離乳食で納豆はいつから?
離乳食として納豆を与えられる時期は、離乳食中期の生後7ヶ月~生後8ヶ月からです。納豆はたんぱく質と食物繊維、ビタミンやミネラルなど、複数の栄養素が豊富に含まれているため、離乳食時期から摂取できるとよいですね。
納豆を保存する際は、冷凍保存がとても便利です。冷凍した納豆は刻みやすいので、離乳食として使用するときに便利です。また、冷凍のままゆでれば、簡単に調理することができます。
- ヤマダフーズ「実はスゴい!!納豆の栄養素」(http://www.yamadafoods.co.jp/library/nutrient/,2019年5月1日最終閲覧)
- パルシステム生活協同組合連合会「納豆」(https://kosodate.pal-system.co.jp/foods/natto/,2019年5月1日最終閲覧)
- タカノフーズ「納豆の栄養価」(http://www.takanofoods.co.jp/fun/nattoeiyo/,2019年5月1日最終閲覧)
- 旭化成ホームプロダクツ「納豆」(https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/preservation/baby/food15.html,2019年5月1日最終閲覧)
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-04,2019年5月1日最終閲覧)
離乳食に納豆を与える方法と注意点
納豆は月齢によって与え方が異なります。また、注意点もあるため、きちんと確認しておきましょう。
- モグモグ期(生後7ヶ月から生後8ヶ月):粗くつぶしてから与える。
- カミカミ期(生後9ヶ月から生後11ヶ月):細かく刻んでから与える。
- 完了期(生後12ヶ月から生後18ヶ月):粗く刻んでから与える。
納豆を与える際の大きさは月齢によって異なりますが、赤ちゃんの様子を確認しながら少しずつ与えてください。ひきわり納豆を使用すれば、粗く刻む必要がなくて便利なためぜひ参考にしてみてくださいね。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじ込み・ウラ(学研プラス,2017)
- パルシステム生活協同組合連合会「納豆とトマトときゅうりのミックス」(https://kosodate.pal-system.co.jp/recipe/recipe_713/,2019年5月1日最終閲覧)
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-04,2019年5月1日最終閲覧)
納豆を使った離乳食のアレンジメニュー
納豆を使用した離乳食期におすすめのメニューを紹介します。離乳食中期のモグモグ期と離乳食後期のカミカミ期にぴったりなレシピのため、子供の月齢に合ったものをぜひチェックしてみてください。
離乳食中期レシピ(モグモグ期):納豆と魚のにゅうめん
©モグック
材料
- タイ:10g
- 納豆:10g
- そうめん:8~10g
- ナス:10g
- だし汁:4分の1カップ
作り方
- タイは加熱して細かくほぐす。
- ナスは皮をむいて食べやすい大きさに切り、柔らかくゆでる。
- 納豆はさっと湯を通す。
- そうめんは短く折り、柔らかくゆでてよく水で洗う。
- 鍋にだし汁とタイ、納豆、ナス、そうめんを加える。
- よく煮こんだら完成。
納豆のねばりでとろみがつき、つるつるしたそうめんも食べやすくアレンジされたメニューですね。材料に記載されているそうめんの分量は調理する前のものです。そうめんは塩分が含まれているため、ゆでた後は必ず水で洗います。そうめんが長いようあれば短く切りましょう。
また、納豆はひきわり納豆を使用しています。ひきわり納豆以外のものを使用するときは、粗く刻んでから調理してください。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじ込み・ウラ(学研プラス,2017)
- 松尾みゆき「はじめてでもカンタン離乳食最新版」156ページ(PHP研究所,2014年)
離乳食中期レシピ(モグモグ期):魚と納豆の海苔あえ
©モグック
材料
- タイ:10g
- 焼き海苔(のり):8分の1枚
- 納豆:10g
- だし汁:大さじ1
作り方
- タイは加熱して細かくほぐす。
- 焼き海苔(のり)は細かくちぎってぬるま湯に浸す。
- 納豆は湯をかけてからすりつぶす。
- 材料を混ぜ合わせて完成。
材料を加熱し、混ぜ合わせるだけで簡単に作れるメニューです。魚がぱさぱさして食べにくいという赤ちゃんでも、納豆と海苔(のり)のとろみでうまく食べられそうです。
こちらのメニューでは、ひきわり納豆を使用しています。ひきわり納豆以外のものを使用するときは、細かく刻んでからお湯をかけ、すりつぶしてください。
離乳食中期レシピ(モグモグ期):魚と海苔のトロトロ
©モグック
材料
- タイ:10g
- 納豆:10g
- 焼き海苔(のり):8分の1切
- みそ汁の上澄み液:大さじ2
作り方
- タイは加熱してさっとほぐしておく。
- 納豆は湯通ししておく。
- 焼き海苔(のり)は水で戻して水気をきる。
- 鍋にみそ汁の上澄み液とタイ、納豆を加え、しばらく煮る。
- 焼き海苔(のり)を入れてひと煮立ちさせたら完成。
みそ汁の上澄み液を活用したメニューです。みそ汁を作っておけば、材料と混ぜるだけで簡単に作れるため、とても便利ですよ。調理時間は約5分と短く、時間がないときにおすすめです。
こちらのメニューでも納豆はひきわり納豆を使用しています。そのため、ひきわり納豆以外のものを使うときは細かく刻んでから調理しましょう。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):なっとうだんご
©和光堂
材料
- 納豆:大さじ2
- 軟飯:80g
- しょうゆ:適量
- 油:適量
作り方
- 納豆はゆでてざるで水気を切る。
- 水気を切った納豆と軟飯を混ぜ合わせる。
- しょうゆで味付けして4つの団子に丸める。
- 団子を薄く油を引いたフライパンで転がすように焼く。
- 表面に焼き目がつくまで焼いて完成。
団子の形をしたおにぎりは、手づかみ食べにぴったりなメニューですね。表面を焼いているため、香ばしさを楽しむこともできます。
こちらのメニューでもひきわり納豆を使用しています。他の納豆を使うときは細かく刻んでから軟飯と混ぜ合わせましょう。軟飯は赤ちゃんに合った柔らかさのご飯を使用してください。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):納豆うどん
©和光堂
材料
- らくらくまんまうどん:大さじ1と2分の1
- 納豆:10g
- ワカメ:0.5g
- ニンジン:10g
- 手作り応援和風だし:1包
- しょうゆ:少々
作り方
- わかめとニンジンは小さく刻む。
- 鍋に250mlの水を入れて沸騰させる。
- お湯の中にワカメとニンジン、らくらくまんまうどんを加えて、弱火で6分ゆでる。
- あくが出てきたら取り除く。
- 火を止めて手作り応援和風だしとしょうゆを加える。
- 器に移し替えて納豆をかけて完成。
こちらのメニューで使われているらくらくまんまうどんと手作り応援和風だしは、和光堂の商品です。らくらくまんまうどんは塩分が使用されていないため、具材をだし汁と一緒にゆでて作ることができる便利なアイテムです。塩分が使用されているうどんでも代用が可能ですが、そのときは別の鍋でゆでて水で洗ってから使用しましょう。
手作り応援和風だしは、お湯と混ぜるだけで簡単に和風だしを作ることができるベビーフードです。商品が手元にない場合は、手作りのだし汁を使用しても問題ないでしょう。こちらのレシピではひきわりを使用しています。
また、材料に記載されているわかめの分量は乾燥時のものです。少ないと思う方がいるかもしれませんが、調理すると水分を含み膨張するため心配はいりません。
- 和光堂「らくらくまんま」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/rakuraku/index.html,2019年5月1日最終閲覧)
- 和光堂「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/tedukuri/ser_tedukuri.html,2019年5月1日最終閲覧)
- パルシステム生活協同組合連合会「うどん」(https://kosodate.pal-system.co.jp/foods/udon/,2019年5月1日最終閲覧)
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじ込み・ウラ(学研プラス,2017)
離乳食後期レシピ(カミカミ期):納豆入りお好み焼き
©和光堂
材料
- 手作り応援国産コシヒカリの野菜がゆ:1包
- 小麦粉:4.5g
- 納豆:10g
- かつおぶし:適量
- 海苔(のり):適量
- 油:適量
作り方
- 手作り応援国産コシヒカリの野菜がゆを45mlのお湯で溶く。
- お湯で溶いた手作り応援国産コシヒカリの野菜がゆと小麦粉、納豆、かつおぶし、海苔(のり)を入れ、混ぜ合わせる。
- 混ぜ合わせたものを薄く広げる。
- 薄く油を引いたフライパンでじっくりと両面を焼き、完成。
手作り応援国産コシヒカリの野菜がゆは、和光堂が販売する粉末状のベビーフードです。お湯で溶くだけで簡単に野菜入りのおかゆを作ることができます。商品が手元にない場合は赤ちゃんの好きな野菜と、食べやすい硬さのおかゆを混ぜ合わせたものを使用してもよいでしょう。
お好み焼きにすると、納豆が入っていても手が汚れず食べやすそうですね。こちらのメニューでも納豆はひきわりを使用しています。ひきわり納豆以外のものを使用するときは、食べやすい大きさに刻んでから調理しましょう。
- 和光堂「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/tedukuri/ser_tedukuri.html,2019年5月1日最終閲覧)
ねばねばした納豆も離乳食に活用してみて
ねばねばした納豆は、とろみをつけることができるため活用しやすい食材でしたね。ごはんと混ぜ合わせ、焼き上げればおにぎりのように食べやすくなる点も魅力的でした。
また、ひきわり納豆を活用すれば細かく刻む手間が軽減されるため、とても便利でした。冷凍保存ができる点は離乳食だけでなく、いつもの料理にも活用できそうです。ぜひ、納豆も離乳食に活用し、レパートリーを増やしてみてください。
手作業で骨取り済み!モグックの冷凍魚なら手間なくお魚離乳食が作れます
©モグック
通信販売で小分けサイズの冷凍お魚を販売している「モグック」では、1パック10gという小さなサイズでパッキングした魚を販売しています。お魚は手作業で骨を取り除いています。皮つき商品・皮なし商品を販売しており、手間や栄養面を考慮して選ぶことができますよ。
(今回紹介したレシピの一部はモグック様からご協力いただき掲載しております)
離乳食の基本やレシピが月齢別に見られる和光堂のわこちゃんカフェ
日本で初めて育児用のミルクを販売した和光堂は赤ちゃんのためにとの思いから、全ての商品に置いて品質を高く保っています。そんな和光堂が運営しているわこちゃんカフェでは、自社製品である高品質のベビーフードを使用したレシピが多く紹介されています。
また、離乳食の基本を動画で分かりやすく説明し、食材のチェックリストも月齢別に説明しています。ぜひ、離乳食作りに迷ったら参考にしてみてくださいね。
(今回紹介したレシピの一部は和光堂様からご協力いただき掲載しております。)