おしゃぶりをやめさせるタイミングは?
「そろそろおしゃぶりを卒業させたほうが良いのかな?」と思っても、やめると子どもが夜泣き・ギャン泣き…。おしゃぶり卒業にはまだ早いのかとパパママは迷ってしまうことでしょう。
おしゃぶりや指しゃぶりは、3歳になるまでにやめさせるべきだと言われています。長期間に渡りおしゃぶりを続けると、噛み合わせが悪くなったり、口腔機能の発育に影響が出たりする恐れがあるためです。
実際に、おしゃぶりの使用実態調査の報告を見ると、次のように3歳になると一気に使用している子どもが減ることがわかりますね。
・1歳2か月児:23.6%
・1歳6か月児:17.6%
・2歳0か月児:18.5%
・3歳0か月児:4.7%
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おしゃぶりのやめさせ方
それではいよいよ、おしゃぶりのやめさせ方について解説していきます。おしゃぶりをやめると夜泣きするかもしれませんが、お話しする手順に沿って何日か続ければ、きっとおしゃぶり卒業が実現するはずです。
指しゃぶりのやめさせ方として使える方法もあるので、指しゃぶりを卒業させたいパパママも参考にしてくださいね。
STEP1:おしゃぶりをやめることを何日か前に伝える
まずは子どもに、おしゃぶりをやめることを伝えましょう。「あと○日おしゃぶりをしたらやめようね」と伝えておくと、子どもにとってストレスになりません。
何も伝えず突然おしゃぶりを隠すというやめさせ方もありますが、子どもにとっておしゃぶりは気持ちを安定させるための道具です。気持ちを落ち着かせるためのものが突然なくなると、強いストレスを感じかねません。
STEP2:おしゃぶりを隠して見せないようにする
おしゃぶりをやめる当日になったら、隠して子どもの目の届かないところに保管してください。見えるとやはり欲しくなるので、子どもがおしゃぶりの存在を忘れるまで隠しておくのがやめさせ方のコツです。
STEP3:泣くようなら少しずつおしゃぶりの使用頻度を減らす
おしゃぶりが大好きな子どもであれば、たとえ隠したとしてもおしゃぶりを欲しがって泣くこともあります。もしおしゃぶりをやめると夜泣きする場合は、寝かしつけのときだけ使うなどタイミングを決め、少しずつ使用頻度を減らしていく方法がおすすめ。
電車の中など泣かれては困る公共の場と寝るときだけはおしゃぶりを使わせ、普段の生活では使わせないなどのやめさせ方も良いでしょう。
STEP4:パパママからのスキンシップを増やす
子どもにストレスを与えないおしゃぶりのやめさせ方のポイントは、パパママからのスキンシップを増やすことです。おしゃぶりがなくても子どもが寂しくないように、今まで以上にスキンシップを増やしましょう。
おしゃぶりを卒業させようとするとギャン泣きする…という子どもでも、パパママが抱っこをしてあげると自然と気持ちが落ち着きます。パパママは少し大変に感じるかもしれませんが、おしゃぶり卒業までの何日間かは意識的に子どもと触れ合ってあげてくださいね。
STEP5:日中の活動量を増やす
いろんな方法を試してみても、おしゃぶりがないとなかなか眠ってくれない…。そのような子どもなら、日中の活動量を増やさせることをおすすめします。
外で思い切り体を動かした後は、おしゃぶりのことを思い出す間もなく自然と眠ってしまうことも。おしゃぶりなしでの寝かしつけがなかなかうまくいかない場合は、一緒に公園などに行って遊んであげるとすんなりと眠ってくれるようになるかもしれません。
STEP6:どうしてもうまく行かなければおしゃぶりの先端をカット
ここまでお話してきたおしゃぶりのやめさせ方ではどうしてもうまく行かなければ、おしゃぶりの先端をカットするという強硬手段に出るのも一つの方法です。
おしゃぶりの先端をカットすると、口にくわえたときの感触が変わります。子どもにとって慣れた感触ではなくなるので、子ども自らくわえなくなる効果が期待できるのです。おしゃぶりをくわえなくなると、何日間か経ったころにはおしゃぶりのことをすっかり忘れていることも少なくありませんよ。
おしゃぶりなしでの対応のコツ
おしゃぶり卒業を目指しておしゃぶりをやめると、ギャン泣きしたり夜泣きしたり…。パパママはなだめ方に困ってしまいますよね。その場合は、おしゃぶり以外で子どもが安心してくれる方法を見つけましょう。
たとえば、抱っこをしながら背中を優しくポンポンとしてあげたり、絵本を読んであげたり、お気に入りのぬいぐるみと一緒に寝させたり…などの方法が考えられます。添い寝をしてあげることも効果的ですよ。
おしゃぶりをやめさせた先輩の体験談
おしゃぶりのやめさせ方を改めて見てみると、スキンシップを増やしたり、おしゃぶりを使うタイミングを吟味したりとちょっとしたコツが必要ですよね。
それでは、先輩ママたちはどのようにおしゃぶりを卒業させたのでしょうか?体験談からさらなるコツを見つけていきましょう。
体験談の中で多かったのは、子どもの目の前で乳首部分をカットするという方法でした。子どもたちは案外納得してくれるようで、切った翌日にはもう欲しがらなくなったというコメントも多く見られましたよ。
そして、おしゃぶりがないことで泣いたらスキンシップが定番のなだめ方。中には泣いている間はずっと添い寝や抱っこをして、泣きつかれて子どもが寝る…という寝かしつけ方法を実践されていた方もいました。
ただ、子ども自身にもおしゃぶりをやめるタイミングがあるようです。
どうしてもおしゃぶりをやめられないときは、子どもがやめるタイミングを待つのも良いと思いますよ。
おしゃぶりのやめさせ方で大切なのはパパママからのフォロー
おしゃぶりや指しゃぶりのやめさせ方についてお話しましたが、一番大切なことはパパママが子どもをしっかりとフォローしてあげることです。今まで以上のスキンシップを心がけ、子どもを安心させてあげましょう。
おしゃぶりを卒業させようとするとギャン泣きをしたり、やめると夜泣きをしたりとパパママは大変かもしれませんが、うまくいけば何日もかからずおしゃぶり卒業ができますよ。この記事を参考にしながら、ぜひ実践してみてください。