同時に行う注射は「4本まで」、0歳代予防接種スケジュール例
ワクチンにはそれぞれ接種開始に適した年齢(期間)があり、その期間内に受ける必要があります。
なかでも0~1歳までに受けるべきワクチンは種類も回数も多く、病院に通うママも、毎回注射を受ける赤ちゃんも大変。赤ちゃんの体調はいつもよいとは限らないため、予防接種を予定していた日に接種できない可能性も。そこで、日本小児科学会では以下のように提言し「同時接種」を勧めています。
1)各ワクチンの接種率が向上する。
2)子どもたちがワクチンで予防される疾患から早期に守られる。
3)保護者の経済的、時間的負担が軽減する。
4)医療者の時間的負担が軽減する。
以上より、日本小児科学会は、ワクチンの同時接種は、日本の子どもたちをワクチンで予防できる病気
から守るために必要な医療行為であると考える。 ※1
同時接種を何本までとするかは保護者の考え方次第ですが、この記事では同時に行う注射を「4本まで」とする場合の接種スケジュールを紹介します。同時接種をしない場合と比べると、時間的な負担やうち忘れのリスクは低くなるでしょう。
接種時期と種類について、以下の表をもとにお伝えします。かかりつけ医と相談の上、打ち漏れがないよう予防接種を進めてくださいね。
Ⓒママリ
生後2ヶ月
- 小児用肺炎球菌(1回目)
- ヒブ(1回目)
- B型肝炎(1回目)
- ロタウイルス(1回目)