心地よい言葉と幻想的なイラストは子供を眠りへ誘います
世の中には本当に素敵な絵本がたくさんありますが、今回は特に「子供を寝かしつけるとき」におすすめのお話を5つご紹介したいと思います。
良い眠りは健やかな成長に繋がります。ぜひお子さんに読んであげてください!
1. 「ねないこ だれだ」 せな けいこ(福音館書店)
PR
寝かしつけ絵本の定番ともいえる一冊です。「夜中に遊ぶ子はおばけになって、おばけの世界へ飛んで行け~!」という怖いセリフもあり、子供たちはもうドキドキです。夜になるとおばけに連れていかれないように自分でお布団に入るようになっちゃうかも?!
ママたちのエピソード
毎日、おやすみ前のお話のひとつに読んで欲しいと言うので、2歳ー3歳の娘に読んでいます。
夜中に遊ぶ子はお化けになるというのを怖がるかと思ったら、楽しんでいる模様。
非常に短いので、こちらが疲れている時でも声色を変え、なりきって読み切れます。 出典: www.amazon.co.jp
お母さんとお子さんの楽しそうな様子が目に浮かびますね。
この絵本を読み聞かせをしてから、「お化けになっちゃうよぉ~」と言うと、2歳と5歳の息子は急いで寝ようとしてくれます(^^) 出典: www.amazon.co.jp
純真な子供は、おばけになっちゃうかも!とドキドキしてしまいます。
「・・・おばけがでるぞ~・・・」怖い~い声で読むと3ヶ月の息子が「フエ~ン!」と泣くのにはびっくりしました。もう、わかっているんでしょうか。。。
この月齢の赤ちゃんにも怖いという感情をおこさせるなんてびっくりでした。
それ以来、この絵本を見ると少し緊張気味ではありますがじーっと集中して見つめておとなしくなります。
あまり反応を見せない絵本もあるなかでこの集中力はすごいです。 出典: www.amazon.co.jp
月齢の低い赤ちゃんにも効果があるという声がありました。
低い、ちょっと怖い声で読むのが効果的なようです。基本的には寝かしつけには興奮させる絵本は避けるべきですが、「夜は寝る時間ですよ」というメッセージが込められており、きちんとそれは子供にも伝わるため問題ありません。ママやパパが寄り添って、安心感ある中で読んであげてくださいね。
2. 「もうねんね」 松谷 みよこ(童心社)
PR
いぬやねこ達がみんなねんねしている絵の絵本です。
「おめめつぶって くうくう ねんね」「おめめつぶって とろとろ ねんね」など、言葉の繰り返しのリズムが心地よく、読んでいるママもつい眠くなってしまいそうです。
ママたちのエピソード
読み進めるうちに、子供の目がとろんとしてきました。
繰り返される言葉がリズミカルで、柔らかいまあるい音なので
だんだん気持ちよくなってきちゃうみたいです。
読む時は、意識して優しく、ゆっくり読むとより効果的。 出典: www.amazon.co.jp
心地よい絵本のリズムが眠りを誘いますね。
最近では「ねんねしようか?」と聞くとこの絵本を持ってくる。我が家の寝る前の定番と化している。
本当にここに出てくる子達はみんな気持ちよさそうだ。読んでいる親まで気持ちよく眠くなってくる。 出典: www.amazon.co.jp
「みんなねんね」が就寝習慣になると、ママはとっても助かります。
内容は色んな動物や子供がねむいと告げ、ねむるという単調なパターンなのですが、
優しい絵と色使い、ゆったりした文章がとても心地いいです。
何度も何度も読まされるうちに、私が先に眠くなってしまう事もしばしば(笑) 出典: www.amazon.co.jp
ゆったりとした言葉のリズムとやさしい色彩が、読んでいるママも穏やかな気持ちにしてくれます。
淡い色彩の優しい絵と、心地よい言葉のリズムで眠気を誘います。最後に絵本を閉じるときには、子供もねんねしてるかもしれませんね。眠くなるだけでなく、心も穏やかになり、おすすめの絵本です。
3. 「パパとママのたからもの」 サム・マクブラットニィ(評論社)
PR
3びきのこぐまとパパとママのお話です。
いつも寝る前に「おやすみ せかいでいちばんかわいい こぐまたち」と言ってくれるのだけど、実は誰のことが一番可愛いんだろう?と不安になってしまうこぐまたち。
でも、最後にはママとパパから「きみたちみんながパパとママのたからものだよ」という言葉を貰え、安心感と幸せに包まれながら眠ります。
ママたちのエピソード
「きみたちみんながパパとママのたからものだよ」って。みんなうっとりして、ねむりにつきました。
とても優しい気持ちになれる絵本でした。家は一人っ子ですが、3歳の息子もこの本をよんでいるときに、同じようにいってあげたらとても嬉しそうな顔をしました。子供って大事にされているということがわかるととても嬉しそうな顔をするものなんですね。こちらまで幸せな気持ちになりました。 出典: www.amazon.co.jp
絵本を読みながら、ママの気持ちをたっぷり子供に伝えましょう。
感情を込めて読むと子供が本当に幸せそうな顔をします。
「こんなかわいい○○みたことない!」という所で、娘はくすぐったそうに笑います。
最後に「しあわせいっぱいねむりにおちていった」こぐまたちのように、娘も幸せそうに眠ります。 出典: www.amazon.co.jp
しあわせいっぱいのクマの親子の物語がお子様もしあわせにします。
やさしい挿絵に素敵なお話。
読んでいて思わずほっこり笑顔になりました。
出典: www.amazon.co.jp
心があったかくなるお話で、ママとお子様の笑顔も増えそうですね。
日頃なかなか伝えられない「あなたは私の宝物」の気持ちを絵本を通じて、子供に伝えてみましょう。
こぐまたちのように、幸せいっぱいの温かな気持ちで眠りにつかせてあげたいですね。
4. 「よるくま」 酒井 駒子(偕成社)
PR
男の子が、夜中に目が覚めたらお母さんが居なくなってしまったよるくまちゃんのお母さんを一緒に探してあげる話です。
お母さんを探している途中は不安で悲しい気持ちになって泣き出してしまいますが、最後にはお母さんに会えた幸せな気持ちでいっぱいになります。
ママたちのエピソード
よるくまと言うタイトルも可愛いし、内容ものめり込むみたいで、一人遊びの時に本の内容を言いながら
遊んでたりします。お母さんを探す。。。って言うのが自分にあてはまるのかな〜 出典: www.amazon.co.jp
ママに会いたいけど会えないよるくまの気持ちがリンクするのでしょうか。
仕事帰り、お母さんがこぐまを抱っこする場面がとても印象的でした。「おまえはなんてあたたかいんだろう。」小さな手のぬくもりを思い出させる実感のこもった言葉に、私はなんともいえない気持ちになったものです。いつだって暖かいぬくもりは、幼い子どもを持つ親を幸せな気持ちにさせてくれます。 出典: www.amazon.co.jp
ママにとって子供はそこに居てくれるだけで幸せな存在ですよね。
子供がとても感情移入しやすい本らしく、読んでもらいながら娘の顔には不安やら嬉しさやらが、ストレートに現れていました。
ゆったりした声で読んであげたら、本の一番最後「おやすみなさい」に合わせて、娘も目を閉じてそのまま夢の中。
「おっぱいなしで寝たの!?」親の私は本当にびっくりしました。 出典: www.amazon.co.jp
よるくまがママに会えて、娘さんもほっとした気分で眠りについたのでしょうね。
最後は「おやすみ」で終わり、男の子は穏やかな表情で眠りにつきます。子からだけでなく、母から子への愛も書かれていて、母子ともに胸が熱くなりキュンとした気持ちになる絵本です。
よるくまのおかあさんは働くおかあさんなので、ワーキングマザーの方には特に共感できるところがおすすめです。
5. 「14ひきのこもりうた」 いわむら かずお(童心社)
PR
14匹のねずみの家族のおやすみまでの生活が描かれています。穏やかに一日が終わり、眠りにつきます。
ただ何気ない生活が描かれているだけですが、それが心を優しく温かくし、子供を眠りに導きます。
ママたちのエピソード
大きめサイズの見開きの絵。
このまま額に飾りたいほど。
細部まで細かく、とっても暖かい絵。
小道具や一匹一匹の行動が、ねずみ一家のほのぼのとした生活を物語ってくれます。
出典: www.amazon.co.jp
のんびり穏やかなねずみの家族の団らん風景が心にやすらぎを与えます。
緻密な絵と短い文章で、まどろむようなやさしさを感じさせてくれます。ねずみさんの家族が寝るまでを描いた様子。表現が細かいので物語の中に入った気分になります。幼児に読み聞かせる時、「ねずみさんたち何してる〜?」と問うとますます読み聞かせが楽しくなります。 出典: www.amazon.co.jp
読んでいると絵本の世界に入り込んだ気分にもなれます。
まもなく2歳の娘が大好きです。14ひきシリーズはどれもとても喜ぶのですが、この本は私も特に気に入りました。お話のなかで歌われるこもりうたの楽譜が最後にのせられています。娘が寝る前に読むと、こもりうたを歌うページで娘までほんとにとろ~んとしてきます。とても静かな落ち着いた本です。
今では、お昼寝の時もこの「こもりうた」をうたうのが定番となりました。 出典: www.amazon.co.jp
効果抜群のこもりうたにお母さんも助けられますね。
巻末に子守唄の楽譜がついているので、絵本を読むときにぜひ併せて子守唄を歌ってみてください。
ほっこり優しい気持ちになります。
眠る前のお話習慣で子供を寝かしつけましょう♪
きまって毎日眠る前に絵本のお話を読んでいると、「絵本を読んだ後は眠くなる」という習慣がつきます。これを入眠儀式と言います。また、大好きなママの声で寄り添って本を読んでもらえる時間は、子供にとって何よりも幸せな時間です。
親子のコミュニケーションだけでなく、寝つきが良くなることにもつながります。ぜひ、寝る前のお話習慣を毎日の生活に取り入れてください。
- 玉井クリニック「院長のコラム」玉井クリニック(http://tamai-kids.blogspot.jp/2008/05/blog-post.html)
- 生馬医院「夜泣き」生馬医院(https://goo.gl/EZakz9)