生後8か月うちの子、食べ過ぎ?
離乳食が始まると、ママは本当に大変です。おかゆをすり潰したり、野菜を裏ごししたり。アレルギーに注意しながら少しずつ進めていくのですが、なかなか思い通りには進まないもの。
皆さんの赤ちゃんは毎回どのくらいの量を食べていますか?月齢などで変わって来るのですが、標準とされる量よりも少なかったり、多かったりすることもあるかと思います。
筆者は子供が2人いるのですが、2人とも断然前者に当てはまり、母乳への執着が強くて離乳食が進まず、毎回とても苦労していました。
筆者のように離乳食を食べずに悩むという話はよく聞きますが、逆に我が子が食べている離乳食の量が多すぎるのではないかと悩んでいるママも。
今までは50gくらいでだいたい6枚切りの1/2をあげていたのですが、最近足りないみたいで(>_<)
食パン以外のじゃがいもやサツマイモなどを足すようにしたほうがいいですか?
ちなみにおかゆは80g余裕で食べます(>_<)
今回は、赤ちゃんが食べる離乳食の「量」について、ママリに寄せられた、先輩ママたちの体験談をご紹介します。
離乳食をたくさん食べる赤ちゃん…先輩ママたちからのアドバイス
赤ちゃんが離乳食をパクパク食べてくれるのはとてもうれしいことですよね。
しかし、毎回用意した量で満足してくれないとなると話は変わってきます。赤ちゃんが離乳食をたくさん食べるという場合、ママたちはどのように対処しているのでしょうか?
ママリに寄せられた、先輩ママたちの声をご紹介します。
タンパク質の取りすぎだけは要注意
栄養士さんに離乳食の量を聞いた時、お粥や野菜はおかわりOKと言われました。
たんぱく質だけは、内臓への負担が大きいので量は気をつけたほうが良いそうです。
色んな食材をあげる意味では、ジャガイモにしても良いと思いますが、パンが多いとダメってことはないと思います。
赤ちゃんのときから食パン1枚を完食しちゃうなんて、なんとたくましいのでしょう。
赤ちゃんがお代わりを求めるときは、負担のかかりやすいタンパク質の量に気をつけ、消化の良いおかゆや野菜類をあげるようにすると良いとのこと。なんでもパクパク食べてくれるとママとしても作りがいがありますね。
- 宝塚市「離乳食の進め方の目安とポイントについて」(http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/kenkofukushi/1017522/1028159/1028160.html,2020年9月7日最終閲覧)
- 岩見沢市「Q&A-離乳食と栄養-食べ過ぎで肥満が心配」(https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/content/detail/1507838/,2020年9月7日最終閲覧)
パンよりもおかゆの方が腹持ちが良い!
1枚ならいいと思いますが、それでも足らないかも知れませんね。
サンドイッチ用なら9ヶ月頃には1枚いいみたいですが、パンはおやつ程度にしておかゆにしてみてはどうですか?
同じ炭水化物でも、パンよりおかゆの方がおなかにたまりやすいとのこと。
パンが好きな赤ちゃんも、間隔が空かずにおなかが空くようなら、おかゆの方を優先してあげるようにしてみるのもよいですね。
野菜入りのおかゆにすれば満腹感もアップできそうです。
まず、野菜を増やしてみる
ちょっと物足りなさそうだな…というときは、まず先に野菜の量から少しずつ増やしてみるとのことです。
赤ちゃんのようすを見て、それでも物足りなさそうならおかゆなど炭水化物を増やす、という順番も良さそうです。
それにしても、野菜をたくさん食べてくれるなんて離乳食が進まず悩んだ側としては本当に羨ましいです。
主食は100g、トータル280gほどを完食
内訳や毎回測ってなくてばらつきあると思いますがトータル280gくらいで、そのうち普通のご飯よりの軟飯100gです!
もちろんBFそれだと足りないのでベビーランチ1箱と100gの主食になる分食べて、それでも足りないときは持ち合わせてる小さいパンなどのおやつ足してます⑅◡̈*
ご飯だけで100g、トータルで280g程度を毎食しっかり完食している11カ月の赤ちゃん。立派ですよね!
1食分のベビーフードだけでは足りず、主食やパンまでも食べるそう。こんなに食べてくれると食事の時間も楽しく過ごせそうですね。
朝ご飯にホットケーキ2枚をペロリ
すっごい食べるのびっくりしますよね!
うちは朝に直径15センチ、厚さ2センチくらいのホットケーキ2枚食べます!
昼と晩はおおよそですが、ご飯100グラム以上、汁物子ども茶碗に半分以上、副菜50グラム、メインのおかず50~100グラムくらい食べます!
上の子が食べるのゆっくりで、大体襲いにかかるので、ご飯食べた後の子どもの様子でベビーせんべいや果物などあげたり、ご飯おかわりしたりしてます(^O^)!
朝食に厚みのあるホットケーキを2枚完食する1歳の赤ちゃん。大人でも満足しそうな量をしっかり食べられて、朝からエネルギーも満タンですね。
普段の食事量も素晴らしいです。ご飯100g以上、汁物は茶碗半分以上、副菜50g、主菜50gと、詳細を書いてくださっているので、子供が食べ過ぎかどうか悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
外出時はベビーフードのビッグを2箱+おやつ
ビッグサイズのベビーフードを2個完食するとは、将来が楽しみですね。
ベビーフードの1食分は目安であって、赤ちゃんの食欲や成長によって食べる量にも個人差があります。タンパク質の量を考えつつ、食べさせてあげましょう。
外出時には便利だけどベビーフードは食費がかさむ、と思っているママもいると思います。そのときは、ベビーフード1個におにぎりなどを持参して、炭水化物で調整するのも、節約になって良いかもしれませんね。
他にできる対策はある?
離乳食に使う食材や内容などで工夫してみても、やっぱり食べさせすぎかも?と思う場合は、食感や食べさせ方についても変えてみるのはいかがでしょうか。
離乳食の硬さや大きさに変化をつける
離乳食は、赤ちゃんでも食べやすいようやわらかくしているものもたくさんありますが、あまりやわらかすぎると噛まずに飲みこむことができるので、満腹感を得る前に食べすぎてしまうことも。
そういう場合は、月齢に沿って少し具を大きめにしてみたり、しっかり噛めるように食材の硬さを変えてみるなどの工夫をしてみるのはいかがでしょうか。
ゆっくり与えることを意識する
赤ちゃんに限ったことではありませんが、食べるスピードが早すぎると、満腹感を得る前に食べすぎてしまいがち。
大人でも食べ過ぎを抑えるためにゆっくり食べることが推奨されていますので、赤ちゃんに離乳食を与えるときも、次々にスプーンを口に運ぶのではなく、一口の量を少しずつにして、次の一口も時間をかけてゆっくり与えてみてください。
ほかに気をそらす
与えるべき離乳食の量を食べさせ終わっても、赤ちゃんがまだ食べたそうにしていると、かわいそうに思ってつい食べ物をあげてしまいがち。そんなときは食べさせるのではなくほかのことで気をそらせてみてください。
たとえば、昼間だったら外に散歩に出かければ、いろいろと刺激になるものを見て食べ物のことを忘れてくれるかもしれません。
外に出られないときには、部屋の中で移動したり、おもちゃや絵本などで遊ばせたり、ほかのことに気が向くよう誘導してみるのもいいですね。
栄養のバランスを考えながら、楽しい離乳食タイムを
離乳食の時間、筆者にとっては苦痛以外の何でもなかったのですが、こんなに食べてくれると食事の時間も楽しい時間になりそうですね。しかし、食べ過ぎて悩むこともあると知り、やはり離乳食には悩みがつきものだと改めて感じました。
用意するママは大変ですが、ご飯をたくさん食べてくれるのは素晴らしいことですし、食事は楽しい時間ということを教えるのはとても大切なことです。食べすぎなのか心配な場合、身長や体重を母子手帳の成長曲線で確認し、カーブにそって伸びていれば問題ありません。
子供のペースに合わせて、栄養バランスを考えながら、できるだけ楽しい食事時間を心がけたいものですね。
- 国立市役所 子ども家庭部 子育て支援課 子ども保健・発達支援係「離乳食困った相談 Q&A」(http://www.city.kunitachi.tokyo.jp/kosodate/kosodate/kosodate9/1465447579494.html,2020年9月7日最終閲覧)
- 富士見市健康増進センター「離乳食のおはなし〜離乳初期編〜」(https://www.city.fujimi.saitama.jp/kosodate_kyoiku/kosodate_oen/nenreibetsu/baby/baby/rinyusyokudouga.files/rinyushokinoohanasi.pdf,2020年9月7日最終閲覧)