その他断乳後のケアについて、乳房マッサージを専門としている徳島県のTADA助産院のホームページには、以下のような記載があります。
- 乳房が張って痛みを感じたら受診する
- お風呂は湯船に浸からず、シャワーで済ます
- きついブラジャーの着用は避ける
きついブラジャーは乳腺炎の原因になりかねないと言います。また、断乳・卒乳前の1週間は和食中心の食事にすることでおっぱいトラブルを避けることができるようです。
- 鈴木洋・鈴木みゆき(監)「はじめての育児0〜3歳」69(西東社,2006)
- 鈴木洋・鈴木みゆき(監)「やさしくわかる育児のきほん辞典」127(西東社,2015)
- エンジェル助産院・さいとう母乳育児相談所「母乳について」(http://www.angelnet.biz/03_bonyu/03_001.html,2017年8月21日最終閲覧)
- 日本赤十字社「卒乳・断乳ケア」(http://shimoina.jrc.or.jp/clinical_department/228,2017年8月21日最終閲覧)
- TADA助産院「卒乳・断乳について」(https://tada-mp.jimdo.com/断乳-卒乳について/,2017年8月21日最終閲覧)
授乳中のおっぱいケア
断乳後だけでなく、授乳中も乳腺炎になることはあります。授乳中からおっぱいトラブルを避けるためにできる方法をご紹介します。
- 頻繁に授乳する
- 正しい抱き方、吸わせ方で授乳する
乳腺炎や乳房のトラブルを防ぐには、とにかく赤ちゃんにたくさん吸ってもらうことが大切です。数時間に1回など言われることがありますが、あまり気にせず頻繁に飲ませてあげて問題ありません。赤ちゃんが飲み切れずに残った場合には、搾乳するようにしましょう。出るだけ出すのではなく、乳房の張りがおさまる程度で大丈夫です。
また、赤ちゃんの授乳時の抱き方や吸わせ方は乳房トラブルに関わってきます。乳頭に傷がつくと授乳時に痛みを感じて、うまく飲ませてあげることができません。
さらに、同じ方向でばかり授乳していると、乳腺の同じ場所が飲み残されてしまうこともあります。入院中に正しい方法を助産師さんに教えてもらうようにしてくださいね。
正しい抱き方や吸わせ方を記載している育児本や自分自身でのケアが不安な場合は母乳外来などプロの手を利用することもおすすめです。
- こばやしひさこ「10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本」102~103(すばる舎,2015年)
- 渡辺とよ子(監)「写真でわかる!はじめての女の子育児0~3歳」121、182(西東社,2013年)
- 国立成育医療研究センター看護部「国立成育医療研究センターのマタニティBOOK」母乳BOOK20~21(ベネッセコーポレーション,2015年)
- Academy of Breastfeeding Medicine「ABM臨床指針第4号 乳腺炎2008年5月改訂版」(http://www.bfmed.org/,2017年8月18日最終閲覧)
断乳前も断乳後も、おっぱいはきちんとケアしましょう
断乳というと赤ちゃんもママも大変!乳腺炎などのトラブルに見舞われては余計に困ってしまいます。
ママと赤ちゃんのためにも母乳育児と楽しくお別れして次のステップに進みたいですよね。
どんなに努力してもなってしまうこともありますが、ケアすることで回避できることもあるので試してみてください。










