0歳児の赤ちゃんに読み聞かせたい絵本ベスト9
赤ちゃんの時期から本を読み聞かせてあげたいけれど、何を選んだらよいのか悩むところですよね。たくさんの絵本が出版されていますが、0~1歳児向けの絵本には、赤ちゃんが楽しく聞ける音や色の刺激が詰まっています。
小さいうちはあまり大きなリアクションもなく、読んでいても手ごたえを実感しにくいかもしれません。でも、赤ちゃんにとっては楽しい時間。パパやママの笑顔を見ながら過ごすふれあいのひとときです。
ワクワクするように声を弾ませて、一緒に楽しみながら読んでくださいね。
9位.くっついた
キンギョさんも、ゾウさんも、アヒルさんも、みんな「くっついた」の繰り返し。ページをめくるたびに仲良くくっつく動物たちに思わず笑顔になるストーリーです。
最後はパパやママとも「くっついた」。家族の笑顔がつながる1冊で、本を読み終わってからも、きょうだいで一緒に身近なものに「くっついた!」と遊んだり、何気ないときにも動作を取り入れてあやしたり。
スキンシップを大事にしながら読んでみてくださいね。
8位.もこもこもこ
黄色と青で描かれた空と地面。「しーん」というセリフから始まるこの絵本は、話が進むにつれて「もこ」とでてきた正体不明の盛り上がりがどんどん大きくなっていきます。
育つにつれ、「もこもこ」「にょきにょき」など不思議な音をたてていき、最後には「ぱくっ」という音が。感性を刺激するオノマトペがたくさん使われていて、大人も病みつきになる、不思議なおもしろさです。
はっきりとしたストーリーや登場人物がいるわけではありませんが、正体不明の「もこ」だからこそ、自由に想像できる楽しさがあります。
思いっきりおもしろい音を出して、げらげら笑ってくれたら大成功。
7位.しましまぐるぐる
赤ちゃんにもわかりやすい黒や顔のモチーフを使い、最後まで興味を引くよう工夫されている1冊。繰り返される「しましま」と「ぐるぐる」のフレーズにカラフルなイラストの世界観がポップ。
まだ視力があまり発達していない0歳児からを対象に作られている「いっしょにあそぼ」シリーズとしてラインナップ。文字が少なめで、読み聞かせるというより一緒に見る本という感覚になるかもしれません。
カラフルで見ているだけでも楽しいので、0歳児のときは色と音を楽しんで、ちょっと言葉がわかるようになってきたら、色のお勉強にも使えそう。
6位.いないいないばぁあそび
ページをめくると、手で顔を隠したイヌやネコ、怪獣さんまでが「ばぁ」と登場。最後はママも「ばぁ?」と、演技力で楽しさが倍増できる楽しい1冊。
0歳児向けで、まだ声が出せるようになったばかりの赤ちゃんでもおしゃべりの練習ができます。ちょっとおしゃべりができるようになってくると、一緒に「ばぁ」と遊べて楽しいですよ。
私も友人にプレゼントしてもらったのですが、息子が気に入って毎日何度も「ばぁ」をしました。家じゅうどこでも「ばぁ」ができるので、一緒に楽しめる良いプレゼントだったなぁと感謝しています。
コンパクトでカバンに入れておでかけできるのもうれしいポイント。電車などの中でも静かに楽しめて大助かりです。周りも一緒に笑顔になってくれると良いですね。
5位.ぴょーん
カエル、子ネコ、イヌ、バッタ、ウサギ、カタツムリが「ぴょーん」と飛び出す元気な絵本。ページをめくるたび、目に飛び込んでくる動物たちがリアルで、コミカルな動きに夢中になります。
0歳児なら、手や足を持ってぴょーんと動かしたり、絵を何度もめくって見せたりと、飽きることなく読んであげられます。1歳を過ぎると一緒に飛び跳ねて、体を動かしながら楽しく読める絵本です。
赤ちゃんも楽しい「ぴょーん」の音に、笑顔になってくれます。動物たちのようすや名前も合わせて覚えられて、勉強にもなりますよ。
4位.きんぎょがにげた
金魚鉢に入っていたはずの1匹の金魚が、家じゅうを逃げ隠れ。カーテンの柄やキャンディの瓶の中など、かわいい金魚を追いかける絵探しの絵本。発売から40年たっても愛され続ける名作です。
コロンとした金魚の愛らしいフォルムと、カラフルなインテリアやイラストにワクワクしながら、一緒に金魚を追いかけます。本の中に入り込んだような気分が楽しめますよ。
0歳児の頃は、読みながら親が金魚を指さしてあげて。何度も読み聞かせているうちに、自分でも見つけてみたくてうずうずしてくるはず。上手に見つけられたら思いっきり褒めて、一緒に喜んであげましょう。
3位.おつきさまこんばんは
空に浮かぶ大きなおつきさまと「こんばんは」。月とお話しするようにして読める、ほっこりとした気持ちになる絵本。屋根に並んで空を見上げる、ネコの目線で描かれています。
雲が流れていくと、そこにはほっとしたような表情のおつきさま。赤ちゃんも一緒にそわそわしたりホッとしたり、素直な反応が楽しめます。
おつきさまの表情の変化やゆったりとした時間の流れは、おやすみ前の読み聞かせにも向いています。静かな優しい声と落ち着いたトーンで読んであげましょう。あいさつの練習にもなりますよ。
2位.じゃあじゃあびりびり
真っ赤な表紙をめくると、そこには身近なオノマトペがいっぱい詰まっています。何度読んでも楽しいのは、「じゃあじゃあ」「びりびり」「ぶーぶー」「わんわん」など、聞くだけで何の音かすぐに気づくわかりやすさ。
明るいイラストと簡単な構成で、初めての1冊に迷っているパパとママにおすすめしたい絵本です。
0歳児の頃は音の出るおもちゃを選ぶことがありますが、この本なら、それを絵本の世界で楽しむことができます。大好きなパパやママの声で興味をそそる音を聞くことができ、好奇心も全開。おでかけに持って行けるコンパクトサイズもうれしいですね。
1位.いないいないばあ
ネコ、クマ、キツネ、ネズミなどたくさんの動物たちと繰り返す「いないいないばあ」。思わず笑顔になれる幸せな1冊です。
ぬいぐるみのような愛らしいイラストは、それぞれの動物たちにキャラクター性があり、表情も豊か。読みながら「この子ならどんな声で『ばあ』って言うかな」と、想像しながら読みたくなりますよ。
読むときは一緒になって「ばあ!」と遊んであげましょう。恥ずかしがらず、思いっきりやってみるのがコツ。本と声と音の刺激に、力いっぱいこたえてくれるでしょう。
大きくなってくると、お気に入りのぬいぐるみや人形に「ばあ」をさせているというレビューもありました。長く読み、遊べる絵本は、きっと気に入ってくれると思いますよ。
楽しく学べる絵本の世界、ふれあいを大切にして読もう
0歳児の時期の子育ては「まだ小さいから伝わっていないんじゃないかな」と手探り。おもちゃや絵本も、何を選んであげたら良いのか不安に感じることがあるかもしれません。
でもなるべくなら、きれいな色やイラストと触れ合ったり、さまざまなリズムや言葉を聞かせたり、さまざまな経験をさせてあげたいですよね。ひざに優しく抱っこしながら読むと、思わず一緒に楽しめることに気づきますよ。
幸せな時間は、また明日の笑顔につながります。今日もたくさんふれあって、楽しく絵本を読んであげてくださいね。