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監修:鈴木さや子

世帯年収800万円以上、夫婦フルタイム家庭が教育費に備えてすべきこと

生活していくために十分な収入があり、貯蓄も容易にできると考えやすい、年収900万円前後の世帯。ただし、収入が多い分支出も多くなりやすい点が、この年収層の特徴です。お財布の中身に余裕があるからこそ、むだな出費が増えないよう意識しなければなりません。具体的な世帯を例に、注意点や教育費準備のコツをご紹介します。

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世帯年収800万~999万円の世帯、子供を大学に行かせるのは簡単?

年収およそ900万円の収入層は、一般的に考えると生活していく上での過度の浪費がなければ、中学校から私立に通ったとしても、私立大学まで行かせることができるでしょう。

今回は以下のような世帯構成を前提としてお話しします。

夫婦 働く 保育園 PIXTA

  • 夫:手取り年収550万円 35歳 正社員
  • 妻:手取り年収350万円 33歳 正社員
  • 子:一人(0歳代)

妻は子供が保育園の1歳クラスに入園後、フルタイムで復帰予定とします。

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上の記事でご説明したように、大学の初年度納付金に備えるには、子供が18歳までに500万円の貯蓄があると安心です。子供が生まれてからすぐに貯金をスタートすれば、月額23,000円ほどの貯金で達成できる計算です。

共働きでしかもフルタイムならば、大学に行かせるための資金は余裕を持って貯められると考えやすいでしょう。しかし、リスクがないわけではありません。いくら収入が多くても、その分支出が多ければ生活は苦しくなってしまうためです。

高収入の世帯がはまりがちな落とし穴を知っておき、気を引き締めて貯蓄していきましょう。

この年収層が陥りやすい「失敗やりくり」

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記事の監修

鈴木さや子

毎日を笑顔で過ごすために、生活に役立つお金の情報やキャリアの考え方を、セミナーや雑誌のコラム、ブログ、Facebookなどを通じて発信。保険や金融商品などを一切販売しないFPとして活動しています。専門は教育費・ライフプラン・マネー&キャリア教育・確定拠出年金。
企業研修や一般消費者向けセミナー以外に、児童館・幼稚園・小中学校などの講演・ワークショップなど、保護者や、親子向けイベントもしています。高校生・中学生の母。

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