おなかが張った時などに、体を休めるためのポーズをマスターしておきましょう。体を横にできる時には、体の左側を下にした「シムス体位」を取るのがおすすめです。
横になるスペースがない場合は、体を締め付けるベルトや下着を緩め、クッションや背もたれに体を預け、背骨を真っ直ぐに伸ばすようにしてゆったりと過ごします。前かがみになる姿勢はよくありません。
おなかが大きくなってきて、仰向けで寝ると寝苦しくなったときも、「シムス体位」で眠るようにするのがおすすめです。仰向け寝が寝苦しく感じる場合、「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」となっている場合があります。
これは大きくなった子宮が下大静脈を圧迫して血流が悪くなり、心拍出量が低下、血圧が低下する状態です。顔面蒼白、めまい、吐き気・嘔吐、冷や汗、呼吸困難などが認められ、重症化すると意識レベルの低下、けいれんなどのショック症状を起こすため、気をつけなくてはいけません。
気になる症状があれば、健診時に医師に相談しましょう。
いよいよ妊娠後期に入ります
妊娠7ヶ月の4週が終わると、いよいよ妊娠後期になります。産後の生活を考えて、今のうちにパートナーに協力してもらって赤ちゃんを迎える準備を進めておきましょう。
また、役所などで妊娠中や産後、育児に関して支給されるお金やその手続き、産後仕事に復帰予定の人は、保育園の情報なども集めておきたいもの。早めにスケジュールを立てておきましょう。
※この記事の情報は2017年11月30日取材現在のものとなります。最新の情報は医療機関へ受診の上、各医師の診断に従ってください。










