんの体を冷やさないことに加えて、赤ちゃんを安心させてあげる役割があります。赤ちゃんのやわらかい体を支えるときの、安定感もアップさせてくれますよ。
販売されているのは、主に赤ちゃん用品店。入浴ガーゼとともにセット販売されていることもあるようです。
湯温計
ベビーバスで沐浴(もくよく)をするなら、お湯の温度を測る湯温計も用意しておきたいですね。準備をしているとお湯が冷めてしまったりするため、赤ちゃんを入れる直前に確認するといいでしょう。
吸盤がついていて壁につけておけるものや、かわいいデザインのものなど、さまざまな湯温計が販売されています。販売されているのは、主に赤ちゃん用品店。お好みのデザインを選んでみてください。
ガーゼ
赤ちゃんを洗うときに使うのは、肌に優しいガーゼです。お風呂専用のものでなくてもかまいません。洗うときに使うガーゼは、ハンカチ大のサイズでいいでしょう。吐き戻し用など、赤ちゃんのお世話にガーゼは欠かせません。
ガーゼはいろいろなお店で販売されていすが、赤ちゃん用品店ならかわいいデザインのものもあります。
沐浴(もくよく)剤
赤ちゃんをしっかり洗えるかどうか自信がない…!そんなときはお湯に溶かして使う沐浴(もくよく)剤を試してみてください。せっけんを使わず汚れを落とし、すすぎも不要なので、赤ちゃんをつけてあげるだけでOKです。赤ちゃんのお風呂が慣れないうちは重宝するのではないでしょうか。
販売されているのは、主に赤ちゃん用品店。ドラッグストアでも購入できます。
バスタオル
お風呂のあとに必要になるバスタオル。家にあるものでもかまいません。正方形になった大判タイプなら、赤ちゃんを包みやすくおくるみとしても活躍してくれるので便利です。
バスタオルは赤ちゃん専用のものでなくてもたくさん販売されていますが、赤ちゃんの肌に優しい肌触りのものを選びましょう。
- ユニ・チャーム株式会社「沐浴の準備方法と時間」(https://jp.moony.com/ja/tips/lesson/lesson046.html,2020年11月17日最終閲覧)
- 多賀城市「多賀城市子育て親育ちサポートブック はぐはぐ」(https://www.city.tagajo.miyagi.jp/oyako/documents/haguhagu-ilovepdf-compressed.pdf,2020年11月24日最終閲覧)
赤ちゃんの入浴の流れ
赤ちゃんの入浴の流れをみてみましょう。入浴時は以下のようなことに気を付けるとよさそうです・
- 赤ちゃんの首の後ろに手を入れてしっかり支え、大人の太ももに赤ちゃんのお尻を乗せるように抱っこする
- 赤ちゃんの体の前側から洗う
- 大人の手を赤ちゃんの脇に差し入れ、うつ向けして後ろ側を洗う
- 弱いシャワーでせっけんをしっかりと洗い流す
- お風呂に入れる際は首を支えて縦抱きにし、ゆっくりとつかる
赤ちゃんの体を洗う順番は、体の前側からで顔、首、おなか、手首、股(また)、背中の順で行うとよさそうです。
赤ちゃんはのぼせやすいため、長時間の入浴は避けてください。湯船につかるのは2~3分程度、洗う時間を含めて10~15分程度にとどめておくようにしましょう。
赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんで
小さくてまだ頼りない赤ちゃんをお風呂に入れるのは、パパもママも緊張するはず。慣れないうちはどうしてもバタバタしてしまいますが、お風呂は赤ちゃんとの触れ合いの場でもあります。
赤ちゃんもパパやママと肌が触れ合うことで、安心したりリラックスできたりしているはず。かわいい姿や表情を見られるのも、赤ちゃんとの入浴のうれしい時間です。赤ちゃんとの入浴に慣れ、赤ちゃんとのコミュニケーションの時間を楽しみましょう。