新生児が笑うのは生理的微笑なので、新生児が笑顔にならなかったとしても心配ありません。しっかりと目も見えませんし、笑顔という感情もまだ出てこないので安心してくださいね。
新生児はいつから笑うとされている?
それでは新生児はいつから笑うのでしょうか?生後すぐ・6週間・3か月・6か月にわけて、新生児が笑う理由とともに見ていきましょう。
生後すぐから新生児微笑が始まる
新生児は生後すぐに、「新生児微笑」により笑うことがあります。生後すぐの新生児微笑は、睡眠の中でも「レム睡眠」という浅い眠りのときに見られがちです。
眠っているときにほほ笑んでいるように見えるのでとても可愛らしいですが、この笑顔は特に感情とは関係なく、新生児が生まれながらにして持っている表情だと言われています。
実は妊娠22週目を迎えた赤ちゃんは、胎児の状態でも新生児微笑をしていることも確認されているそうですよ。
生後6週間から社会的ほほえみが始まる
生後6週間くらいになると、「社会的ほほえみ」と呼ばれる笑顔が見られるようになります。社会的ほほえみでは新生児微笑とは違い、口を開けて笑うようになるので、より一層「笑っている」ように見えるでしょう。
社会的ほほえみはパパやママからの声掛けや摂食など、外部からの刺激に対して新生児が笑うことがあり、新生児微笑とは根本的に笑う理由が違うことがわかりますね。
生後6週間くらいから見られる笑顔は、外からの働きかけに対して答えている表情なのでしょう。
3か月ごろから声を出して笑うように
生後3か月から4か月ごろになると、新生児は口を開けて、声を出して笑うようになります。生後6週間の新生児の笑う様子に比べると、さらに表現豊かになった様子が見られるでしょう。
生後3か月ごろは新生児期の中でも、最も微笑がよく見られるときです。パパママはもちろん、知らない人に対してもにっこりと笑うかわいい表情が見られやすいときですよ。ただしあまり笑わない新生児もいるので、笑わないからと気にしすぎないでくださいね。
6か月以降は人見知りが始まる
生後6か月から8か月ごろになると、人見知りが始まる新生児も出てきます。パパママやおじいちゃんおばあちゃんなど、よく知っている人に対してだけ笑顔を見せるようになるのですね。
これは赤ちゃんが「安心できる人」を判別できるようになった成長の証ととらえられます。ただやはり新生児によっては人見知りをしない子もいるので、「愛情不足かも?」「成長が遅れているのかも?」と不安になりすぎないことが大切ですよ。
- JSTAGE「乳児の自発的微笑と外発的・社会的微笑の質的な違い」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/warai/25/0/25_42/_pdf,2023年2月20日最終閲覧)
- 秋山こどもクリニック「赤ちゃんの笑いと夢」(https://www.akcl.jp/colum/co20cat1.html,2023年2月20日最終閲覧)
- 恵愛レディースクリニック「よくある質問」(https://www.keiai-hp.com/hiyoko/faqs/?page=faq06,2023年2月20日最終閲覧)
- JSTAGE「新生児・乳児の笑いの発達と進化」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/warai/20/0/20_KJ00008951706/_pdf/-char/ja,2023年2月20日最終閲覧)
お互いの笑顔が癒やしに










