1歳2ヶ月の赤ちゃんの生活
1歳2ヶ月の赤ちゃんの生活は今までの生活と比べてどんどん変化していきます!1歳2ヶ月の赤ちゃんの生活について詳しく紹介します。
睡眠時間は1日で13時間ほど
1歳2ヶ月の赤ちゃんは今までと比べて、夜にまとめてよく寝てくれるようになります。10時間ほど眠る子もいますよ。
昼間にたくさん活動させてあげて、昼寝は15:30ごろまでには切り上げるのが早寝のコツです。睡眠リズムを整えて毎日元気いっぱいに過ごさせてあげましょう。
1歳2ヶ月では夜泣きもある
1歳2ヶ月の赤ちゃんではまだ夜泣きがある場合もあります。1歳6ヶ月ごろになると、一般的には夜泣きは治まってくると言われていますが、こちらも個人差があります。
夜泣きの原因はさまざまで、暑い、寒い、のどが渇いたなどで判断するのが難しい場合もありますね。赤ちゃんが寝つくときには背中をさするなどして安心感を与えてあげ、寝付けない場合には抱っこをしてあげましょう。
ママがゆっくり眠れるようになるまであと少し。ママも出来る限り体を休め、寝不足による体調不良に気を付けましょう。
食事は離乳食卒業間近
1歳2ヶ月ごろの離乳食は「完了期」。ほとんど大人と同じメニューを食べることができるようになります。バナナ程度の硬さのものを食べられるようになり、手づかみが上手になって、スプーンやフォークを使いたがる子もいます。
薄味に調節しておけば、大人の食事からとりわけをしても大丈夫です。大きさは小さいものから始め、少しずつサイズを大きくするように工夫しましょう。咀嚼能力は6歳でもまだ大人の40%、16歳でやっと大人と同じ咀嚼能力になると言われています。焦らず、食べやすい大きさや柔らかさにしておきましょう。
また、1日1~2回おやつを食べます。パンやおにぎりなど、活動するエネルギーになるものをあげましょう。
運動量はどんどんアップしていく
運動量がどんどん増える時期。1歳2ヶ月で靴が履けるようになったら外に連れて行ってあげましょう。いつもと違う「お散歩」という体験は赤ちゃんにとってとても楽しい刺激になるはずです。
歩き始めの赤ちゃんはバランスを取りにくく階段などの転落事故が起きやすいため注意しましょう。また、公園の遊具による事故も多いです。年齢相応のもので遊ばせるように気を付けましょう。
近場の公園であれば行き帰りにも時間がかからず、おでかけしやすい場所ですが、途中でグズグズしてしまったり歩けなくなってしまうこともあるため、ベビーカーや抱っこひもを持って行くと便利です。
1歳2ヶ月で歩かなくても、個人差の範囲です
赤ちゃんの発達には当然、個人差があります。歩くことができる月齢も、その子によってさまざまです。何事も「早い」が安心だとママは思ってしまいがちですが、早く歩き始めた子が将来までずっと優秀であるということではありません。
他の子の発達を見ていると心配になってしまうこともありますが、ゆっくりと見守りましょう。
手先が器用になり、周りの大人の真似をしたがる
1歳2ヶ月の赤ちゃんは手先が非常に器用になります。周りの大人がしていることを真似しようと、テレビやエアコンのリモコン、携帯電話などなんでもいじるようになります。
器用になった分いたずらもレベルアップ。つかまり立ちや立ち上がって、ガスレンジなどの危険なものに手を伸ばすこともあるでしょう。本当に危ないものに手を伸ばした時には、言葉で叱りつけるよりも本気で怒った顔をして「ダメ」と伝えるのが理想です。
難しい言葉は理解できませんが、簡単な言葉なら理解することができ、表情で「本当にいけないことだ」と感じてくれるはず。とはいえ、まだまだ同じことを繰り返すこともあります。根気強く接しましょう。
この時期特に気をつけたい事故
紹介してきたように、手先が器用になるころなので、親が気づかないうちに勝手に何かをいじってしまい、意外な事故につながることも。
この時期特に気をつけたい事故をいくつか挙げますので、赤ちゃんから目を離さず、安全に過ごせるよう注意してください。
誤飲・中毒・窒息事故
手先が器用になり、小さいものもつまめるようになると、好奇心旺盛な赤ちゃんはそれを口の中に入れてしまうことがあります。
大きいサイズのものなら飲み込む心配はありませんが、お菓子やコインなどの指でつまめるような小さなものは、誤飲や窒息事故の原因にも。
特に、医薬品や化粧品、タバコ、洗剤などは中毒などを起こす危険性もあるので注意が必要です。誤飲などの可能性があるものは、赤ちゃんの手の届かないところに置くようにしてくださいね。
転落・転倒事故
つかまり立ちができるようになり歩き始めるようになると、赤ちゃんが1人でいろいろなところに行くようになるため、家の中でも転落や転倒の事故につながる可能性があります。
開いている玄関から出て行ってしまったり、窓や階段から落ちたりすると、大きなケガをしてしまう危険性があるので、特に注意が必要です。
予防策としては、赤ちゃんが行ける範囲の扉や窓はしっかり閉めておき、階段や段差のあるところでは柵などを設置して転落しないようにしてあげましょう。
自転車事故・交通事故
外に出る際は、交通事故などにあう危険性があるため、抱っこやベビーカーで移動していたころより注意が必要です。
イヤイヤ期が始まると、手をつなぐことやヘルメットの装着を嫌がることもあるかと思いますが、赤ちゃんと一緒に歩くときは必ず手をつないで、車道に出ないようにし、自転車のベビーシートに乗せるときもヘルメットを着用させて安全対策を万全にしてくださいね。
1歳2ヶ月の赤ちゃんはいろんなところがぐんぐん成長します!
1歳2ヶ月になると生活の変化だけではなく、様々な部分が成長します。赤ちゃんの成長は早いので、大事な瞬間を見逃さないようにしてくださいね。
男の子と女の子の平均体重と身長
- 男の子:体重9.8kg 身長76.8cm
- 女の子:体重9.2kg 身長75.5cm
1歳2ヶ月になると、男の子と女の子別で赤ちゃん体格に差が出てきます。1歳を過ぎると0歳代のころほど大きな身長や体重の変化はありません。運動量や食べ方によって個人差があります。平均身長、体重は参考程度にしてくださいね。
言葉が聞き取れる
1歳2ヶ月になると、言葉を聞いて理解する力が身についてきます。「〇〇持ってきて」というと持ってきてくれる子もいます。
簡単な言いつけは理解できるようになりますが、だからといって「きちんと言うことを聞けるようになる」というものではないので見守っていきましょう。
感情表現が豊かになる
1歳2ヶ月では喜怒哀楽がだんだんとはっきりしてきます。楽しい時には大きな声で笑い、怒りは全身で表現するようになります。しかし、まだそのまま思いを伝えることはできず、かんしゃくを起こす場合もあります。「今は何をしたいのかな?」「どうしたいのだろう」と想像しながら向き合ってあげましょう。
この頃にはどうしようもないわがままを言い出した時、毅然と対処することも必要になってきます。「だめよ」と伝えると一瞬かんしゃくが強まり、泣きわめいたりひっくり返ることもありますが、興奮が治まるまでじっと待つようにしましょう。そして落ち着いてきたら、次のことに意識が向くように促してあげましょう。
1歳2ヶ月の言葉や食事など変化と成長を見逃さないで!
1歳と1歳2ヶ月では、期間だけ見るとほんの短い間のように感じますが、赤ちゃんの成長は2ヶ月とは思えないほど大きな変化を見せてくるでしょう。
成長の度合いには個人差がありますが、少しずつ言葉を覚えていき、睡眠時間や食事の内容も変化するので、ママやパパの対応もそれまでとは違ってきて、注意すべきことも増えていきます。
特に安全面については、思わぬところで事故につながる可能性があるので、これまで以上に目を配る必要が出てくるでしょう。
育児もますます大変になるかと思いますが、赤ちゃんと楽しく安全に過ごすために、成長を見逃さないようにしてあげてくださいね。