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妊娠したら始めるべきは「保活」だった。わが家の保活事情を保育園見学から入園準備までの流れを紹介

「保活」という言葉を、皆さんご存じですか?保活とは保育園活動、すなわち子供を保育園へ入れるための活動。数年前から待機児童問題がニュースなどで大きく取り上げられるようになり、地域によっては入園させるのも激戦となっていますが、具体的に何をどうすればよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。今回は、筆者が行った「保活」について紹介したいと思います。保育園入園を検討しているママの参考になれば幸いです。

©ママリ

わが家の「保活」はこうでした!

わが家には今年4歳と2歳になる子供が2人おり、2人共0歳児の4月から保育園に通っています。入園当初長男は生後9ヶ月、次男は生後7ヶ月でした。

筆者の住まいは都内の入園希望激戦区。実家が遠く親を頼ることができないので、長男の妊娠がわかったときから、保育園について早く調べなければと思っていました。

ただ、周りに同じような妊娠中の知り合いもおらず、なんの情報も入ってこない状態。都内なので住んでいる地域が激戦区だということは理解していましたが、実際どれくらい待機児童が多いのか、入りにくさはどの程度なのか、そもそも何から動き始めればいいのかさっぱりわかりませんでした。

何も知らなかった筆者がどのように保活を進めたのか、紹介したいと思います。

妊娠中

妊娠 PIXTA

筆者の住んでいる地域が激戦区ということはある程度把握しており、インターネットなどで調べると、0歳児の4月入園を希望しないとなかなか認可園に入るのは難しい状態だというのがわかりました。ですので、最初から1歳まで育休を取らず、4月で育休を切り上げて復帰をするつもりではいました。しかし保活を進めていくにつれ、どれほど厳しい状況なのかを目の当たりにし、絶望。

何も知らなかったため、まずは妊娠してしばらくしてから役所へ行きました。どこに保育園があるのかも知らなかったので、認可園や認証園の場所、入園の申込方法、各園の倍率などを役所の方から教えていただきました。この倍率を見たときに愕然としました。こんなにすごいと思っておらず、入れないかもしれないとこのときに初めて焦りが。

聞くと、妊娠中から保育園の見学をする方もたくさんいらっしゃるとのこと。今はまだ認可園の申込はできないので、認証園から電話してみてはいかがですかとアドバイスをいただきました。

その後いくつか認証園に電話してみたものの、どこも子供が生まれてから再度連絡をくださいと言われ、妊娠中は特に何のアクションも起こさず過ごしました。今思えば、この「役所に話を聞きに行く」というのが一番大切だったように思います。生まれてから動き出すとなると、小さい赤ちゃんを連れての移動や話を聞くのが大変。妊娠中にいろいろと聞いておいてよかったと思いました。

この時点で、認可園の申込方法や必要書類などを頭に入れられただけでも大きな成果でした。

産後

抱っこひも PIXTA

筆者は里帰り出産をしたのですが、自宅に帰ってきてからは初めての子育てということもあり毎日家事育児に追われ、正直最初は保活について忘れていました。

長男が3ヶ月くらいになったとき、認証園から生まれたら連絡するようにと言われていたのを思いだし連絡し、見学に行きました。もちろん途中入園はできる状況ではなく、入れるとしたら次の4月。筆者が見学に行った認証園は全て抽選で、年明けにならないと結果は分からず、とりあえず申込みだけしておきました。ちなみにわが家は、認証園は全て抽選に落ちてしまいました。

来年度の4月入園の申込書や新規開設の園の情報に関しては、○○月頃発表がありますと役所へ行った際に教えてもらっていたため、その時期に再度役所へ行きました。その後会社に記入してもらう書類の準備や、どの保育園を申し込むかなどを夫と相談。無事に4月入園の申し込みを終えました。希望の園は電車でしか行けない園も含め、10箇所ほど記入しました。

筆者の住んでいる地域は4月入園の申し込みが11月、結果発表が2月の下旬なのですが、それまでは生きた心地がしませんでした。通っていた支援センターにも同じような方たちがたくさんいましたが、皆さんその話でもちきりでした。

2月下旬に通知が届き、無事に認可園へ入園が決まりました。わが家は運良く入園が決まりましたが、13箇所ほど希望を出して全て落ちたという正社員のママも。それくらい厳しい地域なのだと、改めて思いました。

その後は本当にバタバタでした。入園まであと1ヶ月ということで、決定した保育園での健康診断や面談、慣らし保育の相談、入園説明会、筆者の会社との復帰のスケジュールの調整、入園に際し必要な持ち物の購入などを経て、あっという間に入園。現在に至ります。

2人目の保活

兄弟 PIXTA

長男と2歳差で、次男が誕生。長男のときに保活についてかなり調べており経験もあったため、次男のときはそこまで焦らずに保活を行えました。

ただ、長男が認可園へ入園できたからといって油断はせず、次男も認証園には申込みをしておきました。結果を言うと、次男も認証園は全て落選。認可園は長男と同じ園を第1希望にし、第5希望まで申込みました。

筆者の地域にはいわゆる兄弟加点がありません。他の地域ではだいたい、上の子が認可園に通っていると加点があるそうなのですが、この地域にはありませんでした。それを知っていたので、第5希望まで申し込みをしたのです。結果、次男が決まったのは第3希望の小規模園。決まっただけでもありがたいことと思いつつも、正直ショックでした。これから毎日、朝晩2箇所の保育園に送り迎えしながら仕事をしなければいけないのかと思うと、不安でいっぱいでした。

いざ仕事へ復帰してみると、思った以上に大変でした。自転車での送迎なのですが、長男の園に行って荷物を準備し預け、その後次男の園へ準備、預けて仕事に行く。帰りはその逆です。

しかし今では、貴重な体験をさせてもらったと思っています。引越しでもしない限り2箇所の保育園を体験することなんてまずないですし、園によってこんなに方針ややり方が違うものなのだということも初めて知りました。0歳児のうちは、小規模園での少人数の中で、ひとりひとりとしっかり向き合ってくれる保育スタイルもよいものだと思いました。

次男の入園から1年後の4月より、無事に長男と同じ園へ転園することができました。この転園に関する申し込みも最初の申し込みと同じ作業なので活動量は全然違いますが、実質3回保活を行ったことになります。

まずは焦らず、お住まいの地域の役所へ

夫婦 PIXTA

これから初めての保活をする方は、不安も大きいと思います。

筆者がとにかくおすすめしたいのが、まずお住まいの地域の役所へ行くこと。各地域によって申し込みの締め切り時期が違うので、保育園に入れようと考えている方は、妊娠がわかった段階で行かれるといいと思います。役所のホームページなどでも情報を得ることができますが、何かと細かい規定などもあるため、役所の方に分かりやすく説明していただくのがベストだと思います。

可能であればパパも一緒に行ってもらえるとよいかもしれません。筆者は全て1人で保活を行いましたが、役所や保育園見学など、夫婦でこられている方もたくさんいました。自分では思いつかないような疑問や確認事項をパパが聞いてくれるかもしれませんし、情報を共有するという意味では一緒に来てもらえると心強いと思います。

また、筆者は地元が遠いので知り合いもおらず、初めは何もわからない状態でしたが、子育て支援センターなどで同じような子供を持つ知り合いができ、いろいろと情報を交換することができました。筆者は近隣全ての園へ見学に行ったわけではないので、他のママからの情報はありがたかったです。

働くママにとっては、保育園に入れるかどうかは死活問題。かと言って初めての妊娠・子育てとなると、毎日がいっぱいいっぱいになってしまいます。夫婦で協力し合って、あまり思いつめずにできることから始めてみてくださいね。

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