高温期が続いて、妊娠を意識しているときに基礎体温が下がると不安になってしまうことがあるでしょう。しかし、人によっては、高温期のはずなのに一時的に体温が下がることもあるようですね。
また、体温を測るタイミングによっても多少違いが出るため、毎日決まった時間で計測することが大切です。基礎体温は、毎朝起床時に横になったままの状態で正しく測りましょう。
一時的な体温低下をインプランテーションディップとも呼ぶ
一般的に、排卵後に続く高温期の途中で一時的に基礎体温が下がることを、「インプランテーションディップ」と呼びます。これは、着床を意味する「Implantation」と、下がるという意味の「dip」を組み合わせた言葉で、一時的に基礎体温は下がるものの、またすぐに高温期に戻るという特徴があります。
インプランテーションディップが起こる理由は医学的には解明されていませんが、高温期に基礎体温が下がったのに妊娠していたという方は、もしかしたらインプランテーションディップだったのかもしれませんね。
高温期でも測定環境などによって体温が変動することも
基礎体温は測定する環境や温度、睡眠時間などによって多少変動することがあるようですね。毎日同じ時間に計測して、自分自身の基礎体温の変化を把握できるとよいですね。
- 牧田産婦人科「基礎体温を測って身体のリズムを知ろう」(https://www.makita-sanfujinka.com/support/column/sick/432/,2023年10月16日最終閲覧)
- 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省)「基礎体温」(http://w-health.jp/fetation/temperature/,2019年7月16日最終閲覧)
- オムロンヘルスケア株式会社「基礎体温の測り方」(https://www.healthcare.omron.co.jp/bijin/shittemiyo/body01.html,2023年10月16日最終閲覧)
高温期に基礎体温が下がるのは珍しくありません
妊娠を望んでいて毎日基礎体温をつけているという方は、基礎体温の変化で一喜一憂してしまうこともあるのではないでしょうか。逆に、基礎体温が下がったから今回も妊娠していないと思ってがっかりしていたら、思いがけず妊娠が発覚してビックリということも。
基礎体温は高温期に一時的に下がることも珍しくないので、数値だけを見て判断せず、いつもと違う兆候が見られるようなら病院で医師に相談してみるのもいいかもしれません。
また、基礎体温ばかりを気にしすぎてストレスをためてしまうのもよくないですよね。妊活中はいろいろと気を張って疲れてしまいがちですが、あまり思い悩まずリラックスして過ごすようにしてくださいね。










