離乳食でそうめんはいつから与えられる?初期から食べさせてもよい?
離乳食としてそうめんを与えることができる目安の時期は、離乳食中期の生後7ヶ月から生後8ヶ月頃です。お米に慣れてきた頃に挑戦してみてください。そうめんは塩分を含んでいるため、細かく折ってから、しっかりとゆでて水洗いし、与えることができます。他の麺類よりも細いため、赤ちゃんにとっても食べやすい食材かと思います。ぜひ活用してみてくださいね。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじこみ・ウラ、31ページ(学研プラス,2017)
- 松尾みゆき「はじめてでもカンタン離乳食最新版」156ページ(PHP研究所,2014年)
離乳食期にそうめんを与える方法と注意点
離乳食時期にそうめんを与える方法を、赤ちゃんの月齢別に説明しています。赤ちゃんの月齢に合わせて調理してくださいね。
- モグモグ期(生後7ヶ月から生後8ヶ月):柔らかくゆで、水洗いし、1mmほどに刻む
- カミカミ期(生後9ヶ月から生後11ヶ月):柔らかくゆで、水洗いし、1cm未満の長さに切る。
- 完了期(生後12ヶ月から生後18ヶ月):柔らかくゆで、食べやすい大きさに刻む
そうめんを与えるときのポイントは塩分を落とすために、水洗いすることです。忘れずに行いましょう。離乳食後期以降の長さは、赤ちゃんのそしゃくする力や歯の生え具合によって、調整してみてください。
細くてつるっと食べやすいそうめんは、調理がしやすいため離乳食におすすめです。ポイントをおさえて活用してくださいね。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじ込み・ウラ、34ページ、75ページ、118ページ(学研プラス,2017)
- 松尾みゆき「はじめてでもカンタン離乳食最新版」156ページ(PHP研究所,2014年)
- 公益財団法人母子衛生研究会「食材事典離乳の進行に合った食品の使い方」(http://www.mcfh.or.jp/jouhou/rinyushoku/shoukuzaijiten.html,2020年9月1日最終閲覧)
そうめんを使った離乳食のアレンジレシピ
そうめんを使った離乳食のアレンジレシピを紹介していきます。魚を入れてメイン料理にできるメニュー、また洋風や豆乳入りなど変わった味わいにできるものもありますよ。レパートリーに悩んでいる方も参考にしてみてくださいね。
離乳食中期:だしの風味をプラスして「納豆と魚のにゅうめん」
©モグック
材料
- タイ:10g
- 納豆:10g
- そうめん:8~10g
- ナス:10g
- だし汁:4分の1カップ
作り方
- タイはゆでて細かくほぐす。
- ナスの皮をむき、食べやすい大きさに切って柔らかくゆでる。
- 納豆をさっと湯通しする。
- そうめんを短く折り、柔らかくゆでて、流水につける。
- 鍋にだし汁、タイ、納豆、ナス、そうめんを加えて煮込んで完成。
納豆のぬめりと、そうめんのつるっとしたのどこしに、ナスの食感が楽しめるメニューです。タイのだしも出て、より一層おいしく感じるメニューかと思います。
納豆はひき割りを使用しましょう。また、そうめんはゆでる前に細かく折りますが、それでも長いときは、はさみなどで調整してくださいね。
離乳食中期:豆乳とみその風味がよい「豆乳みそそうめん」
©和光堂
材料
- らくらくまんまそうめん:10g
- ニンジン:5g
- キュウリ:5g
- 豆乳:大さじ2
- 手作り応援おみそしるのもと:1包
作り方
- らくらくまんまそうめんを粗く刻む。
- ニンジン、キュウリをみじん切りにする。
- 鍋に水100mlを入れて沸騰させ、ニンジンとキュウリを加え、弱火で2分ゆでる。
- 鍋にらくらくまんまそうめんを加え、さらに弱火で4分ゆでる。
- 火を止め、手作り応援おみそしるのもとと豆乳を加えて完成。
らくらくまんまそうめんは和光堂が販売している離乳食用のそうめんです。短く切ってあり、食塩を使用していないため、水洗いする必要がありません。ゆでた後に、流水につけなくてよいのは手間が省けますよね。また、手作り応援おみそしるのもとは、7ヶ月頃から与えることができる和光堂の商品で、みそとだしの風味を生かした粉末状です。おかゆなどに加えて、味付けするときにおすすめですよ。
- 和光堂「らくらくまんま」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/rakuraku/index.html,2019年2月1日最終閲覧)
- Asahiグループ食品「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/babyfood/babyfood/tedukuri/,2019年2月1日最終閲覧)
離乳食中期:和光堂の手作り応援和風だしを使って「タイと野菜のにゅうめん」
©和光堂
材料
- らくらくまんまそうめん:10g
- タイ:10g
- コマツナ:3g
- ニンジン:5g
- 手作り応援和風だし:1包
作り方
- らくらくまんまそうめんとタイを粗く刻む。
- コマツナ、ニンジンをみじん切りにする。
- 鍋に水150mlを入れて沸騰させ、タイ、コマツナ、ニンジンを加えて、弱火で2分ゆでる。
- らくらくまんまそうめんを加えて、弱火でさらに4分ゆでる。
- 火を止めて、手作り応援和風だしを加え、完成。
こちらのメニューも和光堂のらくらくまんまそうめんと、手作り応援和風だしを使用しているメニューです。国産のかつおぶしと昆布を使用した粉末状のだしで、そうめんやうどん、またみそ汁などに利用するとおいしく食べられるでしょう。
和風だしと一緒にタイのうまみに、ニンジンやコマツナの色鮮やかなスープも一緒に楽しんでくれるとよいですね。
離乳食後期:とろみをつけて食べやすい「モロヘイヤと魚のそうめん」
©モグック
材料
- ボラ:10g
- モロヘイヤ:20g
- そうめん:15g
- だし汁:1カップ
- 水溶き片栗粉:少々
作り方
- ボラはゆでて細かくほぐす。
- モロヘイヤ、そうめんをゆでてみじん切りにする。
- 鍋にだし汁を入れ、ホラ、モロヘイヤ、そうめんを加えて煮る。
- 水溶き片栗粉でとろみをつけて完成。
こちらのメニューで使われているボラは離乳食用の魚を販売しているブランド、モグックの商品です。ボラをスーパーや身近な場所で見かけることは少ないかと思います。そのときは、タイなど他の白身魚で代用しても問題ないでしょう。
葉を刻むと粘り気が出るモロヘイヤ、また水溶き片栗粉でとろみも付けているこちらのメニューは、赤ちゃんが食べやすいように工夫されていますね。
- ぼうずコンニャク株式会社「ボラ」(https://www.zukan-bouz.com/syu/ボラ,2020年9月1日最終閲覧)
- 八面六臂株式会社「ボラ」(https://hachimenroppi.com/topics/recommend/details/20151007_bora,2020年9月1日最終閲覧)
離乳食後期:さまざまな具材を入れてつゆまでおいしい「ふんわり卵そうめん」
©和光堂
材料
- らくらくまんまそうめん:15g
- ニンジン:10g
- インゲン:10g
- 溶き卵:4分の1個分
- 手作り応援野菜スープ:1包
- しょうゆ:少々
作り方
- ニンジンとインゲンは小さく刻む。
- 鍋に水150mlを入れて沸騰させ、ニンジンとインゲンを入れ、弱火で2分ゆでる。
- らくらくまんまそうめんを加え、弱火でさらに4分ゆでる。
- 溶き卵を流し入れ、しっかりと火を通す。
- 火を止めて、手作り応援野菜スープとしょうゆを加え、完成。
こちらのメニューも和光堂のらくらくまんまそうめんを使用しています。塩分を使用していないため、流水につける必要がなく初めから、野菜と一緒にゆでることができますよ。手作り応援野菜スープも和光堂の商品です。国産野菜を使った優しい味わいのスープを作ることができます。手元にこちらの商品がないときは、野菜のゆで汁を使用しても大丈夫でしょう。溶き卵は全卵を、醤油はだいたい4~5滴使用します。
- Asahiグループ食品「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/babyfood/babyfood/tedukuri/,2020年9月1日最終閲覧)
離乳食後期:粉チーズが味のアクセントに「鶏の洋風そうめん」
©和光堂
材料
- らくらくまんまそうめん:15g
- 鶏のささみ:10g
- ブロッコリー:10g
- ミニトマト:1個
- 手作り応援コンソメ:1包
- 粉チーズ:少々
作り方
- 鶏のささみを下ゆでする。
- ミニトマトを湯むきし、みじん切りにする。
- ブロッコリーをみじん切りにする。
- 鍋に水200mlを入れて沸騰させ、鶏のささみ、ミニトマト、ブロッコリーを加えて弱火で2分ゆでる。
- らくらくまんまそうめんを加え、弱火でさらに4分ゆでる。
- 火を止め、手作り応援コンソメを加える。
- 器に移し粉チーズをかけて完成。
こちらも和光堂の、らくらくまんまそうめんを使用したメニューです。また手作り応援コンソメも和光堂の商品で、国産野菜とチキンをことこと煮込んだ粉末状のスープです。洋風の味付けをしたいときには、便利なアイテムですよ。
ミニトマトは湯むきしてから、ブロッコリーは柔らかい房の部分を使用しましょう。
- Asahiグループ食品「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/babyfood/babyfood/tedukuri/,2020年9月1日最終閲覧)
手づかみ食べができる後期以降ならおやきもおすすめ!
ご飯+野菜+魚+卵をグチャグチャに混ぜて平らにして焼いていました!
いろんなバリエーションに変えられるのでお勧めです!
ご飯をソーメンに変えたりお魚をかつお節やジャコに変えたりしていました!!
手づかみ食べができるようになったら試してみたいおやき。そうめんでもおやきが作れるため、いつもはご飯を入れているけれど今日はそうめんにしてみるなど、バリエーション豊富なおやきができそうですね。
手作業で骨取り済み!モグックの冷凍魚なら手間なくお魚離乳食が作れます
©モグック
通信販売で小分けサイズの冷凍お魚を販売している「モグック」では、1パック10gという小さなサイズでパッキングした魚を販売しています。お魚は手作業で骨を取り除いています。皮つき商品・皮なし商品を販売しており、手間や栄養面を考慮して選ぶことができますよ。
(今回紹介したレシピの一部はモグック様からご協力いただき掲載しております)
離乳食の基本やレシピが月齢別に見られる和光堂のわこちゃんカフェ
日本で初めて育児用のミルクを販売した和光堂は赤ちゃんのためにとの思いから、全ての商品に置いて品質を高く保っています。そんな和光堂が運営しているわこちゃんカフェでは、自社製品である高品質のベビーフードを使用したレシピが多く紹介されています。
また、離乳食の基本を動画で分かりやすく説明し、食材のチェックリストも月齢別に説明しています。ぜひ、離乳食作りに迷ったら参考にしてみてくださいね。
(今回紹介したレシピの一部は和光堂様からご協力いただき掲載しております。)
つるっと食べやすいそうめんで新しい食感楽しんで
離乳食で使いやすいそうめんについて、詳しく説明しましたがいかがでしたか。前述していますが、離乳食用のそうめん以外を使用するときは、塩分を含んでいることがほとんどのため、ゆでた後に流水につけることを忘れないようにしてくださいね。
またメニューは和風だけでなく、洋風に味わえるものも紹介しましたが、試せそうなレシピはありましたか。食べやすく、のどごしのよいそうめんで、赤ちゃんが食感を楽しんでくれるとよいですね。