🔴【第1話から読む】モラ夫が単身赴任になり【目覚めてしまった】→子連れ不倫に走る親友の危うさ|子連れ不倫する親友
あまりにも堂々と不倫を謳歌する真由へのいら立ちを募らせる奈美恵。真由から旅行の「アリバイ工作」を頼まれるが、奈美恵は断ることにして―――。
友人がしていることは結局不倫
最近、夫のアキラと食事をしていても、つい溜息が出てしまいます。
「奈美恵、さっきから全然食べてないじゃん。真由さんのこと?」
アキラは私の顔色をうかがうように、焼き魚の身をほぐしながら言いました。アキラはいつも私の話を否定せずに聞いてくれる優しい人です。
「……うん。真由、不倫相手に夢中で。別居中だからバレないって言ってるけど、そういう問題じゃないよねと思って…」
「そうか。まあ、ずっとつらかった反動もあるんだろうけどな。でも、奈美恵が無理して付き合うことはないと思うよ」
アキラの優しさに救われる反面、私は心の中に芽生えたドロドロとした感情に自己嫌悪を抱いていました。 これは、真由への心配だけなのでしょうか。それとも、自由に若い男性と恋をする親友に、少しうらやましさも感じているのでしょうか。
これまで似た価値観で悩みを分かち合ってきたはずの親友に対する寂しさ。そして、ルールを破ってまで「幸せ」を謳歌していることへのイライラ感。この2つが私を消耗させていきました。
アリバイ工作まで頼まれて
そんなある日、真由から電話がかかってきました。
「来週ね、彼と旅行に行こうって話になってね、親と夫には『友達と』って言ってあるからさ。もし何か聞かれたら奈美恵と一緒だったことにしてもいいよね?」
「……え? それ、私も真由の不倫の片棒に担ぐってこと?」
「片棒担ぐなんて人聞き悪いな~、ちょっと合わせてくれるだけでいいからさ。真面目すぎるよ、奈美恵は(笑)」
電話越しの真由の声は、高く、弾んでいました。まるで、悪いことをしている自覚なんて微塵もない、恋する女子高生のようです。
「子どもはどうするの? それと、旦那さんと離婚の話し合いは進んでる?」
「それは、まあ、追々。今は彼との時間を大切にしたいの。モラハラ夫にボロボロにされたんだから、少しは休まないと動けないよ」
親友だったはずなのに、距離を感じる
「少しは休まないと」?真由は確かにボロボロでしたが、だからといって今やっていることが正当化されるわけじゃないと私は思いました。
「ごめん、嘘はつけない。協力できないよ」
「え……? 冷たいじゃん…私の幸せ、願ってくれてたんじゃないの?」
冷たく言い放たれた言葉に、めまいがしました。 私は彼女がモラ夫と別れて前向きに生きることを願っていました。でも、今の彼女は、ただ現実から逃げているだけ。 電話を切った後、私はしばらく震えが止まりませんでした。親友だったはずの人が、どんどん遠い、得体の知れない存在になっていく気がして。
私は、彼女と距離を置くべきなのかもしれない。そう考え始めていました―――。
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あとがき:善意を裏切る「アリバイ」の代償
信頼していた親友から、不倫の「片棒」を担がされそうになる……。これほど突き放された気持ちになることはありません。真由の放つ言葉は、友情を盾にした甘えであり、奈美恵の誠実さを踏みにじる残酷な響きを持っています。
自分の幸せを願ってくれていたはずの相手を「敵」とみなしてしまう真由の視野の狭さが、不倫という閉ざされた世界の毒性を物語っているシーンとなりました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










